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イリソ電子、ダイキン、サンリオなど

2022/8/3 15:30 FISCO
<5201> AGC 4720 -90大幅反落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は1153億円で前年同期比21.1%増益、7月12日に上方修正した水準での着地となる。化学品事業の好調がけん引役に。一方、その時点で未修正だった通期予想は今回、2100億円から2300億円、前期比11.6%増に上方修正している。ただ、上期の上振れ分のみを反映した修正でサプライズは乏しい状況、目先の出尽くし感が優勢となる形のようだ。 <6367> ダイキン工 23910 +910大幅反発。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は1079億円で前年同期比1.3%減となったが、上海ロックダウンの影響を加味すると、想定以上に底堅い推移との評価が先行しているようだ。各地域でシェアが上昇する形になっている。通期予想は従来の3400億円から3500億円、前期比10.6%増に上方修正しているが、二次値上げの浸透期待などもあるなかでは保守的と捉えられている。 <8282> ケーズHD 1244 -104大幅続落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は69億円で前年同期比39.7%減益となり、100億円程度の市場予想を大きく下回っている。五輪需要の反動、エアコン販売の期ずれ、リベート縮小による粗利益率の悪化などが想定比下振れ要因に。会社側では通期計画の430億円、前期比3.0%増を据え置いているが、より下振れ懸念などは強まる状況になっている。 <7240> NOK 1129 -65大幅続落。前日に第1四半期決算を発表、営業損益は13.9億円の赤字で前年同期比82.8億円の損益悪化となり、上半期計画は従来の115億円から43億円に、通期では295億円から223億円、前期比28.8%減に下方修正している。自動車生産台数の下振れに伴い、シール事業、電子部品事業ともに自動車業界向けの販売が減少のもよう。想定以上の収益悪化を受けてネガティブな反応が先行する形に。 <6908> イリソ電子 3755 +635急騰。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は14億円で前年同期比10.6%増となり、市場予想を5億円程度上回る着地となった。成長期待の高いパワートレイン向けが大幅増収、為替の円安効果も大きく寄与した。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「アンダーウェイト」から「イコールウェイト」に、目標株価も3000円から3500円に引き上げている。業績上振れ余地は大きく、最悪期は脱出としている。 <6879> イマジカG 957 +131急伸。前日に第1四半期決算を発表。営業損益は2.7億円の黒字に転換し、前年同期比5.3億円の損益改善となった。通期予想の36億円、前期比5.3%増は据え置いているものの、第1四半期の改善幅の大きさから、上振れ期待は高まる展開になっている。動画配信事業者向けサービスが好調で海外映像制作サービス事業が大きく伸長、グローバルE2Eサービスの好調継続で映像制作サービス事業も大幅増収増益になった。 <8136> サンリオ 3425 +390急伸。前日に第1四半期決算を発表。営業利益は23.8億円となり、前年同期比24.4億円の損益改善となった。上半期予想は従来の7億円から33億円に、通期では30億円から47億円、前期比85.2%増に上方修正している。海外及び国内需要が想定以上に堅調に推移しているほか、構造改革実行による原価率の低減なども進んだもよう。また、配当計画も、年間配当金を従来計画の16円から20円に引き上げている。 <4732> USS 2314 -235急落。前日に第1四半期決算を発表。営業利益は108億円で前年同期比1.6%増となり、市場予想は5億円程度下回る着地になった。通期予想の431億円、前期比3.7%増は据え置き。決算数値に大きなサプライズは乏しいものの、株価は年初から5割近く上昇した水準にあり、前期決算発表後も急伸していたことで、利益確定売りのきっかけにされている。中古車価格の上昇による収益上振れ期待などは強かったとみられる。 <8306> 三菱UFJ 722.2 -13.3大幅続落。前日に第1四半期決算を発表。純利益は1137億円で前年同期比70.3%減益、ユニオンバンク保有の債券や貸出金の時価変動による損失計上が収益を押し下げた。通期計画1兆円、前期比11.6%減に対する進捗率も低く、売り材料と捉えられているようだ。ただ、ユニオンバンク株式譲渡時には戻入益が計上されるため、これらの影響を考慮した実質ベースでの進捗率は27%程度となっているもよう。 <4062> イビデン 4180 +180大幅反発。前日に第1四半期決算を発表。営業利益は181億円で前年同期比15.1%増となり、160億円程度のコンセンサス、並びに130億円程度とみられる会社計画を上振れた。通期計画670億円は据え置いているものの、高い進捗率などから上振れの可能性も高まる状況へ。サーバー向けCPU用パッケージの出荷増がけん引しているようだ。先行き懸念で株価が調整していたなか、安心感につながる形に。 《TY》
関連銘柄 10件
4062 東証プライム
4,888
11/22 15:30
+125(%)
時価総額 688,529百万円
ICパッケージ基板で世界トップシェア。1912年に揖斐川電力として創業。岐阜県大垣市に本社。自動車排気系部品等のセラミック事業も。電子事業は生成AI用サーバー向けが順調。28.3期売上6500億円目標。 記:2024/06/15
4732 東証プライム
1,404
11/22 15:30
+22(%)
時価総額 721,656百万円
中古車オークション運営で国内最大規模。中古自動車買取専門店「ラビット」の運営、資源リサイクル事業等も手掛ける。総還元性向80%以上目安。会員向けサービスの強化図る。25.3期は成約台数の増加等を見込む。 記:2024/06/28
5201 東証プライム
4,623
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 1,005,202百万円
1907年創立の素材メーカー。建築ガラスや自動車用ガラス、塩化ビニル等の化学品、医薬品・農薬等を手掛ける。フロート板ガラス、自動車用ガラスなどで世界トップシェア。26.12期営業利益2300億円目標。 記:2024/10/07
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6879 東証プライム
489
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 21,878百万円
映像制作会社。映画やドラマの撮影や編集、字幕・吹替等を行う映像制作技術サービス事業が柱。ハイスピードカメラの販売等も。26.3期売上高1100億円目標。映像コンテンツ事業はデジタル化推進で収益性改善図る。 記:2024/06/09
6908 東証プライム
2,683
11/22 15:30
+15(%)
時価総額 65,959百万円
大手コネクタメーカー。カーナビなど車載機器向けが主力。一般家電市場、インダストリアル機器向けなども。海外売上比率が高い。豊富な販売実績が強み。センサー分野などが注力分野。電動車向け拡販の加速図る。 記:2024/10/10
7240 東証プライム
2,242
11/22 15:30
-16.5(%)
時価総額 388,178百万円
国内初のオイルシールメーカー。1941年創業。国内全自動車メーカーが同社製品を採用。オイルシールは国内トップシェア。シール製品「Oリング」などが主要製品。シール事業では中国系自動車メーカーへの拡販図る。 記:2024/08/20
8136 東証プライム
4,902
11/22 15:30
+110(%)
時価総額 417,337百万円
「ハローキティ」を主力とするキャラクタービジネスを手掛ける。サンリオショップの運営、ライセンスビジネス、テーマパークビジネス等を行う。キャラクター開発力が強み。IPポートフォリオの拡充等に取り組む。 記:2024/07/07
8282 東証プライム
1,401.5
11/22 15:30
+10.5(%)
時価総額 266,285百万円
郊外大型店中心の家電量販店。北関東地盤。店舗数は550店舗超。家電の取り扱いに特化。現金値引、長期無料保証などが特徴。配当性向40%目標。25.3期は直営店11店の出店計画。既存店効率の再点検等も図る。 記:2024/08/09
1,825
11/22 15:30
+19(%)
時価総額 24,239,641百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29