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サンケン電、島忠、京セラなど

2020/10/30 16:05 FISCO
<6707> サンケン電 3325 +405急伸。米半導体子会社のアレグロ・マイクロシステムズが前日に米ナスダックに上場している。時価総額は一時37億ドル(約3900億円)を超え、同社の5倍の水準にまで達している。上場後も同社はアレグロの過半数の株式を握っている。子会社上場による含み益の拡大が期待されるが、資産価値からみた同社株の割安感もクローズアップされる状況に。 <8035> 東エレク 27900 -1095大幅反落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は1474億円で前年同期比43.9%増益、1270億円の従来計画を上回り、市場コンセンサスも80億円程度上振れた。ファンドリの好調などを背景に、通期予想も従来の2750億円から2810億円、前期比18.4%増に上方修正している。決算内容はポジティブとの評価が多いようだが、米ナスダックが時間外取引で下落していることもあって、徐々に出尽くし感が優勢となる形に。 <4502> 武田薬 3239 -202大幅反落。前日に上半期の決算を発表、コア営業利益は5076億円で前年同期比6.3%減益となっている。グローバルブランド14製品の現地通貨ベースでの売上成長が7-9月期には鈍化したほか、R&D費などは想定を上回ったもよう。円高の影響などを考慮して、通期売上収益予想は減額している。通期営業利益は3950億円から4340億円に上方修正しているが、事業売却益などが背景で、コア営業利益は計画を据え置いている。 <6754> アンリツ 2281 -169大幅反落。前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は47.3億円で前年同期比20.0%増益、第1四半期の同90.0%増から増益率は鈍化し、ほぼ市場コンセンサス並みの水準となった。決算数値自体に大きなサプライズはないものの、注目度の高い計測事業の受注が前年同期比4.2%減と減少に転じ、市場の期待も下回っていることがネガティブに捉えられているようだ。 <6971> 京セラ 5731 -633大幅反落。前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は165億円で前年同期比56.2%減益、市場予想は15億円程度下振れる着地になった。第1四半期の同66.5%減益に対して回復力は鈍く、電子部品業界内では相対的にネガティブな印象と受けとめられている。通期計画750億円、前期比25.1%減は据え置いているものの、上振れ期待はやや低下の方向とみられる。今週に入って株価の上昇ピッチが速まっていた反動も強まる形に。 <6724> エプソン 1204 +77大幅反発。前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は72億円で前年同期比54.5%減と大幅減益になったものの、市場予想は65億円程度の赤字であったため、想定以上に底堅い状況と評価されている。インクジェットプリンターが想定以上に底堅い推移となっているようだ。通期予想も従来の160億円から280億円、前期比29.1%減に上方修正、市場予想を100億円強上回る水準となっている。 <6752> パナソニック 960.7 +45.2大幅続伸。前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は929億円で前年同期比10.7%増益、第1四半期の38億円からは急回復し、市場予想も600億円程度上回った。インダストリアルソリューションズが引き続き順調で、アプライアンスやオートモーティブ事業なども改善している。通期予想は1500億円、前期比48.9%減を据え置いているが、未達の見方も多かっただけに、第2四半期までの高い進捗率に安心感が強まっている。 <8184> 島忠 5530 +470大幅続伸。ニトリHDが完全子会社化を目指してTOBを実施することを正式に発表している。現在はDCMHDがTOBを実施しているが、TOB価格はDCMHDの4200円に対してニトリHDでは5500円としている。TOB価格の開きは想定以上に大きく、ニトリHDが示したTOB価格にサヤ寄せを目指す動きになっている。さらなるTOB価格引き上げへの思惑などは現在のところ限定的なようだ。 <6954> ファナック 22050 +685大幅続伸。前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は212億円で前年同期比4.0%増と増益転換、第1四半期の同61.3%減からは急回復する格好に。また、通期予想は従来の385億円から854億円、前期比3.3%減にまで上方修正。保守的とはみられていたものの、720億円程度であったコンセンサスを大きく上回る水準までの上方修正にはインパクトが強まる状況のようだ。とりわけ、ロボドリル需要の伸長が寄与しているもよう。 <6857> アドバンテス 6030 +510大幅続伸。前日に上半期決算を発表、営業利益は309億円で前年同期比5.9%減益となったが、市場予想を30億円程度上振れる着地になった。通期計画も450億円から525億円、前期比10.6%減に上方修正、500億円程度のアナリスト予想も上回る水準となっている。市場見通しはSoCテスタの想定を引き上げているもよう。第1四半期決算がネガティブインパクトになっていたことで、上振れ決算をポジティブ視する動き優勢に。 《ST》
関連銘柄 10件
4502 東証プライム
4,113
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 6,543,528百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
6707 東証プライム
5,660
11/22 15:30
-85(%)
時価総額 142,055百万円
パワー半導体メーカー。自動車向けが主力。白物家電向けインテリジェントパワーモジュールは世界シェアトップクラス。海外売上高比率は7割超。新製品売上高比率の向上図る。28.3期売上高2500億円以上目標。 記:2024/06/09
6724 東証プライム
2,709
11/22 15:30
+59(%)
時価総額 1,043,025百万円
インクジェットプリンター大手。1942年設立。POSシステム関連製品、ラベルプリンター、液晶プロジェクター、産業用ロボット等も。オフィスプリンティング、商業・産業プリンティングなどを成長領域に位置付け。 記:2024/10/14
1,551
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6754 東証プライム
1,181.5
11/22 15:30
+6(%)
時価総額 160,532百万円
通信用計測器、測定システムの製造・販売等を行う通信計測事業が主力。1895年創業。自動重量選別機、EV・電池向け試験装置等も。配当性向は50%以上目標。中計では27.3期営業利益200億円目指す。 記:2024/06/15
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6971 東証プライム
1,468
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 2,217,376百万円
大手電子部品メーカー。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。京都府京都市に本社。事業の選択と集中を推進。中計では26.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/10/20
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8184 東証1部
5,480
3/23 15:00
±0(%)
時価総額 233,497百万円
ホームセンターを運営。家具インテリアとホームセンターの融合が特長。首都圏中心に60店舗展開。ニトリがTOB実施。既存店売上高は堅調。粗利率上昇。20.8期通期は増収増益。21.8期は1店舗の新規出店計画。 記:2020/12/20