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日本製鉄、国際帝石、ガンホーなど

2019/12/5 16:16 FISCO
<5401> 日本製鉄 1695.0 +106.0大幅反発。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に、目標株価も1640円から2200円に引き上げた。本業の製鉄事業で少なくとも向こう3年間で2000億円強の収益改善策を打ち出す必要があるとみているが、全国に工場が分散していることなどから、設備集約余地は大きいと考えているもよう。構造改革プランなどの顕在化を期待しているようだ。2020年は生産体制、販売戦略の転換を迎えるものと捉えている。 <5703> 日軽金HD 229 +6大幅高。みずほ証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も200円から260円に引き上げている。減額修正によっておおむね悪材料は出尽くしたと判断、21年3月期以降の利益改善を見込めば、現状の株価には割安感があるとしている。板、押出製品が利益回復局面に入るとみているようだ。また、来期以降の利益回復を想定すれば、年間配当金9円も維持されるとみている。 <3672> オルトプラス 957 +80急伸。「ヒプノシスマイク」への期待感が再燃する形になっているようだ。アニメ製作会社のアニプレックスが前日に、「ヒプノシスマイク」のTVアニメ化を決定したと発表、2020年に放送するとされている。同社はアイディアファクトリーが配信を予定している「ヒプノシスマイク」の開発に参画しており、同タイトルによる収益寄与への期待がここまで高まってきている。 <3547> 串カツ田中 2222 -171急反落。前日に発表した11月の月次動向が弱材料視されている。既存店売上高は前年同月比11.9%減、9カ月連続の減少となり、この期間では初の2ケタ減となっている。客数が同9.2%減少したほか、客単価も同3.0%低下した。消費増税や禁煙化後の客層の変化などが影響しているもよう。既存店の落ち込み継続に伴う収益性の低下などが警戒視される格好のようだ。 <3765> ガンホー 2295 -153急落。いちよし証券ではレーティングを「A」から「B」に格下げ、フェアバリューを3300円から2800円に引き下げており、本日のマイナス材料とされているようだ。既存タイトルの今後の盛り上がりは期待しにくく、当面は新作タイトル向けに広告宣伝費の増加が想定されることから、19年12月期以降の業績予想を下方修正している。来期、再来期は2ケタの営業減益を予想。 <4615> 神東塗料 232 +31急騰で年初来高値を更新。特に材料は観測されないものの、昨日も富士通<6702>グループ各社が急騰したように、親子上場解消の流れが全般的に強まるとの期待が高まっており、住友化学<4005>が45%超の株式を保有している同社にも、こうした再編思惑が波及する展開になった。とりわけ、同様に住友化学が筆頭株主である広栄化学<4367>が前日から急伸しており、同社に対する刺激となっているようだ。 <3179> シュッピン 1208 +60年初来高値を更新。水戸証券がレーティングを新規に「A」、目標株価を1500円としたことが好感された。AIを活用した買取・販売価格の自動アシスト化システムを開発予定であり、21年3月期を調整期間とし、22年3月期から本格稼働することで、中古カメラの粗利改善や取引量増大に貢献していくと予想。なお、10月の月次売上は駆け込み需要の反動などで大きく減少したが、順調な粗利率などはポジティブと分析。 <1605> 国際帝石 1073.0 +16.0反発。前日のNY原油先物相場は大幅続伸、4.2%の上昇となった。米EIA公表の週間在庫統計で原油在庫が予想以上に減少していたこと、本日開催予定のOPEC総会で協調減産の拡大について協議するとの思惑が広がったことなどが相場上昇の背景に。原油相場上昇の恩恵を受けやすい同社の買い手掛かり材料となっている。 <6184> 鎌倉新書 1925 -152急落。特に目立った悪材料は観測されていないものの、一段高となった昨日までの1カ月間で株価は38%の上昇となっており、短期的な過熱感から利食い売りが優勢になっているものとみられる。12月12日には第3四半期決算発表を予定しているが、好決算期待は十分に織り込まれているとみられることで出尽くし感も意識、手仕舞いのタイミングが早まっている。 <6641> 日新電 1217 +50大幅続伸。高寄りスタートから一段高となっている。特に新規の材料は観測されていないが、同社は住友電工<5802>が50%超を保有する大株主となっている。足元では親子上場の解消も狙ったグループ再編の流れが広がっており、同社にもこうした期待感が波及しているとの見方もあるようだ。株価水準が安値圏にあることも買い安心感を誘う要因に。 《US》
関連銘柄 14件
1605 東証プライム
2,005
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 2,524,568百万円
国内最大の石油・天然ガス開発会社。旧社名は国際石油開発帝石。石油元売り大手などが主要取引先。イクシスLNGプロジェクトなど世界約20カ国でプロジェクト展開。再生可能エネルギーの安定収益化などに取り組む。 記:2024/07/29
3179 東証プライム
1,013
11/22 15:30
+12(%)
時価総額 23,510百万円
カメラ専門店「マップカメラ」の運営を行うカメラ事業が主力。時計専門店「GMT」、ロードバイク専門店「クラウンギアーズ」の運営等も。EC販売が中心。カメラ事業では動画配信中心にコンテンツの拡充を図る。 記:2024/10/11
3547 東証スタンダード
1,543
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 14,547百万円
串カツ専門店を直営・FCで全国展開。冷凍串カツをインターネットでも販売。新業態の「鳥玉」「焼肉くるとん」を育成へ。認知度上昇や価格改定効果で堅調。拠点集約化等でコスト抑制。人件費増や施設費などこなす。 記:2024/08/05
3672 東証スタンダード
91
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 1,787百万円
ソーシャルゲームの企画・開発、運営を行う。運営タイトルは「ヒプノシスマイク」など。ゲーム支援事業なども手掛ける。他社タイトル等の開発受託、運営受託の拡大進める。ゲーム支援事業は事業運営体制を見直し。 記:2024/06/24
3,030
11/22 15:30
-7(%)
時価総額 251,978百万円
スマホゲームのパズルRPG「パズル&ドラゴンズ」が主力。コンソールゲームの企画・開発・販売等も。パズドラは国内累計6200万DL突破。ニンジャラは世界累計1100万DL超。ゲームブランドの強化図る。 記:2024/07/05
4005 東証プライム
373.6
11/22 15:30
-3.7(%)
時価総額 619,137百万円
大手総合化学メーカー。1913年創業。合成樹脂、アルミナ製品、光学製品、農薬、医療用医薬品等を製造・販売。液浸ArF等で世界シェアトップクラス。アグロ&ライフソリューションなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/07
4367 東証スタンダード
2,229
11/22 15:18
-14(%)
時価総額 10,922百万円
医薬・農薬中間体などの医農薬関連化学品、有機金属触媒などの機能性化学品が柱。各種合成樹脂原料等の製造・販売も行う。1917年創業。住友化学傘下。アミンビジネスではインド現地企業との事業提携を検討。 記:2024/08/13
4615 東証スタンダード
133
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 4,123百万円
住友化学系の塗料メーカー。水系塗料中心に、無溶剤塗料、粉体塗料等の製造・販売を行う。電着塗料や鉄道軌道材料に強み。大東建託パートナーズなどが主要取引先。粉体塗料分野では主力の鋼製家具向け出荷が順調。 記:2024/06/18
5401 東証プライム
3,125
11/22 15:30
+12(%)
時価総額 2,969,753百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
1,527
11/22 15:30
+5(%)
時価総額 94,665百万円
アルミニウム総合メーカー。日本軽金属、東洋アルミニウムなどを傘下に収める持株会社。セラミック用アルミナや自動車用アルミ電線、メタリック顔料などを手掛ける。25.3期は板、押出製品などの増収を見込む。 記:2024/07/26
5802 東証プライム
2,996
11/22 15:30
+36.5(%)
時価総額 2,378,647百万円
ワイヤーハーネス、自動車電装部品等の自動車関連事業が主力。1897年創業。送配電用電線・ケーブル、光ファイバ・ケーブル、電子ワイヤー等も。環境エネルギー関連事業では電動車用平角巻線の拡販等に注力。 記:2024/10/07
6184 東証プライム
537
11/22 15:30
+6(%)
時価総額 20,931百万円
終活関連サイト運営会社。葬祭やお墓、仏壇、相続等のポータルサイトを運営。月刊「仏事」の出版等も行う。主力サイトが堅調。いい相続、いい介護事業等は伸び悩み。クロスセル強化へ。システムの費用などが重し。 記:2024/10/29
6641 東証プライム
1,696
4/26 15:00
-1(%)
時価総額 182,883百万円
電力機器メーカー。半導体・液晶製造装置や太陽光発電機器も。収益4Q偏重傾向。親会社の住友電気工業が完全子会社化に向けて行ったTOBが成立。同社株は4月27日付で上場廃止に。23.3期3Q累計は営業益続伸。 記:2023/04/12
6702 東証プライム
2,757
11/22 15:30
+16(%)
時価総額 5,710,045百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20