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日経平均は5日続落、現時点で売り方の動きは限られるが

2019/6/4 12:21 FISCO
*12:21JST 日経平均は5日続落、現時点で売り方の動きは限られるが  日経平均は5日続落。85.86円安の20325.02円(出来高概算5億8000万株)で前場の取引を終えている。  週明け3日の米株式市場でNYダウは4ドル高と小幅反発したが、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は大幅続落。当局が反トラスト法(独占禁止法)違反で調査を準備していると報じられ、アルファベットなどのハイテク大手が軒並み大きく下げた。また、5月サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数の予想下振れ、長短金利の逆転などから経済減速懸念が台頭し、全般に上値の重い展開だった。本日の日経平均は自律反発に期待した買いが先行し24円高からスタートしたが、米ハイテク株安や1ドル=107円台まで円高が進んだことが重しとなり、マイナスへ転じ下げ幅を広げる展開となった。前場中ごろを過ぎると20289.64円(121.24円安)まで下落する場面があった。東証1部の値下がり銘柄数は1041、対して値上がり銘柄数は1004とほぼ拮抗している。  個別では、売買代金トップのソフトバンクG<9984>が3%近く下落したほか、任天堂<7974>、ソニー<6758>、トヨタ自<7203>などが軟調。前日にスマートフォン向け新作ゲームの発表を受けて大きく買われたコロプラ<3668>だが、本日は急反落。ZOZO<3092>も6%安と下げが目立った。決算発表の伊藤園<2593>は売り優勢。また、株式の売出し等を発表したインソース<6200>がストップ安水準まで売られ、東証1部下落率トップとなった。一方、ファナック<6954>や武田薬<4502>が堅調で、ファーストリテ<9983>は小幅に上昇。レーティング引き上げ観測の第一三共<4568>は3%超上昇した。自社株買い実施を発表したカシオ計<6952>も買い優勢。また、オプティム<3694>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。セクターでは、サービス業、情報・通信業、その他製品などが下落率上位。反面、鉄鋼、鉱業、ガラス・土石製品などが上昇率上位だった。  日経平均は前日までの4日間で850円近く下落しており、本日は自律反発期待の買いが先行したものの、米ハイテク株安や為替の円高進行を踏まえると戻りの鈍さもやむを得ないところだろう。企業の今期想定為替レートは1ドル=108~109円で、トヨタ自などは110円としている。こうした企業の想定を上回る円高進行に伴い、日経平均の2万円割れを予想する市場関係者の声も増えてきた。  5月中旬までの決算発表を通過し、日経平均の1株当たり純資産(BPS)は2万円近辺まで切り上がってきた(現在はおよそ19800円)。株価純資産倍率(PBR)1倍水準がこれまで下値ラインとして機能してきたこと、またトランプ米大統領の発言等で市場のムードが一変する可能性もあることから、現時点では大きく売り崩そうというような動きは見られない。しかし、積極的な買い手も見当たらないことから、不安定感が一気に増す可能性も否定できない。後場に入れば日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ観測が支えとなるだろうが、強含みとなっている円相場や軟調な中国・上海総合指数の動向を注視したい。(小林大純) 《AK》
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清涼飲料メーカー。国内トップの茶葉製品・茶系飲料に強み。傘下にタリーズコーヒー。24.4期上期は飲料の値上げ効果が大。ラリーズも堅調。原材料高や人件費増こなして増収・大幅増益に。通期最高業績・増配を計画。 記:2024/02/05
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日本最大の衣料品EC「ZOZOTOWN」を運営。ヤフーLINE傘下。24.3期3Q累計は商品取扱高が着実増。販管費増こなし増収増益に。通期最高業績を計画。配当性向の目安を5割→7割に修正。大幅増益を予定。 記:2024/02/08
3668 東証プライム
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時価総額 79,550百万円
スマホゲーム制作会社。「魔法使いと黒猫のウィズ」や「白猫プロジェクト」が代表作。位置情報集約分析サービスも展開。起業家やXR企業への投資も事業領域。前年の反動減やクローズタイトルの影響で1Qは足踏み。 記:2024/03/28
3694 東証プライム
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時価総額 42,845百万円
スマホやPCの設定、セキュリティ管理、資産管理等のITサービスに加え、農業、医療、建築分野等でのDX化サービスを提供。モバイルマネジメントサービス等を中心にストック売上が伸びる。24.3期3Qは収益伸長。 記:2024/02/14
4502 東証プライム
4,130
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時価総額 6,534,796百万円
製薬最大手。糖尿病治療薬のピオグリタゾン、消化性潰瘍治療剤のランソプラゾールなどを展開。希少疾患部門は売上増。フォン・ヴィレブランド病治療剤「ボンベンディ」は米国で需要増。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/10
4568 東証プライム
5,531
5/17 15:00
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時価総額 10,769,045百万円
製薬大手。生活習慣病や感染症、循環器領域に強み。がん領域に傾注し、HER2抗体薬物複合体「エンハーツ」に注力。麻しん・おたふくかぜ・風しん3種混合ワクチンの製造販売承認を申請。3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/03/29
6200 東証プライム
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社会人教育・研修大手。新人研修、管理職研修、プレゼン研修、クレーム対応研修を展開。「GA4活用研修」、「金融・生活リテラシーアセスメント」など時流に合わせたサービスを拡充。ユーザー数増加し1Qは増収増益。 記:2024/02/22
6758 東証プライム
13,100
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時価総額 16,520,174百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6952 東証プライム
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時価総額 286,374百万円
大手電子機器メーカー。時計や電卓、楽器等を製造、販売。時計は「G-SHOCK」ブランドを国内外で展開。電子辞書は伸び悩むが、関数電卓は売上増。楽器は欧州で回復の兆し。24.3期3Q累計は増収確保。 記:2024/02/22
6954 東証プライム
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時価総額 4,640,888百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
7203 東証プライム
3,436
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7974 東証プライム
8,503
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時価総額 11,042,761百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
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9984 東証プライム
8,550
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時価総額 14,731,257百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10