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注目銘柄ダイジェスト(前場):アゼアス、シンシア、東芝機など

2020/1/21 11:37 FISCO
*11:37JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):アゼアス、シンシア、東芝機など GNI<2160>:2204円(+36円) 大幅に続伸。創薬候補化合物である肝線維症治療薬F351の中国での第2相臨床試験の進捗状況について発表している。臨床試験を実施した病院による監査プロセスが完了した後、主任研究者と統計学者がデータを分析した上で臨床試験の盲検を解除するために2回会議を開催し、解析結果が確定させる。また、肝線維症、肝不全、肝炎患者の薬物動態研究が進行中で、早期に完了することを目指すとしている。なお、株価は一時2253円まで上昇後、上げ幅を縮めている。 シンシア<7782>:763円(+77円) 急伸。前日に19年12月期業績予想の修正を発表している。営業利益は従来予想の0.65億円から1.54億円に上方修正、売上高は下振れるものの、販管費圧縮などのコスト削減効果が収益上振れの背景に。期末配当金も従来計画の2円から4円に引き上げると発表している。また、新たに導入する株主優待の内容も発表、200株以上保有の株主を対象に、同社ブランド商品の割引券を贈呈する。 アゼアス<3161>:1074円(+150円) ストップ高。新型ウイルス関連として上値追いの動きが継続している。中国を中心に感染が拡大している新型コロナウイルスについて、中国政府の専門家は、人から人への感染を確認したとしている。今後の感染の広がりに対する懸念があらためて強まる状況に。同社のほか、川本産業<3604>がストップ高買い気配、日本エアーテック<6291>や日本アビオニクス<6946>、マナック<4364>などが値を飛ばす展開になっている。 東芝機<6104>:3355円(-350円) 急反落。前日は、旧村上ファンド系からTOBを実施する通告を受けたとの発表で急伸、将来的な株主還元策拡充期待や目先の需給思惑の強まりにつながった。一方、前日には旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンスがTOBを実施すると発表、TOB価格3456円で発行済み株数44%の取得を目指すとしている。前日終値からは7%低い水準であり、本日は思惑買いの反動が優勢になっている。買収防衛策の行方なども見極め材料に。 神戸物産<3038>:4270円(±0円) 朝高後、値を消す。SMBC日興証券では投資判断を新規に「1」、目標株価を4900円としている。節約志向の高まりと人手不足は追い風であり、フランチャイジーの出店により自ら稼働率も上げられる、M&Aによる成長が期待できる加工食品メーカーとして、高評価しているようだ。また、収益構造面では食品メーカー兼卸に近く、バリュエーションは加工食品メーカーと比較することが可能ともしている。 ACCESS<4813>:942円(-5円) 朝高後マイナス転換。投資有価証券の一部を売却し、投資有価証券売却益が発生したと発表している。政策保有株式の見直しと保有資産の有効活用を図ることが目的。19年12月に売却済の上場有価証券の売却益と合わせ、2.32億円の投資有価証券売却益を20年1月期第4四半期に特別利益として計上する。通期予想(純利益は前期比0.7%増の3.80億円)の修正が必要となった場合には速やかに知らせるとしている。 シルバーライフ<9262>:2858円(-32円) 一時2980円まで大幅上昇。東証の承認を受け、27日から第1部に上場市場を変更すると発表している。2月末からTOPIX(東証株価指数)の構成銘柄に組み入れられるため、パッシブファンドなどの需要を期待した買いが入っている。20年7月期は冷凍弁当の直販事業が順調で、期初計画(営業利益は前期比11.8%増の9.90億円)通りと見込む。一方、21年7月期は食品製造工場の稼働に伴う減価償却費等の増加で利益が前年を下回る恐れがあるという。なお、株価は朝高後、上げ幅を縮めマイナスに転じている。 ラクス<3923>:1981円(+31円) 大幅に続伸。19年12月の全社売上高が前年同月比36.8%増の10.31億円になったと発表している。前月(31.8%増)より伸び率が拡大した。クラウド事業は35.3%増、IT人材事業は41.8%増で、いずれも前月(32.1%増、30.7%増)より伸長している。好調な売上高に加え、株価が25日移動平均線を上回り、19年11月29日に付けた昨年来高値(2120円)が視野に入ってきたことも買いを後押ししているようだ。 《ST》
関連銘柄 12件
2160 東証グロース
2,814
11/22 15:30
-36(%)
時価総額 140,914百万円
中国拠点に新薬探索から臨床開発、製造・販売まで行う。中国に自社製薬工場を保有。IPF治療薬「アイスーリュイ」が主力製品。骨移植関連製品等の医療機器事業も。米国子会社中心に新規開発候補化合物の開発図る。 記:2024/08/05
3038 東証プライム
3,580
11/22 15:30
+29(%)
時価総額 979,488百万円
冷凍・加工食品など食品中心の「業務スーパー」を展開。デザート、菓子類に大ヒット商品多数。独自の輸入ルートに強み。業務スーパーの総店舗数は1070店舗超。中計では26.10期売上高5430億円目標。 記:2024/10/24
3161 東証スタンダード
649
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 3,949百万円
防護服・環境資機材事業が主力。デュポンのタイベック製化学防護服、アスベスト処理用資機材の販売等を行う。アパレル資材、不織布マスクの製造等も。防護服・環境資機材事業では高機能防護服の開発等に取り組む。 記:2024/10/03
3604 東証スタンダード
794
11/22 15:30
-3(%)
時価総額 4,764百万円
医療・衛生材料大手。衛生材料・医療用品・介護用品等の製造・販売、育児用品・トイレタリー用品の仕入・販売等を手掛ける。1914年創業。エア・ウォーター傘下。口腔ケア製品などを販売注力製品に位置付け。 記:2024/10/13
3923 東証プライム
2,043
11/22 15:30
+79(%)
時価総額 370,224百万円
経費精算システム「楽楽精算」が主力。電子請求書発行システム「楽楽明細」やクラウド型販売管理システム「楽楽販売」などのほか、IT人材事業も展開。楽楽精算は累計導入社数が1.7万社超。成長投資を継続。 記:2024/08/23
4364 東証2部
727
9/28 14:56
-2(%)
時価総額 6,270百万円
難燃剤や機能材料、人工透析用薬剤などが主力。臭素化・ヨウ素化技術を用いた高次化合物に強み。22.3期は抗菌剤が好調維持。難燃剤や機能材料も上向く見込み。償却費増だが利益続伸を計画。今秋に持株会社化を予定。 記:2021/05/18
4813 東証プライム
1,319
11/22 15:30
-7(%)
時価総額 52,276百万円
Whitebox向けネットワークOS等のネットワーク事業、IoT事業、ブラウザコンポーネントの提供等のWebプラットフォーム事業を手掛ける。IoT分野は成長。ネットワーク事業を注力分野に位置付け。 記:2024/10/21
6104 東証プライム
3,850
11/22 15:30
-50(%)
時価総額 97,701百万円
射出成形機やダイカストマシン、押出成形機等を手掛ける機械メーカー。旧社名は東芝機械。ダイカストマシンは国内外でトップシェア。27.3期売上2000億円目標。システムエンジニアリング販売の増強等に取り組む。 記:2024/06/28
6291 東証スタンダード
1,253
11/22 15:30
-3(%)
時価総額 13,204百万円
クリーンエアーシステムの専門メーカー。クリーンルームやエアーシャワー、クリーンブース等の製造・販売を行う。SMCなどが主要取引先。省エネルギー化の推進、サーマルクリーンチャンバーの開発などに注力。 記:2024/07/26
6946 東証スタンダード
2,570
11/22 15:30
-52(%)
時価総額 43,086百万円
航空・宇宙用製品、防衛・産業用製品等を手掛ける情報システム部門が主力。抵抗溶接機、赤外線サーモグラフィ等の電子機器部門も。信号処理、画像処理技術等に強み。新規顧客獲得に向けてマーケティングを強化。 記:2024/09/02
7782 東証スタンダード
514
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 3,527百万円
使い捨てコンタクトレンズの製造・販売を行う。シンシアワンデーSが主力商品。コンサルティング事業やシステム事業も手掛ける。シンシアワンデーSは売上順調。ユーザー等からの高評価で取り扱い店舗数が伸びる。 記:2024/06/25
9262 東証スタンダード
749
11/22 15:30
-12(%)
時価総額 8,134百万円
高齢者向け配食サービスのFC本部。店舗数は業界トップ。まごころ弁当、配食のふれ愛などを展開。高齢者施設等への食材販売、冷凍弁当の自社販売等も。オリジン東秀の冷凍食品「オリジンのり弁」の製造業務を受託。 記:2024/06/09