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内田洋行、ブイキューブ、トランザクションなど

2020/9/1 16:03 FISCO
<8057> 内田洋行 5560 -770急落。前日に20年7月期決算を発表、営業利益は72.4億円で前期比89.9%増、従来予想の65億円を上回る着地となった。ただ、第3四半期累計では82.8億円で前年同期比2.3倍であったため、業績上振れは想定線と捉えられた。また、21年7月期は60億円で前期比17.2%の減益に転じると予想。新規参入企業増加による競争激化を背景としているが、失望感が先行する形に。配当金は記念配剥落分の減配を計画。 <6997> 日ケミコン 1516 -187急落。第三者割当による新株予約権の発行を発表している。割当先はSMBC日興証券、新株予約権の発行価額は488円で潜在株式数は400万株となる。また、当初行使価額は1691円で、下限行使価額は1099円となる。手取り概算額は67.7億円で、成長投資資金の確保、財務基盤の強化を目的としている。全て行使された場合の希薄化率は24.71%になり、潜在的な希薄化を嫌気する動きが優勢に。 <1954> 日工営 2577 -207急反落。前日に20年6月期決算を発表。営業益は53.7億円で前期比5.1%増益、5月14日に下方修正した数値46.0億円は上振れた。一方、21年6月期は15.0億円で同72.1%減益の見通し。想定以上の大幅減益予想がネガティブなインパクトにつながる。これは、新型コロナの影響を最大限に考慮した水準としており、コロナ影響なしとした場合の目標値として76.0億円を掲げている。 <1743> コーアツ工業 4520 +700ストップ高。前日に20年9月期業績予想の上方修正を発表した。営業利益は従来予想3.1億円から8.4億円に増額、売上高はほぼ想定線ながら、利益率の高い工事の進捗が想定以上に進んだことを主因としている。第3四半期までの状況からは上振れ期待も高かったとみられるが、期末配当金も50円から80円まで大幅に引き上げており、より評価が高まる展開となった。 <3687> Fスターズ 1069 -92急反落。東海東京証券では投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価も1800円から1260円に引き下げている。足下で業績拡大を牽引してきたトヨタグループ向けの自動運転関連案件は減速が懸念されること、キオクシア向けもエンジニアの確保が難しくなっている中で大幅な受注拡大は見込みにくいことなど、高成長モデルが曲がり角に直面していることを格下げの背景としている。 <5337> ダントーHD 267 +16大幅続伸。前日に業績予想の修正を発表した。7月にSRE Mortgage Alliance Inc.を連結子会社化したことに伴い、第3四半期決算において負ののれん益1.8億円を特別利益に計上することで、20年12月期純利益は従来予想の1億円から2.8億円に増額している。売上高や営業利益などは変更なし。低位材料株として足元で短期資金の関心が集まっているなか、新たな物色の手掛かり材料とされている。 <3681> ブイキューブ 1814 +134急伸。ビデオ会議サービス「Zoom」を運営する米ズームが前日に5-7月期決算を発表している。売上高は前年同期比4.6倍、前四半期比2倍超に拡大、純利益も上場以降で初めて1億ドルを突破している。世界的なWeb会議の需要拡大が同社にも連想される形になっている。また、政府が近く中小企業向けにテレワークの導入マニュアルを作成すると報じられていることなども関心を集めているようだ。 <8068> 菱洋エレク 2829 -164大幅反落。前日に上半期決算を発表、営業益は7.4億円で前年同期比30.2%減となり、通期予想は従来の22億円から17億円に減額した。新型コロナの影響で企業のIT関連投資について計画の中止や見直しの動きが強まっているもよう。また、発行済み株式数の27.45%に当たる735万7900株を上限とする自己株の公開買付実施も発表した。買い付け価格は2990円。需給妙味が限定的なため、支援材料にはならず。 <7818> トランザク 1087 -48伸び悩んで大幅反落。前日に20年8月期の業績上方修正を発表。営業利益は従来の22.7億円から27.5億円に増額、ウイルス感染対策製品の売上が伸長したほか、レジ袋有料義務化によるエシカルブランド「MOTTERU」の売上も伸びた。買い先行となったものの、第3四半期累計で22.2億円の実績だったことから業績上振れは想定線。レジ袋有料化によるプラスメリット期待もあったため、徐々に出尽くし感が優勢に。 <7972> イトーキ 339 -26大幅反落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は26.3億円で前年同期比36.5%増益なった。一方、いったん取り下げていた通期業績予想を公表、営業利益は4億円で前期比55.7%減益としている。5月25日に取り下げる前は25億円の水準であった。新型コロナによる経済停滞の影響が大きく響く見通しになっている。想定以上の下半期の業界環境悪化がネガティブに捉えられる形に。 《US》
関連銘柄 10件
1743 東証スタンダード
1,224
11/22 13:27
+2(%)
時価総額 2,791百万円
PC(プレストレストコンクリート)橋梁工事会社。鹿児島県鹿児島市に本社。コンクリート製品事業、不動産事業、売電事業も展開。伊良部大橋などで施工実績。各種インフラの大規模更新工事などの受注獲得に注力。 記:2024/08/20
1954 東証プライム
3,740
6/28 15:00
+20(%)
時価総額 56,324百万円
建設コンサルタント会社最大手。上下水道やダム、道路、空港等の建設コンサルタントを国内外で展開する。建築や都市設計、再生可能エネルギーも手掛ける。今期3Q累計は受注高が増加。全セグメントが増収となった。。 記:2023/06/07
3681 東証プライム
226
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 5,954百万円
汎用Web会議システムの販売等を行うエンタープライズDX事業、セミナー配信プロダクトの提供等を行うイベントDX事業が柱。防音個室ブース「テレキューブ」等も。イベントDX事業は生成AI活用等で製品力を強化。 記:2024/10/05
3687 東証プライム
1,660
11/22 15:30
-33(%)
時価総額 55,834百万円
画像処理アルゴリズム開発、自動車向けソフトウェア開発等を手掛けるSolution事業が主力。キオクシア、トヨタグループ等が主要取引先。SaaS事業も。Solution事業は高速化サービス中心に需要旺盛。 記:2024/07/29
5337 東証スタンダード
319
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 10,642百万円
タイルメーカーの東日本ダントータイルなどを傘下に収める持株会社。1885年設立。淡路島に自社工場を保有。不動産事業、住宅金融事業も展開。タイル事業は高付加価値商品の拡販、プロモーション強化などに注力。 記:2024/07/02
6997 東証プライム
1,135
11/22 15:30
-11(%)
時価総額 24,902百万円
1931年創業の電子部品メーカー。アルミ電解コンデンサで世界トップシェア。電気二重層キャパシタにも強み。ホンダなどが主要取引先。ICT市場、産業機器市場を最重要戦略市場に位置付け。高付加価値品の拡販図る。 記:2024/06/29
7818 東証プライム
2,222
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 65,271百万円
エコプロダクツ、ライフスタイルプロダクツが柱のファブレスメーカー。衛生用品のウェルネスプロダクツ等も手掛ける。オリジナル雑貨に強み。25.8期は増収増益計画。BtoB、DtoCサイトの売上拡大などに注力。 記:2024/10/24
7972 東証プライム
1,585
11/22 15:30
+7(%)
時価総額 84,612百万円
デスク・ワークステーションなどを手掛けるオフィス家具メーカー。特殊扉や情報セキュリティシステムなどの設備機器・パブリック事業も展開。サプライチェーン改革でビジネス拡張図る。配当性向は40%目指す。 記:2024/08/12
8057 東証プライム
6,880
11/22 15:30
+20(%)
時価総額 71,683百万円
法人向けERP・業務システム等を手掛ける情報関連事業が柱。1910年創業。教育ICT環境構築等の公共関連事業、オフィス家具等のオフィス関連事業も。クラウド型会議室運用支援サービス等のICTサービスは順調。 記:2024/08/12
8068 東証プライム
3,965
3/27 15:00
-20(%)
時価総額 106,262百万円
三菱電機系列の半導体商社。米インテル製半導体なども扱う。リョーサンと経営統合に伴い3月28日付で当社株は上場廃止に。代わって4月1日付で持株会社のリョーサン菱洋HDが上場へ。24.3期は14カ月変則決算。 記:2024/03/10