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ウイングアーク、JINSHD、サカタのタネなど

2022/7/14 15:35 FISCO
<6920> レーザーテック 17160 +875大幅反発。米国市場では6月CPIが想定を上振れ、次回FOMCでの1.0%利上げも想定される状況となっているが、SOX指数はプラス圏確保など底堅い動きであった。国内半導体関連株も同社を始め、総じて買い優勢の流れに。本日はTSMCが決算発表を予定しており、ショートカバーの動きなども先行したようだ。また、独ボッシュが半導体生産への投資実施を発表、半導体供給制約は来年まで続くとの見通しも示している。 <9501> 東京電力HD 591 -49急反落。福島第1原発事故を巡って、株主らが旧経営陣5人に計22兆円を東電に支払うよう求めた株主代表訴訟の判決で、東京地裁では、旧経営陣4人に計13兆3210億円の支払いを命じた。原発事故を巡る旧経営陣の責任を認めた判決は初めてで、国内裁判の賠償額としては過去最高に。事業者が責任を負う原賠法のあり方に議論が及ぶ可能性もあるとともに、原発再稼働に向けた動きの不透明感にもつながる状況のようだ。 <2379> ディップ 3590 -260大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は31.6億円で前年同期比70.1%増と大幅増益になっている。DX事業の高い成長継続に加えて、人材サービス事業も順調な回復となっているようだ。ただ、据え置きの上半期計画は44-73億円のレンジとなっており、第1四半期大幅増益でもサプライズは限定的。短期的な出尽くし感につながる展開となっているようだ。 <1377> サカタのタネ 5030 +680急伸。前日に22年5月期決算を発表。営業利益は112億円で前期比15.0%増となり、第3四半期決算時に上方修正した水準の100億円を大きく上回る着地に。期末配当金は従来計画の20円から27円に引き上げ、年間配当金は前期比7円増の45円となる。一方、23年5月期は113億円で同1.1%増の見通し、配当金は同5円増の50円を計画。前期上振れの分、今期見通しもコンセンサスを上回る格好のようだ。 <3994> マネーフォワード 3110 -480急落。前日に上半期決算を発表、営業損益は38億円の赤字になっている。3-5月期は21.6億円の赤字で、従来予想レンジ19億円の赤字から24億円の赤字のほぼ中心値ではあるが、グロース株の先行き懸念が拭えない中で、ネガティブな反応につながっている。売上成長は続いているものの、人員拡充による人件費増、広告宣伝費拡大など、先行投資による販管費負担が膨らんでいるもよう。6-8月期見通しも費用先行の形に。 <9861> 吉野家HD 2574 +152大幅続伸で年初来高値を更新。前日に第1四半期決算を発表、営業損益は4.4億円の黒字となり、前年同期比6.5億円の損益改善となった。3-5月期としては3年ぶりの営業黒字になっている。国内では時短営業解除後に店内飲食が段階的に回復し、海外ではアメリカが市場全体の消費の伸びで好調に推移しているもよう。業績予想の変更はないが、収益回復ペースは想定以上とみられ、計画達成確度は高まったとの見方が優勢に。 <3046> JINSHD 3590 -685急落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は27.6億円で前年同期比30.9%減益となり、通期予想は従来の71.8億円から37.6億円、前期比25.6%減にまで下方修正している。国内販売回復が想定以上に進んでいないほか、中国でのコロナ政策の影響なども強まったようだ。米国の事業構造改革関連費用計上など特別損失も発生、期末配当金は従来計画37円から無配にするとしている。 <2157> コシダカHD 664 -48大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は13億円で前年同期比62億円の損益改善となった。通期計画27億円は据え置いた。まん延防止等重点措置の3月中解除など経済活動正常化で、カラオケ事業の売上が大きく回復。ただ、3-5月期は10.3億円の利益水準であり、12-2月期14億円との比較でインパクトは限定的。上半期決算発表後に回復期待が反映されたこともあって、目先の出尽くし感が先行した。 <4432> ウイングアーク 1903 +303急伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は19.4億円で前年同期比37.1%増と大幅増益になった。据え置きの通期予想は47.5億円で前期比20.6%減であり、想定以上に好調なスタートと捉えられた。SVFが大企業を中心に受注を積み上げ、オンプレミスのソフトウェアライセンスが大きく増加した。また、電子帳簿保存法対応の影響からクラウドサービスの成長も継続。業績の大幅上振れ期待が先行した。 <3093> トレファク 1283 +80大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は7.7億円で前年同期比2.2倍となり、従来の上半期計画を大幅に上振れ着地。つれて、上半期予想は従来の2.5億円から6.3億円に、通期では11億円から14億円、前期比40.7%増にそれぞれ上方修正している。売上高、粗利益率ともに想定を大きく超える推移となっとぃるようだ。なお、下半期には新たに販管費の増加を約1億円見込むとしている。 《ST》
関連銘柄 10件
1377 東証プライム
3,410
11/22 15:30
-20(%)
時価総額 158,262百万円
大手種苗会社。野菜種子や花種子、球根、農園芸資材等を種苗会社や農業生産者、園芸店等へ販売する。オリジナルの野菜や花で高い世界シェア。国内は足踏み。海外卸売事業は堅調。北中米では野菜類が好調。人件費等が重し。 記:2024/07/15
1,149
11/22 15:30
+4(%)
時価総額 94,563百万円
カラオケチェーン「カラオケまねきねこ」を国内外で展開。ひとりカラオケ専門店「ワンカラ」、アクエル前橋等の不動産管理事業等も手掛ける。カラオケ店舗数は国内外で680店超。カラオケは海外の積極展開を継続。 記:2024/10/22
2379 東証プライム
2,594
11/22 15:30
+9(%)
時価総額 156,003百万円
アルバイト求人情報サイト「バイトル」の運営等を行う人材サービス事業が柱。中堅・中小企業のDX化を支援するDX事業も。27.2期営業利益200〜250億円目標。生成AI活用の対話型バイト探しサービスを開始。 記:2024/06/04
3046 東証プライム
6,350
11/22 15:30
-20(%)
時価総額 152,273百万円
眼鏡専門店「ジンズ」を展開するSPA(製造小売業)。海外は中華圏を軸に出店。店舗数は730店舗超。アプリ会員数は1430万人超。国内アイウエア事業ではJINS極薄レンズなどオプションレンズの装着率が上昇。 記:2024/06/03
1,285
11/22 15:30
+17(%)
時価総額 31,287百万円
総合リユース業態「トレジャーファクトリー」を全国展開。ブランド専門リユース業態、スポーツ・アウウトドア専門リユース業態等も。グループ店舗数は270店超。中期経営計画では27.2期売上高503億円目標。 記:2024/06/03
3994 東証プライム
4,330
11/22 15:30
-104(%)
時価総額 236,743百万円
経理・確定申告、人事労務等の「マネーフォワード クラウド」が主力。家計簿アプリや事業用プリペイドカード、企業間請求・決済代行サービスなども。課金顧客数は35万超。企業間請求・決済代行サービスは好調。 記:2024/10/28
4432 東証プライム
3,225
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 112,443百万円
帳票・文書管理ソフトが柱。経営判断支援ツールも。クラウドサービスを強化。旺盛なDX需要を追い風にライセンス販売やクラウド売上が拡大。システム開発会社を買収。自治体向け強化へ。総還元性向5割目安。 記:2024/08/13
6920 東証プライム
17,280
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
558.8
11/22 15:30
-2.2(%)
時価総額 898,002百万円
電力事業を行う東京電力グループの事業持株会社。福島第一原発の廃炉作業や賠償・除染事業に重点。電気代の値上げは寄与するが、原油高や節電進み環境厳しい。柏崎刈羽原子力発電所7号機は再稼働の時期を見通せず不透明。 記:2024/07/13
9861 東証プライム
3,169
11/22 15:30
+20(%)
時価総額 206,397百万円
外食大手。牛丼チェーン「吉野家」が中核の持株会社。はなまるうどんの「はなまる」等も傘下に持つ。アジア、アメリカでも事業展開。24年8月末のグループ店舗数は2786店舗。外販事業は量販店向け拡販を強化。 記:2024/10/29