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個人投資家・有限亭玉介:バリュー株と秘めたトレンドを見る銘柄群【FISCOソーシャルレポーター】

2019/12/28 12:00 FISCO
*12:00JST 個人投資家・有限亭玉介:バリュー株と秘めたトレンドを見る銘柄群【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2019年12月24日11時に執筆 株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず」を執筆しております、有限亭玉介と申します。 この度は『バリュー株と秘めたトレンドを見る銘柄群』というテーマで寄稿させて頂きますよ。 さて、あたくしのブログでは日々「気になる銘柄」をピックアップし、その後の値動きに対する私観を交えた実況中継などを掲載しております。当記事ではここ最近注目した個別株についてザックリではありますが、ご紹介させて頂きます。 まず紹介させて頂きますのは計測・制御機器専門商社の英和<9857>です。チャート(週足)では、長らく保ち合いで冴えない値動きが続いておりましたが、10月31日に20.3期上期業績予想を上方修正したことを皮切りに急動意しております。 新たな排ガス規制導入により、社会インフラ市場で活用される産業車両の需要が増加しており、環境問題が話題の中、今後も業績寄与があるかもしれませんな。株価上昇後もPER・PBRはともに割安水準であり、8月に大株主である光通信<9435>が同社の保有株数を増やしていた事にも注目しています。 2つ目の銘柄は電子材料関連が注目されております広栄化学工業<4367>です。10月29日に発表した20.3期上期決算は経常利益が前年同期比1.4%増の9.06億円で、通期業績予想15.00億円に対する進捗率は60.4%となり、例年と比較してもまずまずの内容でした。通期業績予想の上方修正への期待も広がっております。 昨今の市場で見られる親子上場の解消へ向けた動きを思惑視して、住友化学<4005>グループにも連想買いが波及し、住友化学が同社株を55.73%保有している事から12月に入って大きく上値を伸ばしています。10月より緩やかに上昇トレンドに乗る同社ですが、依然としてPBRは割安水準を維持しており、今後は1月末の第3四半期決算発表に向けて、25日線が下値サポートに入り、再び反発もあるか監視をしていきたいですな。 3つ目の銘柄は東芝機械<6104>です。東芝<6502>がグループ再編を発表し、ニューフレアテクノロジー<6256>にTOBを行い完全子会社化する方針と伝わると、ニューフレアの大株主である同社の株価は上値を伸ばし上昇トレンドへ乗り、12月12日には3,185円を記録しています。 その後HOYA<7741>もニューフレア買収提案行い、これに対し東芝側が反発するなど先行き不透明感はあるものの、もし同社がニューフレア株を売却すれば売却益は200億ほどになると試算されておりますので、本件の先行きは気になるところです。来年4月には「芝浦機械」に社名変更する予定もあり、新たなスタートにも期待が募りますな。 4つ目の銘柄は電子部品メーカーで水晶振動子を主力とし、5G関連で注目されているリバーエレテック<6666>です。技術力の高さに定評もあり、アジア向けの受注回復が業績寄与していると見られ、11月12日発表の20.3期上期決算では営業利益・経常利益ともに前年同期に比べ赤字幅が縮小しています。 チャート(週足)では、下落トレンドが続いておりましたが10月上旬より反発し、上昇トレンドへ転換しております。5G向けの超小型水晶製品を中心に市場期待は高まっており、株価も400円台と成長余力を残しております。今後は13週線が下値サポートに入り、トレンド継続なるか注視したいですな。 5つ目の銘柄は10月25日に上場致しましたインティメート・マージャー<7072>です。データマネジメントプラットフォーム事業を中心に、マーケティングソリューションの拡販に努めており、20.9期は2期連続での過去最高益更新を見込んでいます。 今年3月には新生銀行<8303>との資本業務提携による共同研究を開始した事で、FinTech市場へのテーマ性にも注目ですな。上場しておよそ2ヶ月…チャート(日足)は上場後に売られた後、反発し、緩やかに調整しております。今後も業績好調に加え、業務提携などの発表で下値を切り上げる展開もあるかと監視中です。 最後の銘柄は「ダイワ」ブランドで知られる、釣り具で売上高世界一を誇るグローブライド<7990>です。今年の6月下旬より下落トレンドが続いておりましたが、昨今のアウトドアブームにより、同社にも恩恵があるかと監視しています。12月12日に東海東京証券はレーティングを「Outperfome(強気)」で据え置き、目標株価を4.200円から3,100円へ引き下げています。チャート(週足)では、13週線が上値を抑えていますが、月足レベルでは上昇トレンドは継続していると判断できる為、中長期で見ておきたい銘柄の一つです。 と…ここでご紹介できるのはスペースの関係もあり、以上ではありますが…他にも「注目すべき」とする銘柄は沢山ございます。お時間がありましたらブログを検索して頂ければ幸甚です。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。 ---- 執筆者名:有限亭玉介 ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず 《SF》
関連銘柄 12件
4005 東証プライム
377.9
11/26 15:30
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時価総額 626,263百万円
大手総合化学メーカー。1913年創業。合成樹脂、アルミナ製品、光学製品、農薬、医療用医薬品等を製造・販売。液浸ArF等で世界シェアトップクラス。アグロ&ライフソリューションなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/07
4367 東証スタンダード
2,223
11/26 14:36
-17(%)
時価総額 10,893百万円
医薬・農薬中間体などの医農薬関連化学品、有機金属触媒などの機能性化学品が柱。各種合成樹脂原料等の製造・販売も行う。1917年創業。住友化学傘下。アミンビジネスではインド現地企業との事業提携を検討。 記:2024/08/13
6104 東証プライム
3,685
11/26 15:30
-75(%)
時価総額 93,514百万円
射出成形機やダイカストマシン、押出成形機等を手掛ける機械メーカー。旧社名は東芝機械。ダイカストマシンは国内外でトップシェア。27.3期売上2000億円目標。システムエンジニアリング販売の増強等に取り組む。 記:2024/06/28
6256 JQスタンダード
11,780
3/27 15:00
+100(%)
時価総額 134,893百万円
電子ビームマスク描画装置やマスク検査装置等の製造・販売を手掛ける。東芝グループ。マルチビーム描画装置等に集中投資。中国地域は拡大基調。東芝デバイス&ストレージ等がTOB実施。20.3期2Qは小幅増収。 記:2019/12/29
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
6666 東証スタンダード
389
11/26 15:30
-9(%)
時価総額 3,382百万円
水晶振動子、水晶発振器等の製造・販売を行う。山梨県韮崎市に本社。世界最小の水晶デバイスを供給。電子ビーム封止工法など独自封止技術が強み。音叉型水晶振動子、KoTカット水晶デバイスの拡販などに注力。 記:2024/10/14
695
11/26 15:30
-2(%)
時価総額 2,305百万円
マーケティング支援やデータマネジメント・アナリティクス、成果報酬型ディスプレイ広告運用サービス「Performance DMP」などを手掛ける。マーケティング支援ではイベント出展強化などで販路拡大図る。 記:2024/07/28
7741 東証プライム
19,570
11/26 15:30
-260(%)
時価総額 6,868,268百万円
メガネレンズ、医療用内視鏡などを手掛けるライフケア事業が主力。エレクトロニクス関連製品、映像関連製品等も。半導体用マスクブランクスで世界トップシェア。コンタクトレンズはPB品、オンラインサービスが順調。 記:2024/08/30
7990 東証プライム
1,911
11/26 15:30
+15(%)
時価総額 45,864百万円
「ダイワ」ブランドで知られる釣具大手。中高級品に強み。フィッシング事業の売上構成比率は8割超。テニス用品、ゴルフ用品等も。27.3期売上高1400億円目標。米州はバスフィッシング用品中心に販売拡大図る。 記:2024/10/22
8303 東証スタンダード
2,766
9/27 15:00
-32(%)
時価総額 567,127百万円
旧日本長期信用銀行。消費者金融のレイクが主力。SBI傘下。法人業務はストラクチャードファイナンスに強み。法人業務では利息収入が増加。個人業務ではアプラスの割賦収益等が増加。24.3期1Qは黒字転換。 記:2023/08/16
9435 東証プライム
32,810
11/26 15:30
+10(%)
時価総額 1,452,499百万円
電気、ガス等の販売・供給を行う電気・ガス事業が主力。通信回線サービス等の通信事業、宅配水等の飲料事業、保険事業、取次販売事業等も。顧客基盤や販売網が強み。ストック利益はM&A等で年平均成長率10%目指す。 記:2024/10/10
9857 東証スタンダード
2,171
11/26 14:50
+22(%)
時価総額 14,046百万円
計測制御機器、産業機械の総合商社。1947年創業。工業用計測制御機器、環境計測・分析機器、測定・検査機器などを扱う。ワンストップサービスが強み。成長ビジネスへの注力加速。27.3期売上高470億円目指す。 記:2024/10/20