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日経平均は3日ぶり反発、景気敏感株買われるが徐々に模様眺めムードへ

2019/7/30 12:22 FISCO
*12:22JST 日経平均は3日ぶり反発、景気敏感株買われるが徐々に模様眺めムードへ  日経平均は3日ぶり反発。146.58円高の21763.38円(出来高概算4億9000万株)で前場の取引を終えている。  29日の米株式市場でNYダウは28ドル高と小幅に続伸したが、ナスダック総合指数は反落するなど高安まちまちだった。30日からの米連邦公開市場委員会(FOMC)や米中の閣僚級貿易協議の結果を見極めたいとのムードが強かった。しかし、本日の日経平均は65円高からスタートすると、寄り付き後も上げ幅を広げる展開となった。為替相場が1ドル=108円台後半とやや円安方向に振れたことが好感されたほか、決算を受けて悪材料出尽くし感が広がった銘柄を中心に買いが入った。日経平均は朝方に一時21792.98円(176.18円高)まで上昇すると、その後も高値圏で堅調に推移した。東証1部の値上がり銘柄は全体の6割強、対して値下がり銘柄は3割弱となっている。  個別では、前日に決算発表したファナック<6954>と日立<6501>がそろって3%を超える上昇となり、SCREEN<7735>は朝安後に切り返し4%の上昇となった。ファナックは通期業績予想を下方修正しているが、第1四半期実績は大幅減益ながら市場予想を上回った。これらの強い値動きを受け、キーエンス<6861>、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>といった他の景気敏感株にも買いが向かった。その他売買代金上位では任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>が小じっかり。また、業績上方修正のソルクシーズ<4284>やリブセンス<6054>、第1四半期決算が市場予想を上回った日特殊陶<5334>が東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、ソフトバンクG<9984>は利益確定売り優勢で8日ぶり反落。オリックス<8591>は第1四半期業績の伸び悩みを受けて5%近く下落した。また、コア<2359>などが東証1部下落率上位に顔を出した。セクターでは、電気機器、非鉄金属、鉄鋼などが上昇率上位。反面、その他金融業、パルプ・紙、情報・通信業など5業種が下落した。  業績下方修正のファナックが急反発し、既に決算を通過したアドバンテスや東エレクが再び年初来高値を付けるなど、個別に見ると明るさにつながる動きも見られる。しかし、ここ数日の物色動向を見ると、これら景気敏感株は連日発表される企業決算に一喜一憂している感がある。明日にかけて決算発表の第1のピークを迎えるため、徐々にこれらの内容を見極めたいとの思惑も出てくるだろう。本日はソニー、任天堂などが決算発表を予定している。  なお、日銀の金融政策決定会合では金融政策の現状維持が決まった。特段のサプライズはないが、主要国・地域が緩和姿勢に傾いているだけに、円高要因となる可能性はある。本日からは米FOMCが始まり、今後の利下げペースを探ることになるだろう。米中の通商問題を巡ってはなお意見の隔たりが大きいもようで、閣僚級協議の行方が注目される。こうしたイベントも模様眺めムードにつながりそうで、後場の日経平均はプラス圏でのもみ合いになるとみておきたい。(小林大純) 《AK》
関連銘柄 15件
2359 東証プライム
1,858
4/26 15:00
+4(%)
時価総額 27,563百万円
独立系のSI。家電・車載向け組込みソフトや金融向けシステムの開発に強み。未来社会ソリューション事業は売上堅調。医療分野、公共分野でソリューション売上が伸びる。特別損失は減少。24.3期3Qは増収増益。 記:2024/03/04
4284 東証スタンダード
319
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時価総額 8,556百万円
ソフトウェア開発会社。金融向けに強み。クラウドやIoT領域を強化中。24.12期はソフト開発の伸長を想定。買収会社も通期化。だが販管費増が利益を圧迫する見込み。中計では26.12期は経常益16億円目指す。 記:2024/03/11
5334 東証プライム
5,066
4/26 15:00
+30(%)
時価総額 1,034,351百万円
点火ブラグや排ガスセンサなどの自動車部品が柱。セラミック製品や半導体装置製品も。配当性向4割目安。セラミック事業は伸び悩むが、自動車関連は堅調。新車組付け用製品は販売底堅い。24.3期3Qは増収増益。 記:2024/02/04
6054 東証スタンダード
217
4/26 15:00
-10(%)
時価総額 6,111百万円
インターネットメディアを運営。「マッハバイト」や「転職会議」などの求人メディアを軸に、不動産情報サイトも展開。面接最適化ツール「batonn」を育成。マッハバイトの取引拡大により、23.12期は利益急伸。 記:2024/02/22
6501 東証プライム
13,475
4/26 15:00
+240(%)
時価総額 13,051,508百万円
総合電機大手。ITサービスやエネルギーソリューション、鉄道システム、家電・空調システム等を手掛ける。鉄道システムは大口案件の進展で増収。水・環境部門は空調システム事業が拡大。24.3期3Qは2桁最終増益。 記:2024/02/10
6758 東証プライム
12,770
4/26 15:00
+10(%)
時価総額 16,104,017百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6857 東証プライム
5,389
4/26 15:00
+47(%)
時価総額 4,128,885百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6861 東証プライム
69,610
4/26 15:00
+5,030(%)
時価総額 16,929,709百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,528
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+73(%)
時価総額 4,571,229百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
16,220
4/26 15:00
-10(%)
時価総額 1,647,790百万円
大手半導体製造装置メーカー。ウェーハ洗浄装置やコータ・デベロッパ、熱処理装置などを手掛け、洗浄装置で世界トップシェア。枚葉式洗浄装置「SU-3400」が日経産業新聞賞を受賞。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/03/24
7974 東証プライム
7,649
4/26 15:00
+243(%)
時価総額 9,933,680百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8035 東証プライム
34,230
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+630(%)
時価総額 16,143,998百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8591 東証プライム
3,188
4/26 15:00
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時価総額 4,011,387百万円
大手金融サービス。リースやローン、投資、生保、銀行、不動産開発・賃貸、再生可能エネルギーなど事業領域多岐。不動産は運営施設のサービス収入が増加。事業投資・コンセッションは伸長。24.3期3Qは増収増益。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
41,390
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-150(%)
時価総額 13,171,167百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,782
4/26 15:00
+179(%)
時価総額 13,408,028百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10