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日経平均は6日続伸、米雇用統計受けた景気回復期待で23000円を回復

2020/6/8 12:19 FISCO
*12:19JST 日経平均は6日続伸、米雇用統計受けた景気回復期待で23000円を回復  日経平均は続伸となった。212.00円高の23075.73円(出来高概算7億8004万株)で前場の取引を終えた。  先週末の米国市場は5月の雇用統計が市場予想を大幅に上回り、速い雇用の回復が示されたことでリスクセンチメントが大幅に改善して買いが先行した。トランプ大統領が会見で、給与税減税など一段の景気刺激策を要請していく方針を示すと上げ幅を拡大した。ハイテク・通信株の比率が多いナスダックも大幅上昇となった。本日の東京市場はこの流れを引き継ぎ、日経平均は上昇してスタートとなった。  為替が1ドル109円台半ばまで円安が進行しており、輸出関連株を中心に買いが入り、個人投資家の投資心理は改善している。国内では、二次補正予算の予備費10兆円の使途として、持続化給付金や家賃支援、医療や介護への交付金が判明しており相場を下支えしている。また、政府が本日の臨時閣議で地銀に公的資金を注入する条件を緩和し、資金枠も12兆円から15兆円に拡大する決定をしたことで銀行株も底堅い値動きとなっている。日経平均は一時23163.46円まで買われる場面があり、212.00円高の23075.73円で午前の取引を終えている。  個別では、既存店売上高の好調が続いたワッツ<2735>や、減産延長合意で原油相場が40ドル台を回復したことが買い手掛かりとされた国際帝石<1605>、主力タイトルや新規タイトル好調で業績予想を上方修正したgumi<3903>などが大きく上昇。5月の米雇用統計を受けた米長期金利の上昇から三井住友<8316>などの銀行株も総じて堅調。一方、新型コロナウイルス治療薬候補「アビガン」の臨床試験の遅れが嫌気された富士フイルム<4901>や20年4月期業績の下方修正を発表した伊藤園<2593>、第1四半期決算の進捗が嫌気されたポールHD<3657>などが大きく下落している。  業種別では、鉱業、銀行業、鉄鋼、石油・石炭製品などが値上がり率上位だった。精密機器、医薬品、その他製品、小売業などが値下がり率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の59.5%。対して値下がり銘柄は全体の36.6%となっている。  本日の日経平均は、米経済の回復基調や為替市場が円安方向に推移していることで、輸出関連株を中心に幅広い銘柄が買われ、リスクオンのムードが高まっている。ただ、日経平均が節目の23000円に到達したことに伴う高値警戒感から、寄り付き後は伸び悩む展開となっている。朝方に発表された5月の銀行貸し出しが大幅増となったことや、長期金利の指標となる日本国債10年物の利回りが上昇していることで、銀行の収益改善期待が高まっており、銀行や保険株などが指数を下支えしているようだ。また、JAL<9201>やANA<9202>が経済活動の再開にともない臨時の貨物便を大幅に増加させると報じられていることもあり空運業が買われている。後場もこれらのセクターが指数を下支えするものと期待されるが、高値警戒感との綱引きで狭いレンジでの値動きが予想される。  一方、新興市場は2次補正予算の予備費10兆円の一部が医療に向かうとの報道で、時価総額上位のアンジェス<4563>などバイオ関連株が物色の手がかりとされているもよう。また、午前に日産自<7201>が2023年度までに国内生産の6割を電動車にする方針を日本経済新聞が報じており、関連銘柄が動意づくことが期待される。 《AK》
関連銘柄 11件
1605 東証プライム
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時価総額 3,260,054百万円
原油・ガス開発生産で国内最大手。世界20カ国以上で約70の石油・天然ガスプロジェクトを展開。水素・アンモニアなどネットゼロ分野を育成。アブダビでe-メタン製造事業の共同調査に参画。23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
2593 東証プライム
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時価総額 347,481百万円
清涼飲料メーカー。国内トップの茶葉製品・茶系飲料に強み。傘下にタリーズコーヒー。24.4期上期は飲料の値上げ効果が大。ラリーズも堅調。原材料高や人件費増こなして増収・大幅増益に。通期最高業績・増配を計画。 記:2024/02/05
2735 東証スタンダード
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時価総額 18,391百万円
ゲームや遊戯機などのデバッグ(不具合の検証・検出)やネット投稿監視が柱。ECサイトの規約違反の出品物チェック等も。メディア・コンテンツ部門は売上伸長。M&A効果等が寄与。24.1期3Q累計は2桁増収。 記:2024/01/28
3903 東証プライム
383
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モバイルオンラインゲーム制作会社。自社オリジナルや他社IPを活用したゲームの開発・運用で成長。モバイルオンラインゲーム事業では新規タイトルの売上が想定下回る。24.4期2Qはブロックチェーン等事業が増収。 記:2024/01/28
4563 東証グロース
49
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時価総額 8,753百万円
大阪大医学部発のバイオベンチャー。遺伝子医薬やDNAワクチンのバイオ医薬品を開発。受託数の順調増で手数料収入は伸長。研究開発費は減少。23.12期通期は損益改善。24.12期は大幅増収、損益改善計画。 記:2024/03/05
3,369
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時価総額 4,190,622百万円
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7201 東証プライム
579.3
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時価総額 2,445,060百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
8,994
5/1 15:00
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時価総額 12,363,971百万円
総合金融グループ大手。傘下に三井住友銀行、SMBC日興証券、三井住友カードなど。ノンバンク子会社多数。燃費効率の高い次世代型航空機に特化した投資・ファイナンスを実施。全事業部門好調で、3Q累計は増収増益。 記:2024/03/25
9201 東証プライム
2,798
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時価総額 1,223,129百万円
大手航空会社。国内線や国際線、LCC、貨物輸送の航空運送、旅客サービス、空港内地上サービス等を提供する。今期3Q累計は国際旅客収入が増加した。国内旅客収入は単価が上振れ。航空燃油費等の増加を吸収した。 記:2024/04/03
9202 東証プライム
3,001
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時価総額 1,453,366百万円
大手航空会社。国内線と国際線トップの全日空が中核。国内線や国際線、貨物運送を展開する。傘下にLCCのピーチやエアージャパン。今期3Q累計は国際線、国内線が好調だった。営業益は過去最高を大幅に更新した。 記:2024/03/03