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ベクトル、吉野家HD、ルネサスなど

2018/9/28 15:40 FISCO
<3612> ワールド 2680 -本日、東証1部に新規上場。2005年11月にMBOで上場を廃止しており、再上場の形となる。初値は2755円で公開価格2900円を5%下回る水準となった。初値予想のコンセンサスは公開価格をやや上回る水準とみられていただけに、やや低調なスタートとなった。再上場案件の初値パフォーマンスは高まりにくい傾向にあるなか、投資ファンドが筆頭株主となっていることで、上場後の売り圧力などを意識する動きが先行。 <6058> ベクトル 2683 +176大幅反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断「オーバーウェイト」、目標株価3500円で新規カバレッジを行っていることが評価材料となっている。デジタルメディアをけん引役とするPR市場の成長ポテンシャルは大きく、「従業員数の拡大」と「従業員一人当たり営業利益の増大」の両立によって、中長期での高い売上・利益成長が可能とみているもよう。来期、再来期も2割の営業増益ペースが続くと予想している。 <4312> サイバネット 741 -147大幅続落。今12月期業績予想の下方修正を発表、営業利益は従来予想の15.6億円から14.5億円に、最終損益は10.3億円の黒字から10.1億円の赤字に減額している。利益率の高い大型案件の受注が困難になったことに加えて、特別損失としてカナダ子会社ののれん減損損失を計上することが背景。また、20.12期を最終年度とする中期計画の達成も困難と発表している。 <9861> 吉野家HD 1802 -105大幅続落。前日に業績予想の下方修正を発表、上半期営業利益は22億円の従来予想から0.5億円に、通期では41億円から11億円に減額修正。通期最終損益は17憶円の黒字予想から11億円の赤字に転落する見通し。既存店売上の計画下振れ、人件費の上昇などが業績下方修正の背景に。第1四半期も低調なスタートであったが、下振れ幅は想定以上に大きく、ネガティブサプライズが強まっている。 <6768> タムラ製 711 -52大幅続落。中国子会社で製造した電源機器の一部について同社内部で不具合の発生を確認と発表、一般消費者まで波及していないことから市場回収は行わないが、自主的に販売先から該当製品を引き取って修理を行うもよう。これに伴う費用の増加で営業利益に6億円程度の影響が出ることを見込むとしている。もともと上半期は2ケタ営業減益見通しであったが、さらなる減益幅の拡大が見込まれるなど警戒感が高まる形に。 <3941> レンゴー 969 +74大幅反発。王子HD<3861>傘下の2社が段ボール原紙と段ボール製品の価格を引き上げると報じられている。古紙や重油など原燃料価格の上昇を転嫁するのが狙いで、値上げは約1年ぶりとなるもよう。同業他社も追随するとみられており、その際は、段ボールが主力となっている同社にとって、収益インパクトが大きくなるといった期待感が先行しているようだ。 <3402> 東レ 853.5 -20.1続落。ジェフリーズ証券では投資判断を「ホールド」から「アンダーパフォーム」に格下げ、目標株価も900円から700円に引き下げている。今下期からテンカーテが連結化されるが、営業赤字の計上が予想されるため、炭素繊維事業の利益見通しを引き下げているようだ。原材料費上昇とテンカーテ連結のマイナス影響が充分に織り込まれていないコンセンサス予想は高すぎると判断している。 <6723> ルネサス 710 -40大幅続落。SMBC日興証券では投資判断「2」を継続で、目標株価を970円から880円に引き下げている。半導体サイクルが減速しているなかでMCUの在庫調整には時間がかかると判断し、成長率予想を引き下げているもよう。また、米IDTの買収によって株主資本が過少となるため、財務体質の改善が株主還元よりも優先され、企業価値にはマイナスになるとしている。 <2354> 安川情報 508 +80ストップ高。前日に上半期の決算を発表、営業利益は2.5億円で前年同期比34.3%増益となり、従来予想の2億円を上回る着地となっている。売上はIoTソリューション、ビジネスソリューションともに減少したものの、内製化の促進などにより利益率の改善が図れたため大幅増益に。通期予想は据え置いているが、上振れの可能性は高まったとの見方になっている。 <7244> 市光工 998 +51大幅反発。岡三証券が投資判断を新規に「強気」、目標株価を1270円としており、本日の買い材料につながっているとみられる。LEDヘッドランプを中心に新規受注が増加傾向にあること、仏ヴァレオ社の傘下入りによるシナジー効果などから、中期的な収益性の向上が続くと考えているもよう。また、クレディ・スイス証券でも、自動車部品セクター内での選好企業と位置づけている。 《HT》
関連銘柄 11件
2354 東証スタンダード
728
11/26 15:30
+1(%)
時価総額 13,203百万円
ERPソリューションなどビジネスソリューション事業が主力。物流DXなどIoTソリューション事業も手掛ける。安川電機の持分法適用会社。基幹システム構築は堅調。IoTソリューションは物流等向けも伸びる。 記:2024/10/09
3402 東証プライム
962.2
11/26 15:30
+19(%)
時価総額 1,569,811百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
3612 東証プライム
1,948
11/26 15:30
+21(%)
時価総額 66,994百万円
国内総合ファッション大手。UNTITLEDやINDIVI等のブランドを展開。百貨店・SCが主販路。ナルミヤ・インターナショナル等を傘下に持つ。ブランド事業ではOMO活動の強化等で店頭、ECの売上増を図る。 記:2024/06/07
3861 東証プライム
555.9
11/26 15:30
-8.1(%)
時価総額 563,895百万円
国内製紙最大手。段ボール原紙や家庭紙、紙おむつ等の生活産業資材が主力。特殊紙や感熱紙などの機能材、資源環境ビジネス等も手掛ける。配当性向30%目安。生活産業資材は東南アジア、オセアニアの事業拡大に注力。 記:2024/06/15
3941 東証プライム
894.7
11/26 15:30
-2.6(%)
時価総額 242,514百万円
段ボール原紙や白板紙、紙管原紙等を生産・販売する板紙メーカー。1909年創業。段ボールの生産量で国内トップ。国内取引企業数は7000社超。25.3期は増収増益計画。段ボール、紙器製品の価格改定等が寄与へ。 記:2024/07/08
4312 東証スタンダード
1,095
2/8 15:00
+2(%)
時価総額 35,123百万円
製造業支援の解析ソフトをライセンス販売。ITソリューション、ビッグデータ可視化ツール等も。ITソリューションサービス事業は増収。23.12期3Qは増収。富士ソフトがTOB実施、成立なら同社株は上場廃止へ。 記:2023/12/02
6058 東証プライム
954
11/26 15:30
+15(%)
時価総額 44,756百万円
大手PR会社。PR戦略の立案・実行、コンサル等を行う。ダイレクトマーケティング事業、プレスリリース配信事業等も。PR TIMESを傘下に持つ。配当性向30%以上基準。26.2期EBITDA109億円目標。 記:2024/10/29
2,000.5
11/26 15:30
-22(%)
時価総額 3,742,165百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6768 東証プライム
505
11/26 15:30
-8(%)
時価総額 41,799百万円
トランス、ゲートドライバ、昇圧リアクタ等の製造・販売を行う電子部品関連事業が柱。1924年創業。電子化学実装関連事業、情報機器関連事業も。エアコン向けリアクタで国内トップシェア。グローバル展開の強化図る。 記:2024/10/14
7244 東証プライム
426
11/26 15:30
-1(%)
時価総額 41,051百万円
1903年創業の自動車用ランプメーカー。仏ヴァレオ傘下。トヨタ自動車、日産自動車などが主要納入先。自動車用バルブ、ワイパー等の製造・販売も。ミラー事業は23年に譲渡。価格転嫁で原材料費増への対応図る。 記:2024/09/03
9861 東証プライム
3,156
11/26 15:30
+6(%)
時価総額 205,550百万円
外食大手。牛丼チェーン「吉野家」が中核の持株会社。はなまるうどんの「はなまる」等も傘下に持つ。アジア、アメリカでも事業展開。24年8月末のグループ店舗数は2786店舗。外販事業は量販店向け拡販を強化。 記:2024/10/29