マーケット
4/26 15:15
37,934.76
+306.28
38,239.66
+153.86
暗号資産
FISCO BTC Index
4/29 22:14:20
9,793,957
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

前場に注目すべき3つのポイント~あっさり25日線を下回るとセンチメントに変化

2020/1/22 8:55 FISCO
*08:55JST 前場に注目すべき3つのポイント~あっさり25日線を下回るとセンチメントに変化 22日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:あっさり25日線を下回るとセンチメントに変化 ■前場の注目材料:東製鉄、3Q営業利益28.7%増、コンセンサス上回る ■日産自<7201>中国CATLからEV用電池、来年度、新型車に搭載 ■あっさり25日線を下回るとセンチメントに変化 22日の日本株市場は、米国市場の下落影響から、神経質な相場展開になりそうだ。祝日明け21日の米国市場では、NYダウが152ドル安となった。米ワシントン州の男性が新型コロナウィルスによる肺炎に感染していることが、関係筋の話で分かったと伝えられる中、感染拡大への懸念からリスクオフの流れとなった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比105円安の23755円。円相場は1ドル109円80銭台とやや円高に振れて推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行の相場展開となり、テクニカル的には前日の下げによって25日線に接近しており、同線での攻防が意識されやすい。ギャップスタートであっさり25日線を下回って始まるようだと、心理的にも様子見ムードが強まりやすくなるだろう。昨日は参加者が限られていることもあり、東証1部の出来高は連日で10億株を下回る薄商いであり、その中で先物主導によって下押した格好であった。騰落銘柄が拮抗している状況から、指数インパクトの大きい値がさ株の一角に仕掛け的な売りが出された格好とみられる。 先物市場では米系証券経由による225先物への断続的な売りが観測されていたが、下げが強まった時点では明確なネガティブニュース等もなかったこともあり、純粋なリスクオフの流れといった見方がされていた。新型コロナウィルスに関する報道から神経質になりやすいところであり、特に米国で感染者が出たことで、よりリスクオフに向かわせる可能性がありそうだ。そのため、現在の参加者が限られる中では、先物主導による仕掛け的な売買に注意しておきたい。日経平均が昨年来高値水準で鈍い動きをみせていたこともあって、売り方にとっては仕掛けやすいタイミングでもある。 一方で、米通商代表部(USTR)は21日、中国との貿易交渉を巡る「第1段階の合意」が2月14日に発効すると正式に明らかにした。制裁関税を緩和するのは2018年7月に貿易戦争が始まってから初めての取り組みとなる。また、トランプ米大統領は、ダボス会議の冒頭で演説し、米国経済の力強さや米中貿易の「第1段階」合意といった功績を自賛している。米景気回復を訴えていることもあり、大きく売り込む流れにもなりづらい。 また、決算発表が今後本格化することもあり、仕掛け的な売買としても短期的なスタンスが中心とも考えられる。物色については、新型コロナウィルスに関する材料株に資金が集中しやすいと考えられるが、こちらもスタンスとしては短期値幅取りといったところである。 ■東製鉄、3Q営業利益28.7%増、コンセンサス上回る 東製鉄<5423>が発表した第3四半期決算は、営業利益が前年同期比28.7%増の143.48億円だった。コンセンサス(130億円程度)を上回る進捗。原料となる鉄スクラップの価格が想定を大幅に下回り、採算の改善に寄与した。今後の鋼材需要については、首都圏では再開発など建設分野が堅調。 ■前場の注目材料 ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・株安局面での自社株買い ・来期の業績回復期待 ・日産自<7201>中国CATLからEV用電池、来年度、新型車に搭載 ・いすゞ<7202>UDと車台共通化へ、片山社長「合理化したい」 ・松風<7979>ベトナムに歯科材工場、21年から生産 ・豊田通商<8015>アフリカで「地産地乗」、ノックダウン生産、ガーナ・コートジも視野 ・伊藤忠<8001>全ゲノム解析事業を手がけるアイラックと提携 ・タチエス<7239>新車シートに協働ロボ導入、生産コスト3割減 ・ヤマハ発<7272>東京ロボと提携、量産型協働ロボ開発 ・ロジスネクス<7105>スペイン工場を電動フォーク拠点に ・津田駒<6217>工場の公開対象拡大、自動化提案を強化 ・デンカ<4061>窒化ケイ素基板にAI検査導入、大牟田工場で効率3倍 ・パナソニック<6752>認知障害を早期発見、国循と共同研究 ・三菱ケミHD<4188>独社を買収、日米欧で炭素繊維プリプレグの生産体制確立 ・日鉄物産<9810>全従業員にテレワーク、通勤時間削減、業務効率高める ・ロート製薬<4527>三重にスマート工場、IoT・AI活用 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・月例経済報告 <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 15件
4061 東証プライム
2,295
4/26 15:00
+8.5(%)
時価総額 203,236百万円
化学メーカー。リチウムイオンバッテリーや5G関連の最先端素材、ワクチンや検査試薬、特殊混和剤、肥料、機能性樹脂、食品用包装シート等を提供する。今期3Q累計は民生機器や高圧ケーブル向けが足踏みとなった。 記:2024/04/13
4188 東証プライム
897.3
4/26 15:00
+0.9(%)
時価総額 1,351,592百万円
国内最大の総合化学メーカー。アクリル樹脂原料や炭素繊維、光学用フィルムに強み。24.3期3Q累計は石化製品の需要が振るわず。だが産業ガスや医薬品が好調。減損損失減少も利益に効く。通期最終増益・増配を計画。 記:2024/02/14
4527 東証プライム
3,036
4/26 15:00
+74(%)
時価総額 717,036百万円
大衆薬大手。目薬やスキンケア用品、内服薬などを手掛け、OTC目薬やリップクリームで国内首位。機能性食品や再生医療を育成。デジタル医療領域からのアプローチにも着手。主力商品や好調で、3Q累計は増収・増益。 記:2024/03/29
5423 東証プライム
1,680
4/26 15:00
+35(%)
時価総額 260,508百万円
大手電炉メーカー。鉄スクラップをリサイクルし、鉄鋼製品を製造、販売。建設分野向けなどにH形鋼や電炉ホットコイル等を提供。その他地域は売上伸長。24.3期3Q累計は増収。収益面は販管費の増加等が重し。 記:2024/03/04
6217 東証スタンダード
375
4/26 15:00
-9(%)
時価総額 2,553百万円
繊維機械・工作機械メーカー。高速ジェットルームに強み。23.11期は後半にインドや中国で繊維機械の受注が回復。値上げも進んで4Qに黒字転換を果たす。24.11期は通期で黒字復帰を計画。継続前提に疑義注記。 記:2024/02/08
1,338
4/26 15:00
+13(%)
時価総額 3,283,528百万円
総合家電大手。家電、住設設備、FA機器、電池も。くらし事業では北米コールドチェーン、国内電材が増収。北米車載電池の増販、米国IRA補助金の計上等でエナジー部門は収益伸長。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/07
7105 東証スタンダード
1,503
4/26 15:00
+35(%)
時価総額 160,307百万円
大手フォークリフトメーカー。三菱重工業の子会社。コンテナキャリアやトランスファークレーン、搬送用ロボット等も。価格の適正化等により、国内事業は黒字転換。24.3期3Qは収益伸長。通期利益予想を上方修正。 記:2024/04/14
7201 東証プライム
549
4/26 15:00
+2.3(%)
時価総額 2,317,173百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
7202 東証プライム
1,949.5
4/26 15:00
+10(%)
時価総額 1,515,623百万円
トラック・バスなど商用車製造販売大手。国内トラックシェアは3割強。傘下にUDトラックス。トヨタと資本提携。ティアフォー社と路線バス領域での自動運転システム開発で協業。業容安定し、3Q累計は増収・増益。 記:2024/03/22
7239 東証プライム
1,930
4/26 15:00
-6(%)
時価総額 68,019百万円
大手自動車用シートメーカー。軽自動車から高級車、トラックのシート等を開発、製造。自動車メーカーに合わせて独自に開発。日本や中南米は黒字転換。北米は損益改善。24.3期3Q累計は2桁増収、黒字転換。 記:2024/04/14
7272 東証プライム
1,406.5
4/26 15:00
-20(%)
時価総額 1,477,742百万円
輸送機器大手。二輪で世界2位、船外機やウォータービークルでは世界トップ級。産業用ロボット、ゴルフカー、発電機なども事業領域。水素エンジン搭載ゴルフカーを開発。出荷増で23.12期営業利益は過去最高益更新。 記:2024/02/23
7979 東証プライム
2,946
4/26 15:00
-34(%)
時価総額 52,716百万円
歯科器材大手。歯科材料の製造技術を応用したネイルケア製品や工業用研磨材も展開。三井化学と資本提携。「アイスペシャルC-V」や「ビューティリンクSA」の好調もあり、24.3期3Q累計は増収・営業増益。 記:2024/02/27
8001 東証プライム
6,898
4/26 15:00
-11(%)
時価総額 10,932,571百万円
大手総合商社。繊維や機械、金属、エネルギー、化学、食料、住生活など、8カンパニー制で事業展開。ビッグモーターの事業を継承。今期3Q累計はエネルギーや化学品、金属が足踏みも、食料が回復、住生活が堅調だった。 記:2024/03/31
8015 東証プライム
9,670
4/26 15:00
+43(%)
時価総額 3,423,731百万円
トヨタ系の総合商社。自動車関連やアフリカビジネスに強み。24.3期3Q累計は金属が市況軟化で振るわず。だが自動車生産回復で自動車部品の取扱拡大。海外自動車販売も好調で増収増益に。通期最高純益・増配を計画。 記:2024/02/09
9810 東証プライム
9,290
6/20 15:00
+10(%)
時価総額 300,141百万円
大手鉄鋼商社。鉄鋼原料の調達から鋼板や鋼管等の鉄鋼製品を提供する。産業機械や自動車部品、食料、繊維も扱う。23年3月期は国内鋼材価格が上昇、円安も寄与した。繊維は国内需要が回復、欧米向け輸出も好調だった。 記:2023/05/11