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後場に注目すべき3つのポイント~薄商いのなか上にも下にも動きづらく

2020/4/10 12:58 FISCO
*12:58JST 後場に注目すべき3つのポイント~薄商いのなか上にも下にも動きづらく 10日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は小幅続落、薄商いのなか上にも下にも動きづらく ・ドル・円はもみ合い、方向感は乏しい ・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位ファミリーマート<8028> ■日経平均は小幅続落、薄商いのなか上にも下にも動きづらく 日経平均は小幅続落。18.99円安の19326.78円(出来高概算6億4000万株)で前場の取引を終えている。 9日の米株式市場でNYダウは続伸し、285ドル高となった。連邦準備制度理事会(FRB)が追加支援策を導入し、中小企業、州・地方自治体支援などで最大2.3兆ドルの融資を提供すると発表。パウエル議長が融資可能な規模は「無制限」と述べたこともあり、好感した買いが先行した。また、東京市場ではオプション4月物の特別清算指数(SQ)算出に絡んだ売買が買い越しだったこともあり、本日の日経平均は154円高からスタート。ただ、寄り付きを高値にマイナスへ転じ、小安い水準でもみ合う場面が多かった。国内で新型コロナウイルスの感染者の増加が続くなか、週末とあって目先の利益を確定する売りが出た。なお、オプション4月物のSQ値は概算で19577.48円となっている。 個別では、OLC<4661>が2%超下落したほか、東エレク<8035>、ソニー<6758>、トヨタ自<7203>などが軟調。前日に決算発表した小売大手では7&iHD<3382>やローソン<2651>、良品計画<7453>が売りに押された。串カツ田中<3547>や鳥貴族<3193>といった外食株も下げが目立ち、ペッパー<3053>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、決算が評価されたファーストリテ<9983>、米金融株高の流れを引き継いだ三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>は揃って3%超の上昇。富士フイルム<4901>は2%超上昇し、ソフトバンクG<9984>もしっかり。中小型株では好決算が散見され、C&R社<4763>が東証1部上昇率トップとなり、SHIFT<3697>はストップ高水準で前場を折り返した。 セクターでは、鉱業、空運業、ゴム製品などが下落率上位で、その他も全般軟調。半面、銀行業、電気・ガス業、医薬品など4業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の66%、対して値上がり銘柄は31%となっている。 日経平均は寄り付きで3月25日以来、およそ2週間ぶりに19500円台を回復したもの の、これを高値に伸び悩む展開となった。個別株やセクターごとの動向を見ると、原 油相場の下落を受けて関連セクターが軟調なほか、新型コロナの影響が懸念される業 種を中心に売りが出ている印象。反面、FRBの追加支援策が安心感につながった銀行株 に加え、新型コロナの影響が相対的に小さいとみられる内需・ディフェンシブ関連の 一角が上昇している。これらは一昨日の当欄でも触れたとおり、週半ばまでの動きの 「リターン・リバーサル」的な流れだろう。ここまでの東証1部売買代金は1兆円をや や上回る程度で、オプションSQだったことを踏まえるとかなり少ないと言える。 日経平均の日足チャートを見ると、19100円台に位置する5日移動平均線が下支えとなっている。日経平均はファーストリテが押し上げ要因として大きいため、東証株価指数(TOPIX)の方はというと前引けで-0.53%と軟調。このため、後場は薄商いのなか日銀による上場投資信託(ETF)買い観測も出てきそうだ。一方、このところ欧米株高を背景に海外投資家から株価指数先物の買い戻しが断続的に入っていたが、本日は聖金曜日の祝日で海外主要市場が休場となるため期待しにくい。上に付けた「幻のSQ」値が当面の壁として意識される可能性もある。 米国では企業の資金繰り不安が一段と後退し、金融株やファーストリテの値動きも心強い。しかし、小売大手の決算全般としては新型コロナの影響による先行き不透明感が意識される内容となっている。注目される原油相場を巡っては、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成するOPECプラスが減産で合意できず会合を終了した。サウジアラビアとロシアが合意したものの、メキシコが参加を拒否したという。産油国の財政不安は今後もくすぶることになるだろう。東京都では9日、新たに181人の新型コロナ感染者が確認された。連日で1日当たり最多を更新しており、感染拡大ペースは鈍化していない。 これらを考慮すると積極的な売買は手掛けづらく、後場の日経平均は一段とこう着感を強めそうだ。 ■ドル・円はもみ合い、方向感は乏しい 10日午前の東京市場でドル・円はもみ合い。聖金曜日で世界の主要市場が休場のため、取引は閑散。日経平均株価は小幅安となったが、日本株安を嫌気した円買いは小幅にとどまった。一方、前日の連邦準備制度理事会(FRB)の措置でドル安に振れ、国内勢の押し目買いが観測される。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円43銭から108円59銭、ユーロ・円は118円41銭から118円68銭、ユーロ・ドルは1.0920ドルから1.0936ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ツクルバ<2978>、インフォネット<4444>など、15銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位ファミリーマート<8028> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・3月企業物価指数:前年比-0.4%(予想:-0.1%、2月:+0.8%) ・中・3月消費者物価指数:前年比+4.3%(予想:+4.9%、2月:+5.2%) ・中・3月生産者物価指数:前年比-1.1%(予想:-1.1%、2月:-0.4%) <国内> 特になし <海外> ・聖金曜日で休場:NZ、豪、香港、シンガポール、インド、南ア、独、スイス、英、米、カナダ、ブラジルなど 《HH》
関連銘柄 20件
2651 東証プライム
10,335
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時価総額 1,036,601百万円
コンビニ大手。傘下に高級スーパーの成城石井や映画館のユナイテッド・シネマなど。親会社は三菱商事。店内調理サービス「まちかど厨房」や一般用医薬品取扱い店舗を拡充。業容好調で、24.2期3Q累計は大幅増益。 記:2024/01/27
2978 東証グロース
1,032
5/20 14:59
+15(%)
時価総額 11,821百万円
中古やリノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo」の運営等を手掛ける。不動産企画デザイン事業は譲渡。マーケティング効率の改善図る。カウカモ事業は収益増。24.7期2Q累計は売上堅調。 記:2024/04/13
3053 東証スタンダード
132
5/20 15:00
-3(%)
時価総額 7,155百万円
レストランチェーン。いきなり!ステーキを主力に、炭焼ステーキやとんかつ業態を展開。不採算店舗の閉店等で、いきなり!ステーキ事業は収益性向上。23.12期通期は営業損益改善。24.12期は営業黒字転換計画。 記:2024/03/30
3,970
5/20 15:00
-5(%)
時価総額 46,139百万円
料金均一の居酒屋チェーン「鳥貴族」を運営。国産チキンバーガー専門店「TORIKIBURGER」、やきとり大吉なども。グループ店舗数は1138店舗。24.7期2Qは大幅増収増益。通期業績予想を上方修正。 記:2024/04/13
2,037
5/20 15:00
+12.5(%)
時価総額 5,417,047百万円
国内流通グループ最大手。国内外のコンビニエンスストアを中核に、スーパーや外食、金融事業を展開。国内コンビニエンスストア事業は堅調。人流回復や販促施策が奏功し、既存店売上が増加。24.2期3Qは営業増益。 記:2024/01/27
3547 東証スタンダード
1,642
5/20 15:00
-8(%)
時価総額 15,433百万円
串カツ専門店を直営・FCで全国展開。新業態の「鳥玉」「焼肉くるとん」を育成へ。24.11期は価格改定効果の通期化。新規出店はFCを含め38店舗を予定。営業最高益を計画。5月にサブスク宅配サービスを開始へ。 記:2024/03/12
3697 東証プライム
18,435
5/20 15:00
+1,000(%)
時価総額 328,346百万円
ソフトウェアの品質保証・テスト専門会社。企業向け基幹システムのソフトウェアテストやセキュリティなどを展開。エンタープライズ向けテストに強み。ロイヤルカスタマーの顧客単価が拡大し、1Qは増収・営業増益。 記:2024/01/28
4444 東証グロース
1,222
5/20 15:00
+25(%)
時価総額 2,423百万円
商用Webサイトの構築・運用が柱。企画デザインからシステム開発、保守までの一貫展開に強み。24.9期3Q累計は新規客の獲得が順調で増収増益に。通期営業最高益を計画。今年1月にAI記事作成ツールを提供開始。 記:2024/03/12
4661 東証プライム
4,687
5/20 15:00
+115(%)
時価総額 8,523,080百万円
ディズニーリゾート運営会社。アジアで最大規模。東京ディズニーランドやディズニーシー、ホテル、複合商業施設を展開する。今期3Q累計はテーマパークとホテルが堅調に推移した。入園者数や商品、飲食の販売が増加。 記:2024/02/23
1,719
5/20 15:00
+8(%)
時価総額 39,552百万円
TV業界などにプロフェッショナルやクリエイターを紹介・派遣。VRやAI関連にも進出。医療やITも定評。クリエイティブ分野(日本)は堅調。医療分野は売上増。24.2期3Q売上高、営業利益は過去最高。 記:2024/02/25
3,454
5/20 15:00
+40(%)
時価総額 4,296,351百万円
富士フイルムグループの持株会社。デジカメや写真関連、医薬品製造開発受託、高機能材料、オフィス関連等を手掛ける。イメージング部門は堅調。デジタルカメラなどの販売が伸びる。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/02/25
6758 東証プライム
13,065
5/20 15:00
-35(%)
時価総額 16,476,036百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
7203 東証プライム
3,447
5/20 15:00
+11(%)
時価総額 56,237,760百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7453 東証プライム
2,360
5/20 15:00
-10.5(%)
時価総額 662,641百万円
大手雑貨店チェーン。生活雑貨や衣服、食品等を販売する「無印良品」を国内で展開。海外では「MUJI」を展開。国内外で1230店舗展開。国内は28店舗を新規出店。国内事業は収益伸長。24.8期1Qは大幅増益。 記:2024/02/02
2,287
11/11 15:00
+2(%)
時価総額 1,159,164百万円
コンビニで国内2位。総合スーパーのユニーを業務提携先のPPIHに譲渡し、コンビニ専業に。21.2期上期はコロナ禍に伴う来店客減少が響き足踏み。親会社の伊藤忠によるTOBが成立。11月12日付で上場廃止に。 記:2020/10/07
8035 東証プライム
36,340
5/20 15:00
+250(%)
時価総額 17,139,143百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
1,563
5/20 15:00
+9.5(%)
時価総額 20,759,758百万円
国内最大の金融グループ。傘下に三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJニコス、三菱UFJモルガンスタンレー証券。アセットマネジメント事業を強化。金利上昇や国内外の預貸金収益増加で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/28
9,869
5/20 15:00
+146(%)
時価総額 13,566,825百万円
総合金融グループ大手。傘下に三井住友銀行、SMBC日興証券、三井住友カードなど。ノンバンク子会社多数。燃費効率の高い次世代型航空機に特化した投資・ファイナンスを実施。全事業部門好調で、3Q累計は増収増益。 記:2024/03/25
9983 東証プライム
41,360
5/20 15:00
+350(%)
時価総額 13,161,621百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,312
5/20 15:00
-238(%)
時価総額 14,321,194百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10