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新興市場見通し:米ハイテク株安も冷静に受け止め底堅く、IPOでは雪国まいたけ

2020/9/12 14:45 FISCO
*14:45JST 新興市場見通し:米ハイテク株安も冷静に受け止め底堅く、IPOでは雪国まいたけ 今週の新興市場では、マザーズ指数が1100pt台前半で一進一退の展開となった。動向が注目される米ハイテク株は3連休明けも利益確定売りに押される場面が多かった。マザーズでも積極的な買いは手控えられ、1日当たりの売買代金は1000億円台後半の水準まで減少。ただ、パニック的な売りが市場全体に広がることもなく、マザーズ指数は1100pt近辺に位置する25日移動平均線を割り込むことなく推移した。過熱感のあった直近IPO銘柄などが売られる一方、経済活動の再開や政策の追い風に期待した物色が散見された。なお、週間の騰落率は、日経平均が+0.9%であったのに対して、マザーズ指数は-0.4%、日経ジャスダック平均は+0.2%だった。 個別では、マザーズ時価総額上位のメルカリ<4385>が週間で3.4%安、フリー<4478>が同1.5%安、弁護士ドットコム<6027>が同6.1%安と軟調。売買代金上位では直近上場のSun Asterisk<4053>が過熱感から大きく値を崩し、バーチャルライブアプリで注目されていたイグニス<3689>も材料出尽くし感から売りが続いた。また、シャノン<3976>は決算を受けて急落し、週間のマザーズ下落率トップとなった。一方、コロナ禍で損益改善と報じられたBASE<4477>は同4.8%高、新型コロナウイルスワクチンの臨床試験を開始したアンジェス<4563>は同4.6%高と堅調。また、マイナンバー関連のITbookHD<1447>が上昇率トップとなった。ジャスダック主力では日本マクドナルドHD<2702>が8月既存店売上の好調を受けて同2.0%高となり、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>も同11.0%高と上げが目立った。また、メディア・リンクス<6659>の人気が続き、週間のジャスダック上昇率トップとなった。一方、ワークマン<7564>が同2.4%安、セリア<2782>が同3.9%安と軟調で、日本テレホン<9425>などが下落率上位に顔を出した。 来週の新興市場では、米ハイテク株の動向睨みで神経質な相場展開が続きそうだが、マザーズ指数は底堅く推移するだろう。米ハイテク株はまだまだ不安定な展開を強いられているが、ここまでの上昇ピッチが急だっただけに「健全な調整」と受け止める向きが多いようだ。また、足元の株式市場では経済活動再開への期待が物色の手掛かりとなっているが、移動量の増加とともに新型コロナ感染者も増える状況から抜け出した国は多くない。「ウィズコロナ」を意識した新興株物色は根強く続くとみる。 来週は、9月14日にジェネレーションパス<3195>、GA technologies<3491>、スマレジ<4431>、サンバイオ<4592>、ブシロード<7803>、18日にALBERT<3906>などが決算発表を予定している。EC(電子商取引)サイト運営のジェネパは月次売上高が好調に推移。不動産テックのGATECHも成長期待が高い。ブシロードはイベント規制の緩和観測で動向が注目されそうだ。 IPO関連では、9月17日に雪国まいたけ<1375>が東証1部へ新規上場する。実質的に2015年以来、およそ5年ぶりの再上場となるが、投資ファンドの売出規模が大きい。業績こそコロナ禍中に堅調だが、需給懸念が先行する可能性がある。また、今週は日通システム<4013>(10月13日、マザーズ)、アースインフィニティ<7692>(10月16日、ジャスダック)の新規上場が発表されている。 《FA》
関連銘柄 22件
1375 東証プライム
985
5/2 15:00
-5(%)
時価総額 39,312百万円
キノコ大手。まいたけは国内首位。マッシュルームやエリンギ、ぶなしめじも手掛け、キノコ加工品も展開。新規事業として、代替肉の早期事業化に向け試作品開発を推進。エリンギとぶなしめじ好調で、3Q累計は増収増益。 記:2024/02/29
269
5/2 15:00
+3(%)
時価総額 6,497百万円
ITbookとサムシングを中核に、ICTやDXのITサルティング、システム開発、人材サービスに加え、地盤調査改良、地盤保証等を行う。今期3Q累計はシステム開発や人材が足踏みも、利益は改善傾向となった。 記:2024/04/05
6,970
5/2 15:00
-20(%)
時価総額 926,731百万円
国内最大のハンバーガーチェーン。外食でも上位。米マクドナルドのライセンス下で国内マクドナルドを展開。夜メニューや新商品開発を推進。デジタルやデリバリーの活用で利便性向上。業容好調で23.12期は増収増益。 記:2024/02/29
2782 東証スタンダード
2,750
5/2 15:00
+10(%)
時価総額 208,560百万円
100円ショップ業界2位。主力は日本製グッズ。独自の企画商品や流通システムに強み。女性視点の品揃えにも定評。1998店舗展開。直営店61店舗を新規出店。24.3期2Qは増収。収益面は販管費の増加等が重し。 記:2024/01/16
3195 東証グロース
275
5/2 15:00
+7(%)
時価総額 2,276百万円
家具や家庭用品、アパレルなど70万超のアイテムを扱う「リコメン堂」を運営。商品企画関連事業、WEBメディアの運営等も。ECマーケティング事業は収益伸長。為替差損の減少等で、24.10期1Qは経常黒字転換。 記:2024/04/16
1,339
5/2 15:00
+50(%)
時価総額 49,026百万円
不動産プラットフォーム「RENOSY」を通じ、都内マンション中心の賃貸や売買、不動産投資等のサービスを提供。売却DX成約件数は2165件と増加。23.10期通期は収益伸長。24.10期は2桁増収増益計画。 記:2024/01/27
3689 マザーズ
2,995
6/29 15:00
+1(%)
時価総額 46,950百万円
恋愛・婚活マッチングサービス「with」のマッチング事業が主力。バーチャルライブプラットフォームの運営等も展開。withは口コミによる新規流入数が増加傾向。21.9期2Qはマッチング事業が2桁増収。 記:2021/06/07
3906 東証グロース
9,160
12/23 15:00
±0(%)
時価総額 41,165百万円
AI搭載のビッグデータ自動分析ツールを開発。AIアルゴリズム構築とシステム開発も手掛け、データ分析人材育成も展開。自動車衝突シミュレータのパラメータ最適化AIを開発。一部事業の譲渡もあり3Q累計は純増益。 記:2022/11/24
3976 東証グロース
419
5/2 15:00
+8(%)
時価総額 1,229百万円
マーケティングサービス会社。マーケティング支援のクラウド製品や広告配信サービス、コンテンツマネジメントシステムなどを手掛け、メタバース事業にも注力。サブスクリプション売上が順調に推移し、1Qは増収確保。 記:2024/03/28
901
5/2 15:00
-21(%)
時価総額 34,015百万円
スタートアップの新規事業やDX化支援を展開。ビジネス、テクノロジー、クリエイティブの一貫提供体制を構築。IT人材の育成・紹介も事業領域。クリエイティブ&エンジニアリングの好調で、23.12期は利益急伸。 記:2024/02/29
4385 東証プライム
1,766.5
5/2 15:00
-40(%)
時価総額 284,179百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は250万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。24.6期2Qは大幅増益。 記:2024/02/13
4431 東証グロース
2,292
5/2 15:00
+21(%)
時価総額 44,999百万円
POSシステム会社。クラウドサービス「スマレジ」を提供。サブスク売上比率は6割超。有料店舗数は3万4288店と増加続く。平均解約率は低水準維持。24.4期3Qは大幅増収増益。通期業績予想を上方修正。 記:2024/04/15
4477 東証グロース
270
5/2 15:00
-4(%)
時価総額 30,237百万円
低コスト・専門知識不要でネットショップの作成・運営ができるプラットフォーム「BASE」を運営。決済サービスも。PAY.JP事業は売上伸長。利用ショップ数、利用金額は増加続く。23.12期通期は2桁増収。 記:2024/02/25
4478 東証グロース
2,815
5/2 15:00
-71(%)
時価総額 160,109百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
4563 東証グロース
49
5/2 15:00
±0(%)
時価総額 8,753百万円
大阪大医学部発のバイオベンチャー。遺伝子医薬やDNAワクチンのバイオ医薬品を開発。受託数の順調増で手数料収入は伸長。研究開発費は減少。23.12期通期は損益改善。24.12期は大幅増収、損益改善計画。 記:2024/03/05
4592 東証グロース
430
5/2 15:00
+10(%)
時価総額 29,510百万円
バイオベンチャー。外傷性脳損傷や慢性期脳梗塞等の脳神経疾患の再生細胞薬を研究開発。再生医療等製品「アクーゴ脳内移植用注」は継続審議に。売上計上はないが、研究開発費は減少。24.1期通期は損益改善。 記:2024/04/15
6027 東証グロース
3,045
5/2 15:00
+47(%)
時価総額 67,837百万円
国内最大級の「弁護士ドットコム」を運営し、法律トラブルの解決支援を行う。電子契約の「クラウドサイン」等も。クラウドサインは売上好調。大企業、地方自治体中心に導入進む。24.3期3Q累計は業績堅調。 記:2024/03/04
3,965
5/2 15:00
±0(%)
時価総額 381,889百万円
小型精密制御減速装置大手。減速機の位置決め精度が最も高い波動歯車装置で世界首位。日本は工場稼働率の低下等が響く。24.3期3Qは北米が好調。手術支援ロボット関連向け、アミューズメント機器向けが需要増。 記:2024/02/26
6659 東証スタンダード
102
5/2 15:00
+1(%)
時価総額 4,355百万円
放送用機器・システム開発会社。IPビデオルータやスイッチ、IP伝送装置、ネットワーク管理ソフトウェアなどを開発。中南米の販売代理店開拓で販路拡大。米国大手通信の大型プロジェクト進行もあり、3Q累計は増収。 記:2024/02/23
7564 東証スタンダード
3,830
5/2 15:00
-75(%)
時価総額 313,474百万円
建設現場・工場向けワークウェアや作業用品の大手専門店。女性向けや子供服、シューズ、雨具等も。1006店舗展開。27店舗の新規出店実施。PB商品の売上比率は上昇。新規出店効果等で24.3期3Qは増収。 記:2024/04/08
7803 東証グロース
369
5/2 15:00
-2(%)
時価総額 27,447百万円
ゲームコンテンツ制作会社。トレーディングカードゲームやオンラインゲームの開発に加え、新日本プロレスやスターダムによるスポーツ興行も展開。エンターテイメント事業の伸び悩みもあり、24.6期中間期は足踏み。 記:2024/03/31
9425 東証スタンダード
333
5/2 15:00
-11(%)
時価総額 1,912百万円
携帯キャリアショップ経営から撤退し、中古モバイル機器の買取・再販に集中。22年からショーケースの傘下に。24.10期はMVNO事業者との取引拡大を想定。法人向け中古PC販売も伸びる見込み。黒字復帰を計画。 記:2024/02/07