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個人投資家キムさん:2019年のIPO利益は100万円【FISCOソーシャルレポーター】

2019/12/28 10:00 FISCO
*10:00JST 個人投資家キムさん:2019年のIPO利益は100万円【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家キムさん(ブログ「IPO初値予想ブログなら、キムさんのIPO投資日記」の著者)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ---- ※2019年12月17日11時 に執筆 今年の投資について振り返ります。2019年のIPO利益は100万円でした。負けていないだけ良かったと思いますが、昨年の280万円から大きくダウンしています。利益があまり出せなかった原因は店頭からネットに移行したこと、そして単に抽選運がなかったことかと考えています。 前年と比較すると当選銘柄も22銘柄から12銘柄に大きく減っています。IPO参加者が増えた可能性も考えられますが、自分の肌感覚的にはあまり変化してないように思います。また、2019年は初値が上昇しにくかったIPOが多く、盛り上がりに欠けた市場だったように感じました。ただ年末に近づくにつれ、株式市場は盛り上がりを取り戻し始めているようです。 2019年の国内新規公開株(IPO)数は86社となる見通しです。ここ数年の上場数を考えるとほぼ例年通りになります。 執筆段階で騰落率が大きかった2019年のIPO銘柄では、例えば3月29日に東証マザーズへ上場したWelby<4438>があげられますが、同社は公開価格5,200円に対し初値が18,030円となりました。IPOに当選して初値で売却していれば128万円以上の利益を得られたことになります。一方、なかには6月4日に福証本則市場へ上場した大英産業<2974>のように、公開価格1,520円に対して初値が1,330円と公開価格を割れてしまった銘柄もあります。 個人的に賑わったと感じる銘柄は6月19日に上場したSansan<4443>だと思います。現在も公開価格4,500円を超えて5,000円前後で株価は推移しています。法人向け名刺管理サービスを手掛け、CMも行っていた企業です。この他にもBASE<4477>やChatwork<4448>など話題を集めた銘柄もありましたが、2019年のIPOは比較的おとなしめの印象でした。 外部環境を見れば米中問題やブレグジット、北朝鮮問題などがあり、日本では平成から令和に年号が変わりました。投資相場では危機的な状況と言えるようなことはなく推移したように思います。10月には消費税が8%から10%に引き上げられ消費者の買い控えも発生しています。 2019年のIPOは例年に比べ全員参加型で初値期待できるような銘柄が少なかった感じがします。2018年で言えばメルカリ<4385>やソフトバンク<9434>などがありました。2020年は話題性があり知名度抜群のIPOが登場することを願いたいと思います。 また2020年は東京オリンピック・パラリンピックが開催されるため投資以外でも注目されることが多くなりそうです。関連銘柄で初値数倍になるIPO期待も出るかもしれません。HEROZ<4382>のように公開価格に対して10倍以上の初値を付けるIPOが再来するような市場だと嬉しいと考えています。 ---- 執筆者名:キムさん ブログ名:IPO初値予想ブログなら、キムさんのIPO投資日記 《US》
関連銘柄 8件
2974 福証
955
11/26 12:50
+2(%)
時価総額 3,163百万円
九州、山口地盤の総合不動産会社。新築マンションは九州、山口で販売トップクラス。新築戸建やリフォーム済住宅、土地活用、再開発事業なども。商品企画力などが強み。マンション事業では販売契約が順調に進捗。 記:2024/06/24
4382 東証スタンダード
980
11/26 15:30
-22(%)
時価総額 14,725百万円
AI関連ソリューションの提供、SaaS導入支援、将棋ウォーズ等のAI/DX事業、AI Security事業を手掛ける。リカーリング売上比率は6割超。「HEROZ ASK」など新規プロダクトに先行投資。 記:2024/10/25
4385 東証プライム
1,911.5
11/26 15:30
-99.5(%)
時価総額 313,541百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09
4438 東証グロース
374
11/26 15:06
±0(%)
時価総額 3,092百万円
予防・治療領域に特化したパーソナル・ヘルス・レコード(PHR)プラットフォームサービスを手掛ける。中部電力と資本業務提携。新規PHRサービスの企画開発等の売上を計上。売上パイプライン拡充の取り組みを継続。 記:2024/06/28
4443 東証プライム
2,029
11/26 15:30
+18(%)
時価総額 255,877百万円
営業DXサービス「Sansan」、インボイス管理サービス「Bill One」等を手掛ける。Sansanは契約件数が9400件超。Bill Oneの有料契約件数は2600件超。Bill Oneは高成長続く。 記:2024/06/07
4448 東証グロース
615
11/26 15:30
+3(%)
時価総額 25,410百万円
国内最大級のビジネスチャットツール「Chatwork」の運営を行う。業務プロセス代行サービス、DX相談窓口サービス等も手掛ける。導入企業数は44万社超。登録ID数は685万ID超。新規事業の創出図る。 記:2024/08/13
4477 東証グロース
335
11/26 15:30
+12(%)
時価総額 38,799百万円
ネットショップ作成サービス「BASE」や購入者向けショッピングサービス「Pay ID」を提供するBASE事業が主力。オンライン決済サービス、資金調達サービス等も。PAY.JP事業ではプロダクトの強化図る。 記:2024/07/08
9434 東証プライム
191.4
11/26 15:30
-1.1(%)
時価総額 9,125,832百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05