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後場に注目すべき3つのポイント~決算反応は明暗分かれ見極めムード強まりそう

2019/7/26 12:41 FISCO
*12:41JST 後場に注目すべき3つのポイント~決算反応は明暗分かれ見極めムード強まりそう 26日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は4日ぶり反落、決算反応は明暗分かれ見極めムード強まりそう ・ドル・円は反落、買い一服後は失速 ・値下がり寄与トップは、ファナック<6954>、同2位はオムロン<6645> ■日経平均は4日ぶり反落、決算反応は明暗分かれ見極めムード強まりそう 日経平均は4日ぶり反落。109.26円安の21647.29円(出来高概算4億8000万株)で前場の取引を終えている。 25日の米株式市場でNYダウは128ドル安と続落。航空機のボーイングや工業製品・事務用品のスリーエムといった主要企業の決算が嫌気され、売りが先行した。6月耐久財受注額が市場予想を上回り、週次新規失業保険申請件数は想定ほど増えなかったため、大幅利下げへの期待が後退したことも売りを誘った。前日に一時21800円台を付けた日経平均も、本日は米株安の流れを引き継いで利益確定の売りが先行し、56円安からスタート。ITサービスを中心とした好決算銘柄が買われる一方、輸出関連株では決算がネガティブ視されるものも多く、寄り付き後の日経平均は売りに押され21590.66円(165.89円安)まで下落する場面があった。東証1部の値下がり銘柄は全体の7割ほど、対して値上がり銘柄は2割強となっている。 個別では、任天堂<7974>やトヨタ自<7203>が小安く、前日にストップ高水準で取引を終えたアドバンテス<6857>もやや売り優勢だった。決算発表銘柄ではディスコ<6146>やオムロン<6645>が急落し、日清粉G<2002>や富士電機<6504>は東証1部下落率上位に顔を出した。これらの決算内容を受け、他の半導体関連株やFA(ファクトリーオートメーション)関連株にも売りが波及した。一方、ソニー<6758>、ファーストリテ<9983>、日本電産<6594>はしっかり。日本電産の第1四半期は2ケタ減益だったが、成長期待が継続しているようだ。好決算のエムスリー<2413>やNRI<4307>は急伸。富士通<6702>は本業ベースでの大幅増益が好感され、エイトレッド<3969>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。セクターでは、非鉄金属、機械、証券などが下落率上位。反面、陸運業、医薬品、精密機器などは小幅に上昇した。 日経平均は前日までの3日間で340円近く上昇し、5月初めに急落して以来およそ3カ月ぶりに21800円台に乗せる場面もあったため、週末を前に利益確定の売りが出てくるのはある程度想定内だろう。ただ25日発表分の決算を受けて、足元で相場をけん引してきた外需株全般の上昇に歯止めがかかる可能性もありそうだ。24日発表のアドバンテス決算は想定以上に底堅い内容となり、翌25日にストップ高水準まで買われた。これにつれてディスコも25日に年初来高値を大きく更新したが、同日の取引終了後に発表した決算が市場予想を下回り、本日は急反落となっている。 こうした企業ごとの業績動向や株価反応を見て、今後は決算内容をよく見極めたいとの思惑と銘柄選別姿勢が強まりそうだ。決算を受けた個別物色は活発だが、売り買い交錯で日経平均は21000円台後半でのもみ合いが続くとみておきたい。なお、ITサービスは事前の期待も高かったものの、良好な事業環境が続いていることを再確認できる決算内容と言えるだろう。本日はキーエンス<6861>、日東電<6988>、東エレク<8035>、NTTドコモ<9437>などが決算発表を予定している。 ■ドル・円は反落、買い一服後は失速 26日午前の東京市場でドル・円は反落。朝方の買い一服後は日本株安を受けた円買いに押され、108円50銭台に失速した。 ドル・円は108円60銭付近で寄り付いた後、前日からのドル買いの流れを背景に108円70銭台に浮揚する場面もあった。ただ、日経平均株価の下げ幅拡大や上海総合指数の弱含みを受け、株安を嫌気した円買いに押された。 ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いが続き、目先の日本株安継続への警戒感から円買いに振れやすい。中国株安も円買いを支援しそうだ。また、ユーロ・ドルが底堅く推移し、ドルを小幅に下押ししているもよう。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円57銭から108円74銭、ユーロ・円は121円05銭から121円20銭、ユーロ・ドルは1.1142ドルから1.1150ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・ストップ高はなし ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップは、ファナック<6954>、同2位はオムロン<6645> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・7月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く):前年比+0.9%(予想:+0.8%、6月:+0.9%) <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《HH》
関連銘柄 19件
2002 東証プライム
1,828
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 556,366百万円
日清製粉、日清製粉ウェルナなどを傘下に持つ持株会社。1900年創業。国内小麦粉販売シェアトップ(重量ベース)。家庭用製品でも国内トップシェア商品多数。豪州製粉事業、インドイースト事業の業績回復施策を推進。 記:2024/07/29
2413 東証プライム
1,425
11/22 15:30
-12.5(%)
時価総額 967,675百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
3969 東証スタンダード
1,512
11/22 15:30
-19(%)
時価総額 11,320百万円
ソフトクリエイトHD傘下のワークフローシステムメーカー。大規模・中規模企業向けの「AgileWorks」、中規模・小規模企業向けの「X-point」等を展開。AgileWorksは新規導入企業数が順調増。 記:2024/10/07
4307 東証プライム
4,400
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 2,557,465百万円
大手システムインテグレーター。金融ITソリューション、産業ITソリューションが柱。戦略コンサル、IT基盤サービスも。業界トップクラスの収益力が強み。26.3期営業利益1450億円目標。DX事業の推進図る。 記:2024/10/25
6146 東証プライム
42,590
11/22 15:30
+210(%)
時価総額 4,613,221百万円
半導体の精密加工装置、精密加工ツールの製造・販売を行う。1937年に広島県呉市で創業。ダイシングソーなどで世界トップシェア。パワー半導体向け中心に精密加工装置は出荷順調。生産能力の強化、効率化推進。 記:2024/06/28
6504 東証プライム
8,551
11/22 15:30
+65(%)
時価総額 1,276,639百万円
大手総合電機。1923年創業。駆動制御機器や電源機器、計測機器、監視制御システム、半導体等を手掛ける。地熱発電設備、非鉄金属向け大容量変圧整流器等で世界トップシェア。新製品投入など成長戦略の推進図る。 記:2024/07/28
6594 東証プライム
2,858
11/22 15:30
-50(%)
時価総額 3,408,362百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6645 東証プライム
5,011
11/22 15:30
-98(%)
時価総額 1,033,494百万円
制御機器大手。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計等の健康医療機器も手掛ける。家庭用血圧計で世界トップシェア。オランダの遠隔医療会社買収。ヘルスケアは堅調。人員を大幅削減、構造改革費用重し。 記:2024/06/15
6702 東証プライム
2,757
11/22 15:30
+16(%)
時価総額 5,710,045百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6861 東証プライム
65,660
11/22 15:30
-20(%)
時価総額 15,969,037百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6988 東証プライム
2,403.5
11/22 15:30
-1.5(%)
時価総額 1,698,700百万円
1918年創業の高機能材料メーカー。偏光板やフレキシブルプリント基板等のオプトロニクス部門、インダストリアルテープ部門が柱。核酸の受託製造、衛生材料等も。情報機能材料ではハイエンド製品向けに注力。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9437 東証1部
3,880
12/24 15:00
±0(%)
時価総額 12,527,081百万円
NTTグループの中核を担う国内最大の携帯キャリア。金融・決済など非通信領域の強化に力注ぐ。21.3期1Qはコロナ禍で国際ローミング急減。だが非通信領域の拡大などで補う。通期では利益反発・連続増配を見込む。 記:2020/09/03
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25