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スズキ、テルモ、ローソンなど

2020/4/2 16:46 FISCO
<9831> ヤマダ電機 470 +52急反発。前日に発表した自社株買いの実施発表が好感される。発行済み株式数(自己株式を除く)の11.4%に当たる1億株、500億円を取得上限としており、取得期間は4月2日から21年3月24日までとしている。資本効率向上を通じた株主還元の充実を図ることが目的としている。自社株買いは18年3月にかけて実施して以来となる。取得期間は長いものの、安値圏では株価の下支えにつながるとの期待感につながっている。 <4543> テルモ 3605.0 +66.0反発。肺炎治療向け人工心肺装置の生産量を現在の倍以上に増やすと報じられている。新型コロナウイルスの感染者が増加し、重症患者での使用ニーズが高まっていることに対応する。同社は人工心肺装置で国内約7割のシェアを保有している。短期で増産体制を敷き、今後数カ月以内に100台超供給できるようにする計画のようだ。医療機関での整備が進むこと必要になるが、中期的な業績の押し上げ要因につながるとの見方も先行。 <2651> ローソン 5870 +90反発。20年2月期営業利益が前期比4%増の630億円弱になったもようとの観測が伝わった。従来予想の608億円を上回ったもよう。コンビニではデザートなどが売り上げを伸ばし既存店売上高が増加を確保したとみられるほか、高級スーパーの「成城石井」などコンビニ以外の事業も好調のようだ。新型コロナウイルスの感染拡大により、21年2月期の業績には不透明感が残るものの、ひとまず足元の堅調推移を評価する流れに。 <7545> 西松屋チェ 705 -9続落。前日に20年2月期決算を発表。営業利益は19.1億円で前期比47.0%減と大幅減益ではあるものの、2月21日に下方修正した数値18億円をやや上回った。一方、21年2月期は47億円で同2.5倍の大幅増益見通し。値下げロスの低減などにより、利益率の向上を目指す方針。好決算を受けて買いが先行してスタートしたものの、戻りの鈍さから上値の重さが意識される展開に。 <7965> 象印マホービン 1399 +38反発。前日に第1四半期決算を発表、営業益は28.3億円で前年同期比7.8%減、上半期計画の35億円、同14.3%減に対しては堅調な推移とみられ、ほぼ市場の想定線とも捉えられる。ひとまず安心感が先行の形となった。ただ、海外子会社の決算期ずれから、新型コロナウイルス感染拡大の影響は、第2四半期以降顕在化するとみられ、国内内食化シフトなどのプラス要因も含め、依然先行き不透明感は拭い切れない情勢にも。 <3604> 川本産業 1775 +30反発。安倍首相が前日、全世帯に再利用可能な布マスクを配布すると表明、1住所あたり2枚ずつ配る方針であり、来週決定する経済対策に国が買い上げる費用を盛り込むもようだ。同社などのマスク関連銘柄にとって、業績の押し上げ材料になるとの見方が優勢に。同社のほか、ダイトウボウ<3202>や新内外綿<3125>、マナック<4364>、昭和化学<4990>など、マスク関連は全般買い優勢の展開になっている。 <2735> ワッツ 619 +49急反発。前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の3億円から7.9億円に増額、減益予想から一転しての大幅増益に。100円以外の価格帯の商品導入を進めてきた効果、新型コロナウイルス感染症拡大に伴うマスク・除菌関連商品の需要増などが上振れの背景に。第1四半期の状況から上振れ期待はあったとみられるが、通期予想を超過する水準までの上方修正にはインパクトも強まる形へ。 <6927> ヘリオスTH 343 +49一時ストップ高。安倍首相が前日、全世帯に再利用可能な布マスクを配布すると表明したことで、本日はマスク関連銘柄が人気化しており、同社も関連銘柄として関心が高まっている。子会社のナカンテクノがマスク生産設備の販売を手掛けている。また、ナカンテクノはコンソーシアムで、経済産業省のマスク生産設備導入支援事業費補助金に係る補助事業者に採択されている。 <7269> スズキ 2579.0 +44.5反発。インドで人工呼吸器やマスクなどの生産を始めると発表しており、材料視される展開とみられる。子会社マルチ・スズキで、1カ月当たり1万台程度の人工呼吸器を生産するほか、3層構造のマスクや防護服も製造していく計画。また、マルチ・スズキでは3月のインド国内販売台数が前年同月比46%減の大幅減になったとも発表しているが、特に悪材料視はされていないようだ。 <5334> 日特殊陶 1335 -101大幅続落。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に、目標株価も2300円から1650円に引き下げた。19年度営業利益の109%を自動車用プラグ、排ガスセンサが稼ぎ出していると予想し、2020年のグローバルの自動車販売台数が11.7%減少すると想定される中、20年度は3期連続の減益となり、営業利益はコンセンサスを大幅に下回ると分析している。 《US》
関連銘柄 14件
2651 東証プライム
10,330
7/23 15:00
±0(%)
時価総額 1,036,099百万円
コンビニ大手。ローソン、ローソンストア100などの運営を行う。成城石井、ローソン・ユナイテッドシネマ等を傘下に収める。国内総店舗数は1万4600店舗超。KDDIによるTOBは成立、同社株は上場廃止へ。 記:2024/05/06
2735 東証スタンダード
666
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 8,964百万円
100円ショップ大手。生活雑貨に強み。ローコスト運営に特徴。雑貨店「BuonaVita」、ディスカウントショップ「リアル」の運営も。店舗数は1810店舗超。100円ショップは雑貨アイテムの品揃え増強図る。 記:2024/10/24
3125 東証2部
588
7/19 15:00
-8(%)
時価総額 1,152百万円
シキボウ系列の繊維会社。小ロット・多品種・短納期生産販売システムに強み。スポーツ用途を強化し、抗ウイルスマスクのEC販売に注力。受注減もあり21.3期は停滞。シキボウによる完全子会社化で7月に上場廃止へ。 記:2021/05/27
3202 東証スタンダード
102
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 3,097百万円
1896年に設立された国内初の毛織会社。現在は商業施設「サントムーン柿田川」の商業施設事業が主力。ヘルスケア事業、せんい事業も展開。27.3期売上高47億円目標。せんい事業ではユニフォーム事業に注力。 記:2024/07/29
3604 東証スタンダード
794
11/22 15:30
-3(%)
時価総額 4,764百万円
医療・衛生材料大手。衛生材料・医療用品・介護用品等の製造・販売、育児用品・トイレタリー用品の仕入・販売等を手掛ける。1914年創業。エア・ウォーター傘下。口腔ケア製品などを販売注力製品に位置付け。 記:2024/10/13
4364 東証2部
727
9/28 14:56
-2(%)
時価総額 6,270百万円
難燃剤や機能材料、人工透析用薬剤などが主力。臭素化・ヨウ素化技術を用いた高次化合物に強み。22.3期は抗菌剤が好調維持。難燃剤や機能材料も上向く見込み。償却費増だが利益続伸を計画。今秋に持株会社化を予定。 記:2021/05/18
4543 東証プライム
3,073
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4990 東証スタンダード
437
11/22 14:57
-6(%)
時価総額 5,235百万円
珪藻土・パーライト事業を展開。1933年設立。濾過助剤や建材・充填材の製造・販売、浄化槽用塩素剤等の化成品の仕入・販売を行う。鳥取県倉吉市に研究分析センター。コスト削減に加え、販売価格の改定進める。 記:2024/10/05
5334 東証プライム
4,823
11/22 15:30
-34(%)
時価総額 960,973百万円
自動車関連事業が主力。スパークプラグ、排気ガス浄化システム用酸素センサで世界トップシェア。半導体製造装置部品、酸素濃縮装置等も。自動車関連分野は高付加価値製品の拡販図る。30.3期売上7500億円目標。 記:2024/06/03
958
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 21,849百万円
フェニックス電機、ルクス、ナカンテクノなどを傘下に収める持株会社。配向膜印刷装置等の製造装置事業が主力。露光装置用光源ユニット用ランプ等も。産業用LEDなどは量産化に対応した生産体制の確立等に取り組む。 記:2024/08/06
7269 東証プライム
1,638
11/22 15:30
-38(%)
時価総額 3,217,992百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
7545 東証プライム
2,262
11/22 15:30
+136(%)
時価総額 157,410百万円
ベビー用品や子供衣料、マタニティグッズ、育児用品等の専門店を全国展開。出店はロードサイド中心。低価格PB商品の開発に注力。1120店舗展開。オンラインストアは売上堅調。海外向け卸売も拡大。IT化で効率化。 記:2024/10/04
7965 東証プライム
1,605
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 116,523百万円
1918年創業の家庭用品メーカー。炊飯ジャーなどで国内シェアトップクラス。調理家電の売上構成比率が高い。ステンレスボトル、ふとん乾燥機等も。配当性向は50%以上目安。価格競争力の強化などに取り組む。 記:2024/07/28
9831 東証プライム
466.6
11/22 15:30
-3.3(%)
時価総額 451,138百万円
家電量販店国内トップのヤマダデンキを中核とする持株会社。ヒノキヤグループなども傘下に持つ。地域電気店との連携網に強み。M&Aで事業領域拡大。くらし体験・体感・完結型店舗を中心にエリア店舗開発を積極化。 記:2024/10/06