マーケット
5/17 15:15
38,787.38
-132.88
40,003.59
+134.21
暗号資産
FISCO BTC Index
5/19 9:44:14
10,424,816
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

前場に注目すべき3つのポイント~日経平均が25日線に接近する局面においては強弱感が対立

2020/7/3 8:56 FISCO
*08:56JST 前場に注目すべき3つのポイント~日経平均が25日線に接近する局面においては強弱感が対立 3日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:日経平均が25日線に接近する局面においては強弱感が対立 ■前場の注目材料:キユーピー、2Q営業利益30.4%減、通期予想を下方修正 ■センコーHD、5拠点新設、240億円投じEC物流増に対応 ■日経平均が25日線に接近する局面においては強弱感が対立 3日の日本株市場は、雇用統計を材料視した米国市場の流れを受けて、買い先行で始まろう。2日の米国市場では、NYダウが92ドル高だった。6月雇用統計が予想を上回ったため、早期回復期待が高まり大きく上昇して寄り付いた。その後、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)が全米の1日あたりの新たな感染者数が過去最多に達したと発表すると第2波への警戒感が強まり上げ幅を縮小。しかし、トランプ大統領が第4弾パンデミック救済策に着手したことを明らかにすると、期待感が下支えとなり引けにかけても上昇を維持した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比135円高の22315円。円相場は1ドル107円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まろう。ただし、米国市場では雇用統計の結果を材料視するも、新型コロナウイルスに関連した報道に振らされる状況であり、NYダウは引けにかけて上げ幅を縮めている。そのため、買い一巡後は次第にこう着感が強まりやすく、日経平均が25日線に接近する局面においては強弱感が対立しやすい。また、米国は独立記念日で3連休に入ったことから、海外勢のフローが限られることになる。薄商いの中を短期筋による先物主導のインデックス売買の影響を受けやすくなるため、買い一巡後の仕掛け的な商いには注視する必要がありそうだ。 そのため、日経平均の25日線接近場面では戻り売り、5日線及び22000円に接近する場面においては押し目買いといった、狭いレンジ内での取引になりそうである。また、指値状況が薄いこともあり、小さなエネルギーでも大きく振れやすくなるため、指数インパクトの大きい値がさ株の値動きを睨みながらの展開になるだろう。そのほか、中小型株については資金回転が早まっていることもあり、いったんトレンドが出ると一方向に大きく振らされる流れが目立ってきている。やや神経質な展開も想定されやすく、強いトレンドが継続している銘柄に対しての急動意には注意しておきた い。 そのため、指数がこう着の中、次第に材料株にシフトしやすいところであるが、価格変動の大きい値がさ株を避け、低位材料株での短期的な値幅取り狙いに向かわせそうである。とはいえ、オーバーウィークのポジションは避けたいところでもあり、後場半ば辺りからは材料株においても、こう着感が強まろう。そのほか、ハイテク株への資金流入の流れは継続しつつも、ややバリュー株へのシフトを想定。 ■キユーピー、2Q営業利益30.4%減、通期予想を下方修正 キユーピー<2809>は第2四半期決算を発表、売上高は前年同期比2.2%減の2630.57億円、営業利益は同30.4%減の111.94億円だった。 サラダ・惣菜事業が伸張したが、調理・調味料事業やタマゴ事業の業務用商品の売上減少、食油および鶏卵などの主原料価格の上昇が影響した。あわせて2020年11月期業績予想の修正を発表。営業利益は従来の300億円から240億円に下方修正している。新型コロナウイルス感染拡大の影響などを可能な範囲で織り込んだ。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(22145.96、+24.23) ・NYダウは上昇(25827.36、+92.39) ・ナスダック総合指数は上昇(10207.63、+53.00) ・シカゴ日経225先物は上昇(22315、大阪比+135) ・1ドル107円50-60銭 ・SOX指数は上昇(1993.61、+26.63) ・VIX指数は低下(27.68、-0.94) ・米原油先物は上昇(40.65、+0.83) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・米財政刺激策への期待 ・コロナ収束後の業績回復期待 ・センコーHD<9069>5拠点新設、240億円投じEC物流増に対応 ・トヨタ<7203>EV基盤の開発完了でマツダ・デンソーとの共同出資会社清算 ・筑波銀行<8338>明治安田生命と地域の健康増進で連携、共同セミナーなど計画 ・東洋紡<3101>新型コロナ/PCR検査試薬、唾液で判定、今月下旬発売 ・ブリヂストン<5108>タイヤの不具合、常時検知監視システム ・キトー<6409>蘭社を完全子会社に、欧サービス基盤強化 ・NEC<6701>海外反転攻勢、NTTと共同戦線・5G設備オープン化 ・富士通<6702>ストレージで新製品、ネットアップと提携強化 ・パナソニック<6752>センシング事業で新組織、営業・保守と連携強化 ・TDK<6762>車向けTMR角度センサー ・第一三共<4568>抗がん剤の臨床開始、生存期間・安全性など検証 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:30 豪・5月小売売上高(暫定値:前月比+16.3%、4月:-17.7%) ・10:45 中・6月財新サービス業PMI(予想:53.2、5月:55.0) 《ST》
関連銘柄 12件
2809 東証プライム
3,119
5/17 15:00
+19(%)
時価総額 441,339百万円
マヨネーズ、ドレッシングで国内首位。医薬も。傘下にアヲハタ。価格改定効果等で業務用は売上増。フルーツソリューションは食品メーカー向け販売が増加。23.11期通期は増収。24.11期は増収増益見通し。 記:2024/03/04
3101 東証プライム
1,066
5/17 15:00
+2(%)
時価総額 94,926百万円
フィルムや自動車用資材、環境関連素材、バイオ・医療等の高機能製品を製造、販売する。16の国と地域で事業展開。今期3Q累計は液晶偏光子保護フィルムが増加も、PCR検査用試薬や放送用フィルムが足踏みとなった。 記:2024/04/08
4568 東証プライム
5,531
5/17 15:00
+49(%)
時価総額 10,769,045百万円
製薬大手。生活習慣病や感染症、循環器領域に強み。がん領域に傾注し、HER2抗体薬物複合体「エンハーツ」に注力。麻しん・おたふくかぜ・風しん3種混合ワクチンの製造販売承認を申請。3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/03/29
5108 東証プライム
6,921
5/17 15:00
+46(%)
時価総額 4,939,504百万円
世界最大のタイヤメーカー。スポーツ用品なども。24.12期は高付加価値タイヤの増販を想定。調整営業益は前期比10%増の5300億円を見込む。増配予定。中計では26.12期に調整営業益6400億円を目指す。 記:2024/03/09
6409 東証プライム
2,724
1/25 15:00
+2(%)
時価総額 57,335百万円
搬送機械メーカー。チェーンブロックやロープホイスト等の巻上機からレバーブロックやクレーン等の多様な製品を手掛ける。インフラ需要継続で米州は好調。為替差益を計上。23.3期2Qは2桁の増収、経常増益。 記:2023/01/14
6701 東証プライム
10,965
5/17 15:00
-40(%)
時価総額 2,991,800百万円
大手ITサービス会社。システム構築やコンサル、サポート等のITサービスと、テレコムサービスや航空宇宙防衛の社会インフラが柱。通信インフラで国内トップ。今期3Q累計はITサービスと航空宇宙防衛が堅調に推移。 記:2024/03/09
6702 東証プライム
2,360.5
5/17 15:00
+28(%)
時価総額 4,888,850百万円
国内最大、世界有数のITサービス企業。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。24.3期2Qは小幅増収。サービスソリューションが売上下支え。コンサル等の需要が拡大。 記:2024/01/16
1,324.5
5/17 15:00
+2(%)
時価総額 3,250,398百万円
総合家電大手。家電、住設設備、FA機器、電池も。くらし事業では北米コールドチェーン、国内電材が増収。北米車載電池の増販、米国IRA補助金の計上等でエナジー部門は収益伸長。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/07
6762 東証プライム
7,262
5/17 15:00
-4(%)
時価総額 2,823,262百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
7203 東証プライム
3,436
5/17 15:00
+84(%)
時価総額 56,058,295百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
8338 東証プライム
299
5/17 15:00
+8(%)
時価総額 24,684百万円
茨城県が地盤の地銀。関東つくば銀行と茨城銀行の合併により設立。中小企業支援、サステナブル経営に注力。総資産は2兆8480億円。預金は公金預金、個人預金が増加。役務取引等収益は堅調。24.3期3Qは増収。 記:2024/02/22
1,152
5/17 15:00
±0(%)
時価総額 180,945百万円
総合物流大手。流通ロジスティクス、住宅物流、ケミカル物流が得意領域。貨物の保管・輸送業務を軸に貿易事業も手掛ける。料金改定などで物流事業は堅調。商事・貿易事業は増収。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/13