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前場に注目すべき3つのポイント~目先的には中小型株にシフトしやすい

2019/11/19 8:41 FISCO
*08:41JST 前場に注目すべき3つのポイント~目先的には中小型株にシフトしやすい 19日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:目先的には中小型株にシフトしやすい ■前場の注目材料:田辺三菱、配当減額修正、三菱ケミHDがTOBで完全子会社へ ■日ユニシス、アルベルトと資本提携、顧客のデジタル変革支援 ■目先的には中小型株にシフトしやすい 19日の日本株市場は、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。18日の米国市場では、NYダウが31ドル高となり、連日で最高値を更新している。米中交渉を巡る報道で売り買いが交錯しており、もみ合いながらも引けにかけて上昇している。シカゴ日経225先物清算値は大阪比5円安の23395円。円相場は1ドル108円60銭台で推移している。 シカゴ先物は高いところで23500円を回復する局面もみられているが結局は大阪終値を下回っており、節目の23500円接近では戻り売りが出やすいところであろう。一方で、下値の堅さが意識されており、断続的なインデックス売買により資金流入も意識されやすく、売り込む流れにはなりづらい。そのため、様子見ムードも強まりやすく、商いは膨らみづらいところである。 昨日は断続的なインデックス売買により大引けにかけて強含みとなったが、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ファーストリテ<9983>といった指数インパクトの大きい値がさ株が指数をけん引する展開であり、全体としては高安まちまちとなっていた。セクター間で強弱まちまちの展開になりやすく、リバランス中心の商いといったところである。 米中交渉の行方や香港情勢の緊迫化なども見極めたいところであり、方向感は掴みづらい。もっとも、中間配当の支払いに伴う再投資による需給面もあり、全体としては調整局面においては押し目拾いを意識したスタンスでもある。昨日はマザーズ指数の上昇が目立っていたが、中小型株で外国人投資家比率の増加が見られている銘柄などもメディアで伝えられていることもあり、個人主体の資金が中心ではあろうが、中小型株への関心が高まる可能性がありそうだ。 日経平均は高値圏でのこう着の中、資金の逃げ足は速いものの、目先的には中小型株にシフトしやすいだろう。 ■田辺三菱、配当減額修正、三菱ケミHDがTOBで完全子会社へ 田辺三菱<4508>は2020年3月期の配当予想を56円から28円に減額修正。なお、三菱ケミHD<4188>は、完全子会社にすることを目的に子会社である同社に対してTOBを開始すると発表した。完全子会社にしてグループ全体の企業価値の向上を目指す。買い付け価格は1株2010円で、18日の東証終値(1338円)より50.2%高い。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(23416.76、+113.44) ・NYダウは上昇(28036.22、+31.33) ・ナスダック総合指数は上昇(8549.94、+9.11) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・株安局面での自社株買い ・LINE<3938>ヤフーとLINE、統合合意、米中の巨大ITに対抗 ・デンソー<6902>技能五輪・愛知大会閉幕、デンソーが最多の金5個、愛知は15連覇 ・三菱ケミHD<4188>田辺三菱薬を完全子会社化、ヘルスケア一体に ・豊田合<7282>ドア・窓枠用ゴム部品、中国で増産 ・日ユニシス<8056>アルベルトと資本提携、顧客のデジタル変革支援 ・AGC<5201>バイオ医薬品の開発・製造受託、米・欧で設備増強 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・09:30 豪準備銀行11月理事会議事要旨 《SF》
関連銘柄 11件
3938 東証1部
5,350
12/28 15:00
±0(%)
時価総額 1,304,330百万円
国内最大のメッセンジャーアプリ「LINE」を運営。広告収入に次ぐ収益の柱として金融サービスに力注ぐ。来年3月にヤフーとの統合を予定。20.12期3Q累計は子会社の売却と増資に伴う一時利益計上で営業黒字に。 記:2020/11/24
4188 東証プライム
830.8
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 1,251,424百万円
総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。25.3期はスペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復を見込む。 記:2024/06/24
4508 東証1部
2,006
2/26 15:00
-3(%)
時価総額 1,126,205百万円
三菱ケミカル系の製薬会社。主力は抗リウマチ薬「レミケード」。自己免疫疾患、糖尿病・腎疾患等が重点疾患領域。三菱ケミカルHDがTOB実施。成立なら上場廃止へ。医薬品事業は伸び悩む。20.3期2Qは業績低調。 記:2019/11/26
5201 東証プライム
4,623
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 1,005,202百万円
1907年創立の素材メーカー。建築ガラスや自動車用ガラス、塩化ビニル等の化学品、医薬品・農薬等を手掛ける。フロート板ガラス、自動車用ガラスなどで世界トップシェア。26.12期営業利益2300億円目標。 記:2024/10/07
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6902 東証プライム
2,267.5
11/22 15:30
-19(%)
時価総額 7,146,661百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1949年にトヨタから分離独立。サーマルシステム、パワトレインシステム等を手掛ける。インバータで世界トップシェア。FA関連等の非車載事業も。電動化製品、安心・安全製品を拡販。 記:2024/10/07
7282 東証プライム
2,549.5
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 325,352百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。エアバッグ等のセーフティシステム製品、ラジエータグリル等の内外装部品が主力。樹脂ターボダクト等も。トヨタグループ向け売上比率は6割超。米国で自動車用内外装部品の生産能力を増強。 記:2024/09/03
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8056 東証プライム
4,318
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 434,667百万円
大手システムインテグレーター。旧社名は日本ユニシス。大日本印刷の持分法適用会社。金融向けに強み。配当性向40%目処。金融分野はフルバンキングシステム等の売上が拡大。27.3期売上高4200億円目標。 記:2024/06/13
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17