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新興市場見通し:政策期待も追い風に新興株物色は継続、IPO「ミニラッシュ」に

2020/9/19 15:00 FISCO
*15:00JST 新興市場見通し:政策期待も追い風に新興株物色は継続、IPO「ミニラッシュ」に 今週の新興市場では、日経平均が23000円台で伸び悩むなか、マザーズ指数の堅調ぶりが目立った。米国市場では主要ハイテク株の調整基調が続いたが、東京市場では日経平均の上値の重さが個人投資家の新興株シフトにつながったようだ。再生細胞薬開発のサンバイオ<4592>が急動意を見せ相場のけん引役となったほか、菅新政権の「デジタル庁」創設方針を受けてIT関連株にも買いが入った。なお、週間の騰落率は、日経平均が-0.2%であったのに対して、マザーズ指数は+4.3%、日経ジャスダック平均は+1.7%だった。マザーズ指数は9月17日に年初来高値1185.45pt(取引時間中)を付けた。 個別では、メルカリ<4385>が週間で0.8%高と伸び悩んだものの、他のマザーズ時価総額上位は全般堅調で、ラクス<3923>が同6.9%高、フリー<4478>が同6.6%高などとなった。売買代金上位では前述のサンバイオが4割以上の大幅上昇。脳梗塞を対象とした再生細胞薬の開発進展期待が再燃した。直近IPO銘柄のティアンドエス<4055>なども買い優勢。また、決算が好感されたMマート<4380>は週間のマザーズ上昇率トップとなった。一方、マネーフォワード<3994>は同2.2%安となり、モダリス<4883>も売り優勢。また、今期大幅減益見通しのはてな<3930>などが下落率上位に顔を出した。ジャスダック主力はワークマン<7564>が同2.7%高、日本マクドナルドHD<2702>が同1.0%安と高安まちまちだが、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>は同10.9%高と前の週に続き上げが目立った。売買代金上位では政策の追い風期待が高まったブロードバンドタワー<3776>や株式分割実施を発表したNo.1<3562>が賑わったが、メディアリンクス<6659>は前の週に急騰した反動から大きく下落した。IPOでは雪国まいたけ<1375>が東証1部に上場したが、公開価格を下回る初値となった。 来週の新興市場では、マザーズ指数のしっかりとした値動きが続きそうだ。米ハイテク株の調整はファンドのバリュー(割安)株シフトや決算前の利益確定売りが原因とみられる。個人投資家主体のマザーズは米ハイテク株の調整に影響されにくくなってきた。個人投資家の新興株への期待は根強い。先行して株価上昇してきた銘柄はメルカリなど足元上げ一服感が漂うものが少なくないが、BASE<4477>などは高値更新基調が継続。新政権への期待などを背景に物色のすそ野も広がりを見せてきた。 特に行政のデジタル化に絡んだ銘柄が賑わっているが、携帯電話料金削減で通信インフラシェアのJTOWER<4485>、観光振興でアドベンチャー<6030>や旅工房<6548>、農業改革で農産物流通の農業総合研究所<3541>、不妊治療支援で細胞加工のセルソース<4880>などにも注目したい。 IPO関連では、9月24日に3社、25日に2社が新規上場する。翌週にかけて「ミニIPOラッシュ」といった様相だ。IPO全般としては人気を維持しているが、今回の5社は上場市場や公開規模が様々で、初値水準にも差が出てくるだろう。法人向けクラウドサービスのトヨクモ<4058>やメールマガジンサービスのまぐまぐ<4059>などは期待が高まっているようだ。また、今週18日からキオクシアHD<6600>がブックビルディング(BB)期間に入っている。仮条件は当初想定価格を下振れしており、BBにおける需要状況を注視したい。 《FA》
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1375 東証プライム
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きのこ総合メーカー。主力の「まいたけ」で国内トップシェア。ぶなしめじ、エリンギ、マッシュルームなども手掛ける。代替肉の開発に成功。まいたけ事業では新設計製品を拡充。エリンギは多様な販売施策を推進。 記:2024/07/29
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国内最大のハンバーガーチェーン。1971年創業。2900店舗超。米マクドナルド・コーポレーションとライセンス契約を締結。時間帯に合わせたメニューラインアップを強化。デリバリーサービスの提供店舗拡大図る。 記:2024/07/29
3541 東証グロース
267
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時価総額 11,801百万円
情報セキュリティ機器の開発・製造・販売を行う。OA関連商品の販売、保守・メンテナンス事業等も手掛ける。小規模企業マーケットのノウハウ等が強み。配当性向30%目安。中計では27.2期売上高168億円目標。 記:2024/06/07
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都市型データセンターの運用、クラウド・ソリューション等を手掛けるコンピュータプラットフォーム事業が主力。メディアソリューション事業も展開。独自のc9サービス、パブリッククラウドサービス等は売上順調。 記:2024/06/25
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経費精算システム「楽楽精算」が主力。電子請求書発行システム「楽楽明細」やクラウド型販売管理システム「楽楽販売」などのほか、IT人材事業も展開。楽楽精算は累計導入社数が1.7万社超。成長投資を継続。 記:2024/08/23
3930 東証グロース
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マンガビューワ「GigaViewer」を中心とする受託サービスなどのテクノロジーソリューションサービスが主力。はてなブログ、はてなブックマーク等のサービスも。受託サービスが成長の柱。出版社DX支援に注力。 記:2024/10/05
3994 東証プライム
4,489
11/25 15:30
+159(%)
時価総額 245,436百万円
経理・確定申告、人事労務等の「マネーフォワード クラウド」が主力。家計簿アプリや事業用プリペイドカード、企業間請求・決済代行サービスなども。課金顧客数は35万超。企業間請求・決済代行サービスは好調。 記:2024/10/28
4055 東証グロース
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システム開発、AIソフトウェア開発、ITインフラ構築等を行うティアンドエスを中核とする持株会社。東芝グループ、日立グループ等が主要取引先。DXソリューションは大手顧客中心に情報システム開発等の拡大を図る。 記:2024/10/08
4058 東証グロース
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時価総額 20,970百万円
クラウド型の安否確認サービスを開発・販売。大株主サイボウズの業務改善クラウド「キントーン」と連携するサービスも提供。安否確認サービスが堅調。DX需要が追い風となりキントーン連携も好調。自治体向けなども貢献。 記:2024/06/08
4059 東証スタンダード
573
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時価総額 1,613百万円
メルマガ配信プラットフォーム「まぐまぐ!」、記事販売プラットフォーム「mine」のプラットフォーム事業が主力。メディア広告事業等も。エアトリ傘下。メディア広告事業では既存メディアのコンテンツ拡充等を図る。 記:2024/10/08
4380 東証グロース
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時価総額 5,297百万円
eマーケットプレイス運営企業。業務用食材・食品の電子商取引サイト「Mマート」、業務用食器・厨房機器等の総合取引サイト「Bnet」の運営等を行う。買い手会員数は22万社超。Bnet市場の成長加速図る。 記:2024/10/11
4385 東証プライム
2,011
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時価総額 329,862百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09
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323
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+15(%)
時価総額 37,410百万円
ネットショップ作成サービス「BASE」や購入者向けショッピングサービス「Pay ID」を提供するBASE事業が主力。オンライン決済サービス、資金調達サービス等も。PAY.JP事業ではプロダクトの強化図る。 記:2024/07/08
4478 東証グロース
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3,595
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時価総額 92,474百万円
通信インフラシェアリング事業を展開。屋内インフラシェアリング、屋外タワーシェアリング、ローカル5Gサービス等を手掛ける。国内IBS事業などの拡大図る。米投資会社がTOB実施、成立なら同社株は上場廃止へ。 記:2024/10/11
4592 東証グロース
979
11/25 15:30
+14(%)
時価総額 67,188百万円
再生細胞医薬品の開発・製造・販売を行う。中枢神経系疾患が主な対象。細胞治療薬「SB623」が主要開発品。ヒト体性幹細胞加工製品「アクーゴ脳内移植用注」は日本における条件及び期限付き製造販売承認を取得。 記:2024/10/11
4880 東証プライム
1,139
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時価総額 21,282百万円
再生医療関連事業等を手掛けるバイオベンチャー。脂肪由来幹細胞加工受託サービス、血液由来加工受託サービスのほか、化粧品の開発・販売等も。卵子凍結あんしんバンクは福利厚生として上場企業中心に導入進む。 記:2024/08/26
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時価総額 8,102百万円
ゲノム編集プラットフォーム「CRISPR-GNDM」技術による遺伝性遺伝子疾患の治療薬の研究開発等を手掛ける。MDL-101がリードプログラム。JCRファーマと中枢神経領域における共同研究を行う。 記:2024/08/06
6030 東証グロース
3,840
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時価総額 30,639百万円
オンライントラベルエージェント。総合予約プラットフォーム「skyticket」を運営。国内・海外航空券を中心に幅広い旅行商材を提供。多言語対応に強み。アプリDL数は2100万DL超。国内旅行事業を強化。 記:2024/08/05
1,890
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+8(%)
時価総額 182,035百万円
減速機メーカー。小型精密減速機で世界トップシェア。NASAの火星探査車などで採用実績。回転系アクチュエータ、モータなども手掛ける。先進医療用途は需要拡大。配当性向30%目処。27.3期売上900億円目標。 記:2024/07/26
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6659 東証スタンダード
79
11/25 15:30
±0(%)
時価総額 3,689百万円
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7564 東証スタンダード
3,860
11/25 15:30
+50(%)
時価総額 315,929百万円
作業服、作業関連用品などの専門店をFC展開。ベイシアグループ。アウトドア・スポーツウエアなども取り扱う。店舗数は1000店舗超。ワークマン女子の店舗網を拡大。PB商品のチェーン全店売上構成比率は6割超。 記:2024/09/03