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前場に注目すべき3つのポイント~中小型株へのシフトもやや買い疲れ感

2020/8/20 8:58 FISCO
*08:58JST 前場に注目すべき3つのポイント~中小型株へのシフトもやや買い疲れ感 20日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:中小型株へのシフトもやや買い疲れ感 ■古野電、21/2期業績予想 営業利益15億円 ■前場の注目材料:トヨタ、印でサブスク、初年度10都市、相乗り減・ニーズ多様化 ■中小型株へのシフトもやや買い疲れ感 20日の日本株市場は引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。19日の米国市場ではNYダウが85ドル安だった。新型コロナウイルス追加経済救済策を巡り共和党・民主党指導者は交渉を再開する見通しが報じられ買いが先行。しかし、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(7月開催分)で下半期の見通し引き下げが示唆されたと同時に、次回会合での追加緩和の可能性について言及がなく、利回りが上昇したことを嫌気して引けにかけて下げ幅を拡大する展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円安の23115円。円相場は1ドル106円10銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から利食い先行の展開が意識され、日経平均は23000円処での攻防が続きそうである。ただし、米国の追加経済救済策の交渉再開のほか、米中閣僚級協議においても日程調整が伝えられており、売り込む流れにはなりづらいと考えられる。日経平均は昨日の調整局面での23000円処での底堅さが確認できており、23000円を下回る局面における押し目買い意欲は強そうである。また、出来高も少ない状況であり、短期的な売り仕掛けの動きがあったとしても追随する流れにはなりづらく、早めのカバーに向かわせよう。薄商いの中では日銀のETF買い入れに伴う需給面での下支えも意識されやすい。 一方で、上値追いの流れもなさそうである。安倍首相の健康不安説なども手掛けづらくさせる要因となる。そのため、日経平均の23000円処を支持線とした狭いレンジ取引が想定される。そのため、物色の流れは引き続き個人主体による中小型株にシフトしやすく、値動きの強い材料株等に短期の値幅取り狙いの資金が集中することになりそうである。ただし、マザーズ指数は足元5営業日続伸で1100ポイント乗せといった強さが目立っているが、売買代金について昨日はやや減少している。買い疲れ感も出ていると考えられ、いったん利益確定の流れに向かうと幅広い銘柄に売りが広がる可能性もあるため、先高感は強いものの、やや慎重姿勢にもなりそうだ。 また、参加者が限られているとはいえ、米国ではアップルの時価総額が2兆ドルを超えるなどクオリティ株への物色は続いているが、半導体株は総じて軟調であり、グロース株へのシフトが強まる展開にもなりづらいところ。ソフトバンクG<9984>など、指数インパクトの大きい値がさ株を睨みながらの展開になりそうだ。 ■古野電、21/2期業績予想 営業利益15億円 古野電<6814>は2021年2月期の業績予想を発表。売上高は前期比4.9%減の790億円、営業利益は同37.8%減の15億円を見込んでいる。コンセンサス(12億円程度)を上回る。主力の舶用事業においては、各国の感染症対策に伴う経済活動の停滞により一時的に売上高が落ち込んだものの、徐々に回復に向かう見通し。産業用事業は、長距離移動自粛等の影響により車載器関連の売上高が減少するが、それ以外の商材の売上は堅調に推移する見通しとした。無線LAN・ハンディターミナル事業においては、感染症により、入札及び工事スケジュールの遅れが懸念されるものの、「GIGAスクール構想」に伴う第2四半期以降の大幅な増収を見込んでいる。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(23110.61、+59.53) ・1ドル106円00-10銭 ・日銀のETF購入 ・米経済対策効果への期待 ・コロナ向けワクチン開発の進展 ・トヨタ<7203>印でサブスク、初年度10都市、相乗り減・ニーズ多様化 ・武田薬<4502>大衆薬子会社売却へ、米投資会社に3000億円規模 ・大有機化<4187>三菱ケミから化粧品用アクリル樹脂事業を買収 ・マクセルHD<6810>新電池開発、NEDO助成事業に ・住友商事<8053>イスラエルの水素製造技術開発企業へ出資 ・三菱自<7211>小型トラックを比から輸出、東南アに資源集中 ・パナソニック<6752>ライブを効率配信、映像編集基盤開発 ・富士通<6702>サイバー攻撃遮断機器、工場—会社に通信制限 ・マクセルHD<6810>車載映像補正アルゴリズム開発9面 ・大成建設<1801>モノプラスと病院で自律ロボ実証、患者の状態を遠隔確認12面 ・多木化学<4025>水処理剤増産、千葉工場に生産設備追加 ・出光興産<5019>BDO製販から撤退、独BASFと合弁解消 ・日本製紙<3863>金属イオンで抗ウイルス効果、変性セルロース ・大日本住友製薬<4506>米で子宮筋腫適応症薬の新薬承認申請 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 15件
1801 東証プライム
5,999
5/10 15:00
+173(%)
時価総額 1,204,617百万円
大手ゼネコン。ビルや不動産開発、地下鉄、環境関連、ダム、トンネル等の建築工事、土木工事を行う。海外の大規模プロジェクトも手掛ける。今期3Q累計は土木と開発が増加も、国内建築工事の利益率低下が影響した。 記:2024/03/07
3863 東証プライム
1,109
5/10 15:00
+2(%)
時価総額 128,927百万円
大手製紙メーカー。新聞用紙や印刷用紙、情報用紙に加え、家庭紙や包装紙、段ボール等を製造、販売。家庭用の「スコッティ」等のブランドを持つ。今期3Q累計はお価格改定やコストダウンにより増収、利益は大幅改善。 記:2024/02/10
4025 東証プライム
3,995
5/10 15:00
±0(%)
時価総額 37,789百万円
化学肥料・化学品メーカー。有機複合肥料やりん酸質肥料に加え、水処理剤や機能性化学品材料等の化学薬品を提供する。ショッピングセンターの運営も。23年12月期は化学品が堅調に推移も、アグリが足踏みとなった。 記:2024/04/13
4187 東証プライム
3,260
5/10 15:00
+25(%)
時価総額 73,057百万円
アクリル酸エステルの製造販売が主力。塗料原料やインキ、先着剤原料、レジスト原料などを展開。23.11期通期は化成品事業が増益。アクリル酸エステルは自動車用塗料向けが堅調。24.11期は増収、営業増益計画。 記:2024/01/28
4502 東証プライム
4,129
5/10 15:00
+59(%)
時価総額 6,533,213百万円
製薬最大手。糖尿病治療薬のピオグリタゾン、消化性潰瘍治療剤のランソプラゾールなどを展開。希少疾患部門は売上増。フォン・ヴィレブランド病治療剤「ボンベンディ」は米国で需要増。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/10
4506 東証プライム
407
5/10 15:00
+30(%)
時価総額 161,945百万円
住友化学傘下の製薬会社。精神・神経領域に強み。24.3期3Q累計は北米で独占販売期間終了の抗精神病薬「ラツーダ」が失速。注力品の前立腺がん薬や子宮筋腫薬も冴えず。想定以上に膨張の構造改革費用も利益に響く。 記:2024/02/08
5019 東証プライム
1,066.5
5/10 15:00
+37.5(%)
時価総額 1,588,364百万円
石油元売りで国内2位。19年に昭和シェル石油と統合。石化製品や資源・再エネ開発なども。24.3期3Q累計は在庫評価影響の縮小や電力用石炭の市況軟化で足踏み。マレーシアで独自エンプラ製造装置の商業運転開始。 記:2024/03/09
6702 東証プライム
2,347
5/10 15:00
-16(%)
時価総額 4,860,890百万円
国内最大、世界有数のITサービス企業。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。24.3期2Qは小幅増収。サービスソリューションが売上下支え。コンサル等の需要が拡大。 記:2024/01/16
1,322
5/10 15:00
-64.5(%)
時価総額 3,244,263百万円
総合家電大手。家電、住設設備、FA機器、電池も。くらし事業では北米コールドチェーン、国内電材が増収。北米車載電池の増販、米国IRA補助金の計上等でエナジー部門は収益伸長。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/07
6810 東証プライム
1,552
5/10 15:00
+16(%)
時価総額 82,787百万円
リチウムイオン電池やレンズ成形品、家電、粘着テープなどを展開。LEDヘッドランプレンズ等で高シェア。ライフソリューション部門は黒字転換。海外生産拠点の生産性向上などが寄与。24.3期2Qは大幅増益。 記:2024/01/16
6814 東証プライム
2,086
5/10 15:00
-5(%)
時価総額 66,533百万円
船舶機器メーカー。航海機器や魚群探知機、無線機器、衛星通信機器等の船舶用電子機器を製造、販売する。産業用電子機器も提供。今期3Q累計は船用事業が全地域で販売が拡大した。生産効率改善等により利益率も増加。 記:2024/01/27
7203 東証プライム
3,425
5/10 15:00
-103(%)
時価総額 55,878,830百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7211 東証プライム
447.5
5/10 15:00
-2.8(%)
時価総額 666,901百万円
自動車メーカー。日産やルノーらと提携し、世界的な協業を進める。SUVやミニバン、軽自動車、商用車等を製造、販売。中国事業の構造改革進める。中南米・中東他、北米などは販売台数増。24.3期3Qは2桁増収。 記:2024/02/10
8053 東証プライム
4,243
5/10 15:00
+84(%)
時価総額 5,310,420百万円
総合商社大手。鋼管、メディアなどの非資源に強み。資源は非鉄金属が柱。24.3期3Q累計は自動車や建機が堅調。だが非鉄・化学品の市況が軟化。人件費増も利益の重石に。通期最終益反落を計画も連続増配を継続予定。 記:2024/02/07
9984 東証プライム
7,877
5/10 15:00
+141(%)
時価総額 13,571,709百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10