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日経平均は続伸、こう着相場のなかで材料株物色継続を注視

2019/6/6 12:12 FISCO
*12:12JST 日経平均は続伸、こう着相場のなかで材料株物色継続を注視  日経平均は続伸。56.36円高の20832.46円(出来高概算4億8885万株)で前場の取引を終えた。米国株式相場では、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ期待が強まり、主要3指数が揃って続伸し、シカゴ日経225先物清算値も大阪比60円高の20790円となったものの、日経平均は反落で寄り付く形となった。米国とメキシコは、移民を巡るホワイトハウスでの当局者会合は合意に至らなかったと伝えられているほか、米半導体SOX指数の反落などを受け、東京市場においてもハイテク株中心に売られる格好に。前場中ごろから開始された中国・上海総合指数は、寄付直後にマイナスとなったものの、日経平均は小幅高水準をキープして前引けを迎えた。  セクターでは、情報・通信業が1%高となったほか、空運業、ゴム製品、その他金融業、陸運業が上昇した一方で、石油石炭製品、鉄鋼、海運業、非鉄金属、パルプ・紙は軟調。売買代金上位銘柄では、ソフトバンクG<9984>が3%高となったほか、ファーストリテ<9983>、第一三共<4568>、NTT<9432>、花王<4452>、資生堂<4911>、NTTドコモ<9437>が上昇。そのほか、JR東日本とスマホ決済での連携発表や出資先の米リフトの株価上昇などが材料視された楽天<4755>は6%高と急伸し、国内証券による格上げ観測のあった日本ユニシス<8056>やパーク24<4666>などにも関心が向かった。  日経平均は続伸したが、上昇の背景としては、足元の先物手口動向において、東京市場が薄商いのなかで、先週末にかけて売り越した海外短期筋による買い戻しの動きが目立っている。6月末に控えるG20に向けた目先的な売り方によるショートカバーとみられているようだ。  日経平均は4月24日に直近高値22362.92円をつけた後、調整トレンドとなったが、4月末から現在に至るまでの価格帯別売買高で商いの積み上がっている水準は21200円処(25日移動平均線レベル)であり、これを前に節目の21000円といった抵抗ラインも位置する。前述のショートカバーの一巡感や為替の円高推移なども勘案すると、積極的に上値を追いにくい環境となっている。  他方、米国による不法移民や違法薬物の流入抑制を目指したメキシコとの協議について、トランプ大統領は6日に交渉が再開されることを明らかにしている。引き続き米国による対中・対メキシコ関連のニュースフローに一喜一憂する展開は続くなか、相場全体の地合いとしては後場にかけてもポジションを傾けにくいこう着相場となる可能性がある。物色としては、前述したレーティング引き上げ観測や材料を受けて動意をみせる銘柄への市場反応の継続動向を注視したいところである。 《AK》
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4452 東証プライム
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トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
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時価総額 305,235百万円
時間貸駐車場「タイムズパーキング」、月極駐車場の運営を行う。英国、豪州などにも進出。モビリティサービス「タイムズカー」の提供等も。国内タイムズパーキング件数は1.8万件超。モビリティ事業は会員数が順調増。 記:2024/10/07
4755 東証プライム
862.3
11/26 15:30
-21(%)
時価総額 1,855,278百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」、旅行予約サービス「楽天トラベル」を運営。楽天モバイル、楽天カード、楽天銀行などを傘下に持つ。クレジットカード関連サービスなどフィンテック部門は順調。 記:2024/07/08
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8056 東証プライム
4,436
11/26 15:30
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時価総額 446,546百万円
大手システムインテグレーター。旧社名は日本ユニシス。大日本印刷の持分法適用会社。金融向けに強み。配当性向40%目処。金融分野はフルバンキングシステム等の売上が拡大。27.3期売上高4200億円目標。 記:2024/06/13
9432 東証プライム
154.3
11/26 15:30
-0.5(%)
時価総額 13,971,914百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10
9437 東証1部
3,880
12/24 15:00
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時価総額 12,527,081百万円
NTTグループの中核を担う国内最大の携帯キャリア。金融・決済など非通信領域の強化に力注ぐ。21.3期1Qはコロナ禍で国際ローミング急減。だが非通信領域の拡大などで補う。通期では利益反発・連続増配を見込む。 記:2020/09/03
9983 東証プライム
51,450
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時価総額 16,372,470百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,844
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-30(%)
時価総額 13,000,636百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17