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日経平均は続伸、買い一巡後は上値重い、決算前の先回り物色を注視

2019/7/25 12:13 FISCO
*12:13JST 日経平均は続伸、買い一巡後は上値重い、決算前の先回り物色を注視  日経平均は続伸。72.28円高の21781.85円(出来高概算4億7127万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式市場では、朝方は複数の主要企業決算が嫌気されたが、翌日の欧州中央銀行(ECB)理事会や来週の連邦公開市場委員会(FOMC)での金融緩和への期待感から、S&P500及びナスダック総合指数は上昇に転じ、過去最高値を更新。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円高の21745円となり、その水準にサヤ寄せする格好から日経平均には朝方から買いが先行した。物色としては、前日の決算を受けた半導体関連銘柄を中心に大きく買われる銘柄が目立った。しかしその後は、前日からやや円安方向に傾いていたドル円に次第にこう着感がみられるなか、前場中ごろから開始された中国・上海総合指数をはじめとしたアジア株式市場が総じてさえないスタートとなったことから、前引けにかけての日経平均は上値が重くなった。  セクターでは、金属製品が1%高になったほか、化学、その他製品、建設業、ゴム製品が上昇した一方で、鉱業や石油石炭製品などは軟調。指数インパクトの大きいところでは、前日の決算にて営業利益実績やSoCテスタ受注が想定を大幅に上振れたアドバンテスト<6857>や米司法省による傘下のスプリントとTモバイルUSの合併を承認する見通しと伝えられているソフトバンクG<9984>が日経平均を2銘柄で80円分押し上げた。売買代金上位銘柄では、前日大引け後に発表された決算が好感された信越化<4063>が6%高になり、日本電産<6594>やサイバーエージェント<4751>、LINE<3938>の上げも目立った。そのほか、東京エレクトロン<8035>、任天堂<7974>、ソフトバンク<9434>、SUMCO<3436>も堅調。一方で、太陽誘電<6976>、村田製作所<6981>、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>はさえない。  東京市場では本日、昨日決算を発表した信越化やアドバンテストによりアク抜け感が強まる展開となったが、朝方の買い一巡後は次第に上値の重い展開となっている。日経平均は足元の3営業日で5-200日移動平均線が集中するレンジを一気に上抜けたものの、5月7日から8日にかけて開けたマド(21639-21875円)埋めを前に上ヒゲをつける形になった(前引け時点)。先物手口においても、クレディ・スイス証券が23日に約2700枚、24日に約1400枚も差し引きで買い越し、連日で225先物の買い方筆頭となっている一方で、東証1部の売買代金は引き続き2兆円割れが継続中だ。これを踏まえると、やはり海外短期筋によるショートカバーの動きが現状の日経平均を押し戻しているといった構図である点は否めないだろう。  また、週後半から来週にかけては、26日に米4-6月期国内総生産(GDP)など米国の経済指標の発表が複数あるほか、翌週の日銀金融政策決定会合(29−30日)や米連邦公開市場委員会(30−31日)などが控える。市場の視線はこれらイベントへと注がれており、決算反応が一巡した現状は東京市場にも買い見送りムードが台頭しているようだ。全体として上昇圧力の強さに欠ける展開のなか、後場にかけての個別物色としては、決算を控えた銘柄に対する先回り物色が主体となろう。(雲宮 祥士) 《AK》
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半導体用シリコンウエハで世界2位。最先端ロジック半導体向けに強み。23.12期は顧客の在庫調整が痛手に。24.12期はAI需要を追い風に半導体需要が上向く見通し。だがウエハの需要回復は年後半になる見込み。 記:2024/04/04
3938 東証1部
5,350
12/28 15:00
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時価総額 1,304,330百万円
国内最大のメッセンジャーアプリ「LINE」を運営。広告収入に次ぐ収益の柱として金融サービスに力注ぐ。来年3月にヤフーとの統合を予定。20.12期3Q累計は子会社の売却と増資に伴う一時利益計上で営業黒字に。 記:2020/11/24
4063 東証プライム
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4/26 15:00
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時価総額 11,954,470百万円
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4751 東証プライム
1,029
4/26 15:00
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時価総額 520,596百万円
インターネット広告最大手。「アメブロ」などメディア事業やスマホ向けゲームで成長。インターネットTV「ABEMA」に注力。ゲームは継続的に新規タイトルをリリース予定。主力事業好調で、1Qは営業黒字転換。 記:2024/03/29
6594 東証プライム
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世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
6758 東証プライム
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時価総額 16,104,017百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
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半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
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電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサやフェライト製品、インダクタ、ノイズ対策製品、複合デバイス等を製造、販売する。セラミックコンデンサで世界的。今期3Q累計は情報機器向けと通信機器向けが増加した。 記:2024/02/08
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大手電子部品メーカー。コンデンサやEMI除去フィルタ高周波モジュールを手掛け、積層セラミックコンデンサで高シェア。業界最高水準の車載向けメタルパワーインダクタを商品化。生産減少や値下がりで3Q累計は一服。 記:2024/02/04
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世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
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時価総額 16,143,998百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9434 東証プライム
1,878.5
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時価総額 8,992,652百万円
大手キャリア。個人向けのモバイル通信やブロードバンド、法人向け通信ソリューション、プロダクト等の販売、ファイナンスを行う。今期3Q累計は増収も、ペイペイの子会社化に伴う差益の剥落等が利益に影響した。 記:2024/03/04
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時価総額 13,171,167百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,782
4/26 15:00
+179(%)
時価総額 13,408,028百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10