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売り仕掛け的な動きには注視【クロージング】

2019/11/14 16:19 FISCO
*16:19JST 売り仕掛け的な動きには注視【クロージング】 14日の日経平均は続落。178.32円安の23141.55円(出来高概算14億株)で取引を終えた。注目されていたパウエルFRB議長証言については、当面の金利据え置きを示唆しており、想定内といったところ。一方で、農産物購入を巡って米中交渉が難航していることが伝わるなど米中貿易問題の不透明感や香港情勢の緊迫化が重石になる格好から、売り優勢の展開となった。前日の下落影響から利益確定の売りが出やすい地合いの中で、ランチタイムでの先物の下げが嫌気され、後場はギャップスタートから一時23062.16円まで下げ幅を広げる局面もみられた。こういった中、Zホールディングス<4689>とLINE<3938>が経営統合に向けて最終調整に入ったとの報道から急伸するなど、個別に材料の出ている銘柄に資金が向かう流れとなった。 東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1700を超えており、全体の8割を占めている。セクターでは情報通信、水産農林が小幅に上昇した他は、31業種が下落。パルプ紙、繊維の下落率が3%を超えた他、ゴム製品、鉄鋼、海運、電力ガス、ガラス土石が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテスト<6857>、ファミリーマート<8028>、信越化<4063>、ファナック<6954>が軟調。一方で、リクルートHD<6098>、東エレク<8035>、ヤマハ発<7272>が下支え。 米中貿易問題の不透明感から手掛けづらい中、前日に続く下落によって、利益確定を進める格好となったようである。さらに、前日の下落局面で日銀のETF買い入れが入らなかったこともあり、日経平均の23500円回復後の強弱感が対立しやすい水準の中では、短期筋の売り仕掛けのキッカケにもなったとみられる。明日は週末要因から積極的な売買は手控えられやすいところでもあり、引き続き売り仕掛け的な動きには注視しておきたいところであろう。 日経平均は一時23062.16円まで下落したが、一先ず23000円の節目はキープした。この水準で踏ん張りをみせられれば、再びリバウンド基調が強まる可能性はありそうだ。調整が続いたとしても、25日線レベル辺りまでの調整は許容範囲内であろう。11月5日のマドを空けての上昇により、22700-23090円処でマドが空いている。25日線が22700円近辺に位置しており、同水準までの調整で一巡感は出やすい。ただし、マドを空けて25日線レベルまで下げてくるようだと、チャート形状ではアイランドリバーサルを残すことになり、テクニカル面では一気に調整機運が高まる可能性はある。弱気材料に過剰に反応しやすくなるため、神経質な相場展開に向かいやすいだろう。 《CN》
関連銘柄 9件
3938 東証1部
5,350
12/28 15:00
±0(%)
時価総額 1,304,330百万円
国内最大のメッセンジャーアプリ「LINE」を運営。広告収入に次ぐ収益の柱として金融サービスに力注ぐ。来年3月にヤフーとの統合を予定。20.12期3Q累計は子会社の売却と増資に伴う一時利益計上で営業黒字に。 記:2020/11/24
4063 東証プライム
6,046
10/3 15:00
+96(%)
時価総額 12,237,848百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4689 東証プライム
425.1
10/3 15:00
+5.5(%)
時価総額 3,244,006百万円
ヤフー、LINEなどの再編で2023年に誕生。グループ会社にアスクル、出前館、PayPay、ZOZOなど。LYPプレミアムは有料会員の拡大図る。「LINE Pay」は25年4月末に国内サービスを終了予定。 記:2024/06/28
8,971
10/3 15:00
+188(%)
時価総額 15,214,457百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6857 東証プライム
6,865
10/3 15:00
+309(%)
時価総額 5,259,750百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,157
10/3 15:00
+40(%)
時価総額 4,196,687百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7272 東証プライム
1,323.5
10/3 15:00
+16.5(%)
時価総額 1,390,538百万円
二輪車を主力とするランドモビリティ事業が柱。船外機が主力のマリン事業、ロボティクス事業等も。1955年に日本楽器製造(現ヤマハ)から分離独立。海外売上比率が高い。二輪車はインド、ブラジルで強い需要続く。 記:2024/07/04
2,287
11/11 15:00
+2(%)
時価総額 1,159,164百万円
コンビニで国内2位。総合スーパーのユニーを業務提携先のPPIHに譲渡し、コンビニ専業に。21.2期上期はコロナ禍に伴う来店客減少が響き足踏み。親会社の伊藤忠によるTOBが成立。11月12日付で上場廃止に。 記:2020/10/07
8035 東証プライム
25,760
10/3 15:00
+680(%)
時価総額 12,149,266百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07