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日経平均は4日ぶり反落、決算反応は明暗分かれ見極めムード強まりそう

2019/7/26 12:17 FISCO
*12:17JST 日経平均は4日ぶり反落、決算反応は明暗分かれ見極めムード強まりそう  日経平均は4日ぶり反落。109.26円安の21647.29円(出来高概算4億8000万株)で前場の取引を終えている。  25日の米株式市場でNYダウは128ドル安と続落。航空機のボーイングや工業製品・事務用品のスリーエムといった主要企業の決算が嫌気され、売りが先行した。6月耐久財受注額が市場予想を上回り、週次新規失業保険申請件数は想定ほど増えなかったため、大幅利下げへの期待が後退したことも売りを誘った。前日に一時21800円台を付けた日経平均も、本日は米株安の流れを引き継いで利益確定の売りが先行し、56円安からスタート。ITサービスを中心とした好決算銘柄が買われる一方、輸出関連株では決算がネガティブ視されるものも多く、寄り付き後の日経平均は売りに押され21590.66円(165.89円安)まで下落する場面があった。東証1部の値下がり銘柄は全体の7割ほど、対して値上がり銘柄は2割強となっている。  個別では、任天堂<7974>やトヨタ自<7203>が小安く、前日にストップ高水準で取引を終えたアドバンテス<6857>もやや売り優勢だった。決算発表銘柄ではディスコ<6146>やオムロン<6645>が急落し、日清粉G<2002>や富士電機<6504>は東証1部下落率上位に顔を出した。これらの決算内容を受け、他の半導体関連株やFA(ファクトリーオートメーション)関連株にも売りが波及した。一方、ソニー<6758>、ファーストリテ<9983>、日本電産<6594>はしっかり。日本電産の第1四半期は2ケタ減益だったが、成長期待が継続しているようだ。好決算のエムスリー<2413>やNRI<4307>は急伸。富士通<6702>は本業ベースでの大幅増益が好感され、エイトレッド<3969>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。セクターでは、非鉄金属、機械、証券などが下落率上位。反面、陸運業、医薬品、精密機器などは小幅に上昇した。  日経平均は前日までの3日間で340円近く上昇し、5月初めに急落して以来およそ3カ月ぶりに21800円台に乗せる場面もあったため、週末を前に利益確定の売りが出てくるのはある程度想定内だろう。ただ25日発表分の決算を受けて、足元で相場をけん引してきた外需株全般の上昇に歯止めがかかる可能性もありそうだ。24日発表のアドバンテス決算は想定以上に底堅い内容となり、翌25日にストップ高水準まで買われた。これにつれてディスコも25日に年初来高値を大きく更新したが、同日の取引終了後に発表した決算が市場予想を下回り、本日は急反落となっている。  こうした企業ごとの業績動向や株価反応を見て、今後は決算内容をよく見極めたいとの思惑と銘柄選別姿勢が強まりそうだ。決算を受けた個別物色は活発だが、売り買い交錯で日経平均は21000円台後半でのもみ合いが続くとみておきたい。なお、ITサービスは事前の期待も高かったものの、良好な事業環境が続いていることを再確認できる決算内容と言えるだろう。本日はキーエンス<6861>、日東電<6988>、東エレク<8035>、NTTドコモ<9437>などが決算発表を予定している。(小林大純) 《AK》
関連銘柄 18件
2002 東証プライム
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時価総額 625,151百万円
国内最大の製粉会社。製粉ベースで国内シェア約40%。グローバル製粉業界6位、先進国向けで3位級。加工食品やペットフード、電子材料も事業領域。製粉や中食・惣菜の好調、食品事業の回復で、3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/29
2413 東証プライム
1,877.5
4/26 15:00
-5.5(%)
時価総額 1,274,695百万円
日本最大級の医療従事者専用サイトを運営。製薬企業の営業支援や医師・薬剤師の転職支援、治験支援、病院経営支援などを展開。予防医療分野への取り組みを推進。新型コロナ関連の特需が一巡も、3Q累計は増収確保。 記:2024/02/29
3969 東証スタンダード
1,401
4/26 15:00
+22(%)
時価総額 10,489百万円
ワークフローソフトメーカー。ソフトクリエイト傘下。各種申請や稟議等の業務手続きを電子化するパッケージソフトやクラウドサービスを提供する。今期3Q累計はクラウドサービスの新規導入企業数が順調に推移した。 記:2024/04/12
4307 東証プライム
3,940
4/26 15:00
-15(%)
時価総額 2,408,731百万円
大手システムインテグレーター。経営等のコンサルティングやITシステムの開発、運用、サービスを提供。金融や流通に強み。コンサルティングは堅調。DX関連、社会課題案件などが寄与。24.3期2Qは増収増益。 記:2024/01/28
6146 東証プライム
46,010
4/26 15:00
-1,070(%)
時価総額 4,983,665百万円
国内最大の半導体用組立装置メーカー。半導体をウェーハから切断するダイサやウェーハを薄く研削するグラインダを手掛け、ダイサーは世界シェア8割。純水リサイクル装置も展開。研究開発費増加し、3Q累計は一服。 記:2024/02/22
6504 東証プライム
9,902
4/26 15:00
-113(%)
時価総額 1,478,339百万円
大手総合電機。パワー半導体やパワーエレクトロニクス機器に強み。地熱発電設備で世界トップシェア。エネルギーマネジメント分野は増収。電源機器の大口案件等が寄与。半導体分野は堅調。24.3期3Qは増収増益。 記:2024/02/26
6594 東証プライム
7,115
4/26 15:00
+229(%)
時価総額 4,242,561百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
6645 東証プライム
5,273
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+44(%)
時価総額 1,087,530百万円
制御機器大手。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計等の健康医療機器も手掛ける。家庭用血圧計で世界トップシェア。24.3期3Q累計はヘルスケア事業が堅調。中国におけるネブライザの需要増などが寄与。 記:2024/02/13
6702 東証プライム
2,425.5
4/26 15:00
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時価総額 5,023,472百万円
国内最大、世界有数のITサービス企業。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。24.3期2Qは小幅増収。サービスソリューションが売上下支え。コンサル等の需要が拡大。 記:2024/01/16
6758 東証プライム
12,770
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時価総額 16,104,017百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6857 東証プライム
5,389
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時価総額 4,128,885百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6861 東証プライム
69,610
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+5,030(%)
時価総額 16,929,709百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6988 東証プライム
14,255
4/26 15:00
+335(%)
時価総額 2,134,800百万円
包装材料・半導体関連材料・光学フィルム等を製造。液晶用光学フィルム、自動車用表面保護フィルム等で世界首位。24.3期3Qはインダストリアルテープの収益が堅調。ハイエンドスマホ向け組み立て用部材は需要増。 記:2024/04/07
7203 東証プライム
3,510
4/26 15:00
+13(%)
時価総額 57,265,604百万円
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7974 東証プライム
7,649
4/26 15:00
+243(%)
時価総額 9,933,680百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8035 東証プライム
34,230
4/26 15:00
+630(%)
時価総額 16,143,998百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9437 東証1部
3,880
12/24 15:00
±0(%)
時価総額 12,527,081百万円
NTTグループの中核を担う国内最大の携帯キャリア。金融・決済など非通信領域の強化に力注ぐ。21.3期1Qはコロナ禍で国際ローミング急減。だが非通信領域の拡大などで補う。通期では利益反発・連続増配を見込む。 記:2020/09/03
9983 東証プライム
41,390
4/26 15:00
-150(%)
時価総額 13,171,167百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27