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日経平均は4日続伸、買い先行だが伸び悩み、一時マイナス圏に沈む

2020/6/4 12:25 FISCO
*12:25JST 日経平均は4日続伸、買い先行だが伸び悩み、一時マイナス圏に沈む  日経平均は4日続伸。17.25円高の22631.01円(出来高概算7億6969万株)で前場の取引を終えている。  前日3日の米株式市場は続伸。ダウ平均は527.24ドル高の26269.89ドル、ナスダックは74.54ポイント高の9682.91ポイントで取引を終了した。米国の5月ADP雇用統計やISM非製造業指数も予想を上回ったことなどから、景気のV字型回復への期待が膨らんだ。米国政府が第4弾の経済支援策を検討中との報道も好感された。 前場の日経平均は堅調な米国市場の流れを引き継ぎ、買い先行で始まった。株式市場の取引開始前に、為替市場で円安基調が進展して一時1ドル=109円台に乗せたことも株価支援材料となった。日経平均は取引開始直後に294円高まで上昇した。ただ、昨日までの8営業日で2225円上昇しており、高値警戒感から伸び悩む展開となり、前引け前に一時マイナスに転じる場面もあった。朝方に一時1ドル=109円台まで下げた円相場がその後、一時108円70銭台まで下げ渋ったことも上値抑制要因となった。朝方は堅調だった米ダウ平均先物が安くなったことも重しとなったもよう。  個別では、想定以上に好調な需要継続で業績予想を上方修正した内田洋行<8057>ストップ高まで買われた。また、一転黒字への大幅上方修正がサプライズになった藤久<9966>がストップ高買い気配となったほか、乏しい減配懸念や割安感から国内証券が格上げした三菱UFJ<8306>、国内での高付加価値戦略奏効などを見込み国内証券が格上げしたヤクルト<2267>、前期収益予想上方修正したスカパーJ<9412>なども上昇となった。 一方、最終赤字拡大観測と希望退職者募集が報じられたレオパレス21<8848>などが大幅反落となったほか、来年夏の東京五輪について、政府と大会組織委員会は開催方式の簡素化を選択肢の一つとして検討していることが一部で報じられたことを受けた電通グループ<4324>の下げも大きくなった。  セクターでは、保険、銀行、精密機器、食料品、情報・通信業などが上昇率上位。一方、鉱業、海運業、不動産業、医薬品、鉄鋼などが下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の34%、対して値下がり銘柄は61%となっている。 本日の日経平均は、好調な外部環境や円安で、輸出関連株を中心に買われていたが、節目の2万3000円を前にして高値警戒感が高まっており、利食い売りに押されている。昨日まで市場に流れていた、先物主導の裁定買いがこの日は聞かれていないことで、リスクセンチメントが低下しているようだ。また、指数に寄与度の高いファーストリテ<9983>を外資系証券が格下げしており、このことも指数の上値を抑える要因とされている。なお、11時ごろにウィワークの株主がIPOの申請をめぐり、ソフトバンクG<9984>とウィワークを提訴すると一部の報道で伝えられており、指数に寄与度の高いソフトバンクGへの影響が懸念される。こうした事などから、日経平均は後場も上値が重い展開が予想される。 一方、新興市場は、高値警戒感から利食い売りが出やすい環境になっており、マザーズ指数は日足の5日移動平均でのもみ合いとなっている。日英政府がワクチンの国際組織に巨額の資金拠出を行うと報じられており、値上がり銘柄上位にバイオ関連銘柄が目立っているが、時価総額上位のアンジェス<4563>が小安く推移していることで指数の上値を重くしているようだ。また、プロ野球巨人の選手が新型コロナウイルスの陽性であるものの無症状と伝わったことで、昨日の後場に堅調に推移した巣ごもり関連のメルカリ<4385>が下落していることも重しとなっている。新興市場は今後も新型コロナウイルスの報道で振り回される展開が続くものとみられる。 《AK》
関連銘柄 11件
2267 東証プライム
3,088
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+8(%)
時価総額 1,056,377百万円
乳酸菌飲料が主力の乳製品メーカー。訪問販売網に強み。医薬品、化粧品の製造販売等も手掛ける。米州地域は売上好調。販売支援の強化等で米国は販売実績が順調。営業外収益は増加。24.3期3Qは増収、経常増益。 記:2024/03/04
4324 東証プライム
4,257
5/7 15:00
+49(%)
時価総額 1,227,761百万円
国内最大の広告代理店。メディア確保力や広告企画力、コンサルティングなどに強み。配当性向は35%目標。日本はCT&T領域が引き続き好調。米州はM&Aや円安効果などで収益堅調。23.12期通期は増収。 記:2024/02/25
4385 東証プライム
1,803
5/7 15:00
+36.5(%)
時価総額 290,050百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は250万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。24.6期2Qは大幅増益。 記:2024/02/13
4563 東証グロース
49
5/7 15:00
±0(%)
時価総額 8,753百万円
大阪大医学部発のバイオベンチャー。遺伝子医薬やDNAワクチンのバイオ医薬品を開発。受託数の順調増で手数料収入は伸長。研究開発費は減少。23.12期通期は損益改善。24.12期は大幅増収、損益改善計画。 記:2024/03/05
8057 東証プライム
6,960
5/7 15:00
-20(%)
時価総額 72,516百万円
ICTシステム構築・機器販売は学校・官公庁向けに強み。オフィス家具の製造・販売も。24.7期上期はインボイス対応のシステム改修需要が旺盛。大学向け教室ICT化も伸びて販管費増をこなす。通期営業増益を計画。 記:2024/03/10
1,559
5/7 15:00
+5(%)
時価総額 20,706,630百万円
国内最大の金融グループ。傘下に三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJニコス、三菱UFJモルガンスタンレー証券。アセットマネジメント事業を強化。金利上昇や国内外の預貸金収益増加で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/28
8848 東証プライム
526
5/7 15:00
+10(%)
時価総額 173,259百万円
単身者向けアパートの開発・賃貸が主力。介護施設「あずみ苑」やレオパレスホテルズ、入居者向けブロードバンド等も。賃貸事業は堅調。家賃単価や入居率の上昇等が寄与。特別利益を計上。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/02/24
915
5/7 15:00
+15(%)
時価総額 272,125百万円
衛星を用いた有料多チャンネルプラットフォームを展開。アジア随一、世界有数の通信衛星保有企業。大手通信会社等が主要顧客。FTTH事業収入は増加。契約世帯数の増加等が寄与。24.3期3Q累計は2桁増益。 記:2024/02/23
9966 東証1部
773
12/28 15:00
-4(%)
時価総額 9,509百万円
手芸専門店チェーン。「クラフトハートトーカイ」等を全国展開。生活雑貨専門店も運営。384店舗展開。エポック社と業務提携。通信販売部門は増収。生地部門が牽引。特別損失減少。21.6期通期は大幅最終増益。 記:2021/09/16
9983 東証プライム
42,110
5/7 15:00
+1,290(%)
時価総額 13,400,286百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,078
5/7 15:00
+285(%)
時価総額 13,918,022百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10