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ソフトバンクG、住阪セメ、ニチレイなど/本日の注目個別銘柄

2021/11/26 15:49 FISCO
<4528> 小野薬 2503.0 +47.5大幅上昇。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は投資判断「ニュートラル」を継続で、目標株価を2600円から2900円に引き上げた。国内オプジーボの売上上方修正に加えて、オプジーボやキイトルーダのロイヤルティ収入想定を引き上げている。パイプラインに関しても、開発にはまだ時間が掛かるものの、ナルコレプシー対象のONO-2909や神経変性疾患対象のONO-2808などが興味深いとしている。 <9984> ソフトバンクG 6336 -347大幅反落。中国当局が、配車アプリ大手で同社も出資している滴滴グローバルに対し、上場している米株式市場から撤退する計画をまとめるよう求めていると伝わっている。今後も中国政府は、自国のテクノロジー業界に対する規制を強化する可能性が意識されているもよう。ビジョンファンドにおける中国企業への出資比率は2割前後ともされており、チャイナリスクに対する警戒感があらためて強まる状況に。 <4974> タカラBIO 2651 -76大幅続落。いちよし証券はレーティングを「A」から「B」に引き下げ、フェアバリューも3700円から2600円に引き下げた。腫瘍溶解性ウイルスHF10及びCD19・CAR遺伝子治療薬に関する、大塚製薬との契約終了を考慮して中長期利益予想を見直したことが背景。なお、22年3月期営業利益は、会社側の上方修正計画である200億円、前期比43.3%増にまで引き上げている。 <2871> ニチレイ 2684 +51大幅反発。東海東京証券は投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価は3180円から3220円に引き上げた。加工食品事業の営業利益が7-9月期に改善していることを評価、下期挽回に期待としている。また、自己株取得及び自己株消却の計画を発表しており、一株当たりの指標数値改善が投資魅力の向上につながるとも捉えている。 <9024> 西武HD 1148 -100急落。SBI証券では投資判断を「買い」から「中立」に格下げ、目標株価も1640円から1260円にまで引き下げた。上半期決算を受けて業績予想を下方修正、22年3月期営業損益は20億円の赤字を予想。市場コンセンサスは3億円程度の黒字転換を見込んでいる。コロナ前の利益水準に戻るのは25年3月期以降と考え、配当回復にも時間を要するとみている。本日はコロナ感染再拡大懸念が高まっていることも逆風に。 <9603> H.I.S. 2080 -163急落。南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異株が検出されたと伝わっている。ワクチンの効果が低い可能性があるとされ、感染拡大抑制に向けた取り組みが危ぶまれるなどの懸念にもつながっているようだ。英国では、南アフリカなど一部のアフリカ諸国からの航空便を一時禁止するとしている。世界的な感染再拡大につながる可能性など、同社を始めとした旅行・観光業界の収益回復の遅れが意識される状況にも。 <7590> タカショー 780 -116急落。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は14億円で前年同期比25.0%増益に。基軸商品の「ホームヤードルーフ」などの売上が拡大のほか、海外でもe-コマースにおけるガーデニング用品の売上高が伸長しているもよう。ただ、8-10月期は2.3億円で同22.2%減と減益に転じているなど、市場期待値までの水準には達していない状況とみられる。 <8068> 菱洋エレク 2271 -129大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、累計経常利益は16.4億円で前年同期比3.4倍となった。通期計画の19.5億円、前期比2.2倍は据え置いている。企業のIT関連投資の拡大に伴い、半導体/デバイス部門の売上が大幅に拡大する形に。ただ、8-10月期は5.1億円の水準で、前四半期5.8億円からはやや減少となっている。サプライズは限定的として目先の出尽くし感が先行している。 <7762> シチズン 544 +22大幅続伸。発行済み株式数の7.99%に当たる2500万株、100億円を上限とする自社株買いの実施を発表している。取得期間は11月30日から22年6月30日まで。株主還元の充実、資本効率の向上を図ることを目的としている。同社の自社株買いは19年8月にかけて、30億円を上限に取得して以来となる。高水準の自社株買いが当面の需給面の下支えにつながるものとして買い材料視する動きが優勢に。 <5232> 住友大阪 3625 +295急騰。発行済み株式数の9.41%に当たる350万株、100億円を上限とする自社株買いの実施を発表している。取得期間は11月26日から22年6月30日まで。資本効率の向上を通じた株主への利益還元を図ることが目的としている。高水準の自社株買いが当面は需給面での下支えになるとの期待が高まる形に。また、大和証券では投資判断を「3」から「2」へ格上げ、目標株価も3200円から3800円に引き上げている。 《YN》
関連銘柄 10件
2871 東証プライム
4,115
11/26 15:30
+56(%)
時価総額 551,826百万円
冷凍食品最大手。低家庭用冷凍食品シェアは約20%。温物流事業にも強く、冷蔵倉庫設備能力や庫腹量でトップシェア。家庭用調理品は売上増。炒飯を中心に米飯類の販売数量は回復。低温物流は効率化を進める。 記:2024/06/04
4528 東証プライム
1,732
11/26 15:30
+15(%)
時価総額 863,736百万円
1717年創業の医薬品メーカー。抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」、慢性腎臓病治療剤「フォシーガ錠」などが主要製品。新薬開発に特化。配当性向40%目途。がん・免疫疾患、中枢神経疾患などが重点研究領域。 記:2024/08/26
4974 東証プライム
1,057
11/26 15:30
-26(%)
時価総額 127,280百万円
研究用試薬などの試薬事業が主力。宝HD傘下。滋賀県草津市に本社。再生医療等製品関連受託などのCDMO事業、遺伝子医療事業も手掛ける。25.3期は大幅増益計画。再生医療等製品関連受託の増収などを見込む。 記:2024/07/05
5232 東証プライム
3,340
11/26 15:30
-23(%)
時価総額 114,662百万円
大手セメントメーカー。国内販売シェア3位。セメントや生コンクリート、固化材等のセメント製品、コンクリート二次製品の製造、販売を行う。リソースの集中投入により、半導体製造装置向け電子材料事業の規模拡大図る。 記:2024/10/20
7590 東証スタンダード
441
11/26 15:30
-36(%)
時価総額 7,757百万円
環境エクステリア関連製品の企画・開発、ガーデン用品の輸出入販売などを行う。和歌山県海南市に本社。直販ECサイト「青山ガーデン」の運営等も手掛ける。海外事業では新商品の投入による販売強化などに取り組む。 記:2024/08/10
7762 東証プライム
898
11/26 15:30
-1(%)
時価総額 220,908百万円
国内大手の時計メーカー。工作機械や電子部品も。配当性向5割目安。国内はインバウンド需要の回復等でCITIZENブランドは売上堅調。海外も高価格帯を中心に拡販、出店強化。工作機械事業は低調。 記:2024/06/18
8068 東証プライム
3,965
3/27 15:00
-20(%)
時価総額 106,262百万円
三菱電機系列の半導体商社。米インテル製半導体なども扱う。リョーサンと経営統合に伴い3月28日付で当社株は上場廃止に。代わって4月1日付で持株会社のリョーサン菱洋HDが上場へ。24.3期は14カ月変則決算。 記:2024/03/10
9024 東証プライム
3,144
11/26 15:30
-158(%)
時価総額 1,016,968百万円
私鉄大手の西武鉄道、西武・プリンスホテルズワールドワイドなどを傘下に収める持株会社。都市交通・沿線事業、ホテル・レジャー事業が柱。25.3期は増収計画。ホテル・レジャー事業における値上げ効果等が寄与へ。 記:2024/07/04
9603 東証プライム
1,757
11/26 15:30
-114(%)
時価総額 140,316百万円
旅行会社大手。海外旅行に強み。「変なホテル」等の運営を行うホテル事業も。九州産業交通HDなどを傘下に収める。ハウステンボスは22年に譲渡。26.10期売上4300億円目標。グローバルマーケットの強化図る。 記:2024/06/09
9984 東証プライム
8,844
11/26 15:30
-30(%)
時価総額 13,000,636百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17