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ZHD、SUBARU、住友電工など

2022/8/4 15:28 FISCO
<7974> 任天堂 56930 +230もみ合い。前日に第1四半期決算を発表。営業利益は1016億円で前年同期比15.1%減益、市場予想を100億円程度下回り、やや低調なスタートとなった。ソフト販売本数が想定よりも下振れしたようだ。通期予想は5000億円、前期比15.6%減を据え置いている。決算の実績値下振れはネガティブであるものの、新作発表への期待感などが株価の下支えとなっているようだ。 <4689> ZHD 440.7 -54.4急落。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は497億円で前年同期比3.2%減益、ほぼ市場想定線上での着地とみられる。メディア事業、コマース事業などが順調も、先行投資負担などが収益抑制要因に。決算数値には大きなインパクトもない印象だが、Yahoo!ショッピング、LINE、PayPay間でのID連携が2023年以降になるとされていることを、ネガティブに受け止める動きが優勢のもよう。 <8591> オリックス 2230 -112大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、純利益は619億円で前年同期比5.1%減となった。通期予想は非公表であるが、通期市場コンセンサスは3150億円程度とみられ、やや低調スタートと捉えられているもよう。売却益の計上が低水準であったほか、米国不動産やオリックス生命事業が伸び悩んでいるもよう。生命保険に関しては、足元でのコロナ感染再拡大の影響なども警戒される格好に。 <4452> 花王 5726 -24反落。前日に第2四半期決算を発表。4-6月期営業利益は307億円で前年同期比22.5%減益、第1四半期に続く2割超の減益となった。市場予想も50億円程下振れ。原材料費上昇などが影響した。つれて、通期計画は従来の1600億円から1450億円、前期比1.0%増に下方修正。値上げ効果による下期以降の業績反転に期待は残るものの、株価も高値圏にあることで、短期的な売り材料へとつながっている。 <6326> クボタ 2080.5 -102.5大幅反落。前日に第2四半期決算を発表。4-6月期営業利益は546億円で前年同期比21.8%減となり、第1四半期の同14.6%減から減益率が拡大。一方、通期予想は従来の2500億円から2600億円に上方修正したが、2800億円程度のコンセンサス水準には未達。為替レート変更による円安効果が上方修正要因だが、固定費や販売費などのコスト負担も従来比で増大するようで、実質的な下方修正が嫌気された。 <7270> SUBARU 2386 +186.5大幅反発。前日の場中に第1四半期決算を発表、営業利益は370億円で前年同期比25.2%増、市場予想を100億円程度下回ったことから、その後は売り優勢の展開となっていた。本日は一転して買いが優勢、第1四半期には未実現利益や品質保証引当金などの特殊要因が発生していることが明らかになり、実質的には想定を上振れる水準であったと評価されているもよう。米国では需要の減速感も見られていないとしている。 <5802> 住友電工 1554.5 +87.5大幅反発。前日に第1四半期決算を発表。営業益は190億円で前年同期比34.4%減、据え置きの通期計画1600億円に対して低進捗となった。ただ、ハーネスなど自動車関連事業に対する事前の警戒感は強かったとみられ、会社側でも想定線での推移としている。一方、情報通信やエレクトロニクスなど自動車以外の事業は総じて好調、自動車関連も今後は生産回復や値上げ進展が想定され、当面の悪材料出尽くしとの見方が先行。 <9107> 川崎船 10120 +530大幅反発。前日の前引け後に第1四半期決算を発表。経常利益は2674億円で前年同期比3倍となり、同時に9月末を基準とした1:3の株式分割実施も発表した。先に上方修正を行っていたことで、前日は発表後に出尽くし感が優勢となった。ただ、本日は株主還元強化を改めて評価する動きが優勢に。年間配当金は従来計画300円から実質600円にまで引き上げており、1000億円以上の追加還元検討も維持している。 <5411> JFE 1414 -60大幅続落。前日に第1四半期決算を発表、税引前利益は1134億円で前年同期比32.7%増となり、市場予想を300億円程度上回った。鋼材価格上振れによる鉄鋼部門の好調が背景。一方、通期予想を公表しているが、税引前利益は2200億円で前期比43.4%減としている。コンセンサス並みの水準だが、業績ピークアウトがあらためて意識される形のようだ。なお、上半期末配当金は前期比20円減配の40円としている。 <6976> 太陽誘電 4450 -250大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は131億円で前年同期比13.2%減となり、市場予想を20億円程度下回っている。ロックダウンの影響が大きく、中国スマホやPC向けなどが減速のもよう。業績予想は修正していないが、第2四半期は前提為替レートを134円としていることで、上半期は実質下方修正とも受け止められている。今後は自動車市場の回復なども見込まれるが、下振れ懸念は先行へ。 《ST》
関連銘柄 10件
4452 東証プライム
6,208
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 2,892,307百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4689 東証プライム
415
11/22 15:30
-3.4(%)
時価総額 2,967,084百万円
ヤフー、LINEなどの再編で2023年に誕生。グループ会社にアスクル、出前館、PayPay、ZOZOなど。LYPプレミアムは有料会員の拡大図る。「LINE Pay」は25年4月末に国内サービスを終了予定。 記:2024/06/28
5411 東証プライム
1,757
11/22 15:30
+7.5(%)
時価総額 1,123,493百万円
国内2位の鉄鋼メーカー。日本鋼管と川崎製鉄の経営統合により発足。鋼板を中心に多数の高付加価値製品を抱え、自動車用高級鋼板に強み。価格転嫁進める。高付加価値製品比率高まる。構造改革と海外拡大も進める。 記:2024/06/25
5802 東証プライム
2,996
11/22 15:30
+36.5(%)
時価総額 2,378,647百万円
ワイヤーハーネス、自動車電装部品等の自動車関連事業が主力。1897年創業。送配電用電線・ケーブル、光ファイバ・ケーブル、電子ワイヤー等も。環境エネルギー関連事業では電動車用平角巻線の拡販等に注力。 記:2024/10/07
6326 東証プライム
1,909.5
11/22 15:30
+10.5(%)
時価総額 2,246,846百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6976 東証プライム
2,149
11/22 15:30
-60.5(%)
時価総額 279,838百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
7270 東証プライム
2,450.5
11/22 15:30
+8.5(%)
時価総額 1,847,437百万円
1917年創業の中堅自動車メーカー。北米の販売台数比率が高い。トヨタと資本業務提携。アイサイトなどに特徴。航空機の中央翼などの製造を行う航空宇宙事業も手掛ける。28年、米国でBEV販売40万台目標。 記:2024/10/10
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8591 東証プライム
3,303
11/22 15:30
-11(%)
時価総額 4,013,016百万円
大手金融サービス。自動車やICT関連機器等のリース・レンタル、不動産開発・賃貸管理、企業投資、環境エネルギー、生命保険、銀行など多角的に事業展開。輸送機器、不動産運営、コンセッションは回復傾向続く。 記:2024/07/07
9107 東証プライム
2,155
11/22 15:30
-34(%)
時価総額 1,454,996百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。LNG船等は順調推移見込む。27.3期経常利益1600億円目標。 記:2024/06/17