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UACJ、アイロムG、BEENOSなど

2022/8/5 15:26 FISCO
<7203> トヨタ自 2123 +31.5反発。前日の取引時間中に決算を発表、その後は売り優勢の展開となったが、本日も戻りは鈍い状況に。第1四半期営業利益は5787億円で前年同期比42.0%減、8600億円程度の市場コンセンサスを大きく下回った。半導体不足などによる減産、一部サプライヤーのコスト負担増吸収などが影響。通期予想は2兆4000億円、前期比19.9%減を据え置き、円安によるプラス効果も期待された中、ネガティブに捉えられた。 <7741> HOYA 14685 +730大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、税引前利益は615億円で前年同期比20.6%増となり、530億円程度の市場予想を大きく上回った。情報通信事業が上振れを牽引する形となった。7-9月期見通しは同横ばいの535億円としているが、保守的な前提とも捉えられた。また、発行済み株式数の1.44%に当たる520万株、600億円を上限とする自社株買いの実施も発表、3四半期連続での自社株買い実施となる。 <6869> シスメックス 8241 -1055急落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は111億円で前年同期比25.3%減となり、市場予想を50億円程度下回る着地になっている。中国ロックダウンの影響が市場想定以上に大きかったもようで、中国での機器販売が大きく落ち込んだ。また、原材料費や輸送費高騰の影響なども響いている。通期計画760億円、前期比12.7%増は据え置いているが、低調スタートを受けて下振れ懸念が台頭する形に。 <5401> 日本製鉄 2085 +160大幅反発。前日に第1四半期決算を発表、事業利益は3389億円で前年同期比56.1%増、四半期での過去最高益を更新した。新たに示された通期予想では、事業利益は8000億円以上(前期実績9381億円)を目指すとしている。一過性要因を除いた実力ベースでの事業利益は6000億円以上を目指すとしており、これは期初計画から据え置く格好に。事業環境悪化の影響が警戒されていた中で、買い安心感につながった。 <2801> キッコマン 8620 +730急伸。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は157億円で前年同期比9.5%増益、140億円程度の市場予想に反して増益を確保する形になっている。北米しょうゆ事業が想定以上に好調、業務用、家庭用ともに数量が伸長して、値上げ効果も寄与した。未定としていた通期予想も公表、営業利益は528億円で前期比4.2%増としており、ほぼコンセンサス水準。材料費上昇の影響が警戒された中で、安心感につながっている。 <3436> SUMCO 1950 +67大幅続伸。前日に第2四半期決算を発表、4-6月期営業利益は263億円で前年同期比2.1倍、前四半期比でも12%程度の増益に。市場予想を20億円程度上振れ着地となっている。7-9月期見通しは275億円としており、市場予想を30億円程度上回る水準に。円安効果に加えて、数量増加や単価上昇を見込み、前四半期比での増益基調継続を想定。市場期待を上回る利益成長がストレートにポジティブ視される形に。 <5741> UACJ 2662 +475急騰。前日に第1四半期決算を発表、経常利益は199億円で前年同期比72.5%増と大幅増、据え置きの通期計画255億円に対する進捗率は78.2%の水準にまで達した。在庫評価益を除いたベースでも102億円で同2倍に。スプレッドの拡大が寄与して市場想定以上の水準になった。今後はアルミ市況下落の影響が効いてくるが、想定以上の立ち上がりを受けて、上振れ期待なども優勢になったようだ。 <5726> 大阪チタ 3250 +503ストップ高。前日に第1四半期決算を発表、営業損益は4.2億円で前年同期比10億円の損益改善となる。また、未定としていた業績予想も公表、上半期は8億円で同18億円の損益改善、通期では18億円、前期比37.1億円の損益改善見込みとしている。年間配当金も15円の復配を計画へ。需要の回復に加えて、グローバルサプライチェーンの再編も加わって、スポンジチタンの需給はひっ迫の可能性としている。 <3328> BEENOS 2048 -500ストップ安。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は5.7億円で前年同期比47.4%減益となった。4-6月期は0.6億円で同82.3%減と減益幅が拡大している。投資先の事業モデルの転換により投資損失引当を計上し、インキュベーション事業の赤字幅が拡大する形になっている。通期予想は引き続き非開示となっている。株価が高値圏にあった中、減益幅拡大を受けて失望売りが優勢に。 <2372> アイロムG 2381 +400ストップ高。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は14.5億円で前年同期比4.1倍と急拡大、据え置きの通期計画30億円に対する進捗率は48%にまで達した。SMO事業において、前期に受託した大型案件が順調に進捗しているほか、新規受託の大型案件も開始されているもよう。先端医療事業における損益も改善している。想定以上の第1四半期の水準を受けて、業績上振れ期待が先行する状況のようだ。 《ST》
関連銘柄 10件
2372 東証プライム
2,598
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 32,054百万円
治験実施施設を支援するSMO事業、製薬企業等の研究開発業務を支援するCRO事業が柱。先端医療事業、創薬事業、メディカルサポート事業等も手掛ける。SMO事業ではプライマリー領域の試験受託などを推進。 記:2024/10/13
2801 東証プライム
1,678.5
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 1,627,165百万円
1917年創業のしょうゆメーカー最大手。しょうゆ関連調味料やデルモンテ調味料の食品部門、豆乳飲料等の飲料部門、酒類部門などでも事業展開。海外売上高比率は7割超。海外のしょうゆ部門では新規市場開拓進める。 記:2024/09/01
3328 東証プライム
3,445
11/22 15:30
+220(%)
時価総額 46,866百万円
海外向け購入サポートサービス「Buyee」が主力。日本の通販商品の海外発送代行サービス、海外通販サイト「セカイモン」の運営等を手掛ける。グローバルコマース部門では積極プロモーションによる流通拡大図る。 記:2024/08/02
3436 東証プライム
1,253
11/22 15:30
+4.5(%)
時価総額 438,769百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
5401 東証プライム
3,125
11/22 15:30
+12(%)
時価総額 2,969,753百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
1,965
11/22 15:30
+17(%)
時価総額 72,312百万円
スポンジチタンのトップメーカー。兵庫県尼崎市に本社。低酸素球状チタン粉末や高純度チタン等の高機能材料事業も展開。神戸製鋼所等が主要取引先。配当性向25%~35%目安。球状チタン合金粉末等の拡販図る。 記:2024/09/02
5741 東証プライム
5,600
11/22 15:30
+150(%)
時価総額 270,637百万円
古河スカイと住友軽金属工業の経営統合で2013年に誕生。アルミニウム圧延品で国内生産量トップ。東洋製罐等が主要取引先。25.3期は缶材、自動車材等の売上数量増を見込む。28.3期売上高1兆500億円目標。 記:2024/06/28
6869 東証プライム
3,177
11/22 15:30
+45(%)
時価総額 1,999,518百万円
検体検査機器・試薬メーカー。血球計数検査や血液凝固検査、尿検査分野で世界首位。臨床検査機器も手掛ける。海外売上は8割超、世界中に展開。ヘマトロジー分野の機器、保守サービスの等が伸長。手術支援ロボット拡大。 記:2024/06/30
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7741 東証プライム
19,375
11/22 15:30
-95(%)
時価総額 6,799,831百万円
メガネレンズ、医療用内視鏡などを手掛けるライフケア事業が主力。エレクトロニクス関連製品、映像関連製品等も。半導体用マスクブランクスで世界トップシェア。コンタクトレンズはPB品、オンラインサービスが順調。 記:2024/08/30