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日経平均は5日ぶり反落、戻り相場一服との見方にはつながらず

2019/2/22 12:16 FISCO
*12:16JST 日経平均は5日ぶり反落、戻り相場一服との見方にはつながらず  日経平均は5日ぶり反落。89.46円安の21374.77円(出来高概算5億1000万株)で前場の取引を終えている。  21日の米株式市場でNYダウは103ドル安と4日ぶりに反落。昨年12月の耐久財受注が市場予想を下回ったほか、2月フィラデルフィア連銀製造業景況指数がマイナスとなるなど経済指標が振るわず、景気減速への懸念から売りが出た。米中交渉妥結を楽観視する見方が相場を下支えしたものの、終日軟調な推移だった。本日の東京市場でもこうした流れを引き継ぎ、日経平均は87円安でスタートすると、朝方には21348.67円(115.56円安)まで下落する場面があった。しかし大きく売り込もうという動きもなく、マイナス圏でもみ合う展開となった。東証1部の値下がり銘柄は全体のおよそ7割となっている。  個別では、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、ファーストリテ<9983>、武田薬<4502>、トヨタ自<7203>などが小安い。三菱商事<8058>や東エレク<8035>、SUMCO<3436>は2%下落し、景気敏感株の軟調ぶりがやや目立った。また、エラン<6099>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、任天堂<7974>、キーエンス<6861>はしっかり。アンリツ<6754>やユーグレナ<2931>は3%超、ZOZO<3092>は5%超上昇した。また、ラサ工<4022>は一部報道が材料視されて急伸し、一蔵<6186>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。セクターでは、海運業、鉱業、石油・石炭製品などが下落率上位で、その他も全般軟調。空運業とパルプ・紙の2業種のみ小幅に上昇した。  欧米の軟調な経済指標が嫌気されて前日の米NYダウが下落し、本日の日経平均もマイナス圏で推移している。前日まで4日続伸で、この間560円ほど上昇していたため、週末を控え利益確定の売りが出やすい面もある。しかし、21370円付近に位置する5日移動平均線を割り込むことはなく、目先調整の範囲内と捉えられそうだ。海外メディアが「トランプ米大統領が22日午後、中国の劉鶴副首相と会談する計画」などと報じており、米中協議の進展期待は根強い。これに加え、米国を中心とした金融引き締め観測の後退、株価変動率(ボラティリティー)の低下など、相場を下支えする要因は多い。なお中長期の株高期待が高まっているとは言いづらいが、足元の戻り相場一服との見方も強まらないだろう。  新興市場ではマザーズ指数が5日続伸し、先週末からの上昇率は6%前後に達している。2018年4-12月期の決算発表一巡で中小型株への物色シフトは期待されていたものの、想定以上に強い値動きを見せている。従前はマザーズ指数を下回って推移していたマザーズ先物価格だが、足元でその差は縮小し、指数を上回る場面も見られるようになってきた。個別株の流動性の観点から裁定が働いているとは考えにくいが、マザーズ銘柄の先高期待の高まりを示す動きとして注目したい。(小林大純) 《AK》
関連銘柄 16件
2931 東証プライム
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時価総額 59,023百万円
ミドリムシ等を活用した健康食品、化粧品の開発・製造・販売等を行うヘルスケア事業が主力。バイオ燃料の開発・製造・販売等も。青汁のキューサイを傘下に持つ。次世代エイジングケアブランド「CONC」に積極投資。 記:2024/09/02
3092 東証プライム
4,751
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時価総額 1,427,552百万円
国内最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営。LINEヤフー傘下。ファッションメディア「WEAR」の運営等も。配当性向70%目安。ZOZOTOWN事業では取扱アイテム、ブランドの拡充図る。 記:2024/06/09
3436 東証プライム
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時価総額 438,769百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
4022 東証プライム
2,769
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時価総額 21,997百万円
リン系製品を柱とする化成品事業が主力。1913年創業。環境機器や土木機械などの機械事業、レジスト剥離剤などの電子材料事業も展開。配当性向30%以上目安。中期経営計画では27.3期売上高520億円目指す。 記:2024/08/26
4502 東証プライム
4,113
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時価総額 6,543,528百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
6099 東証プライム
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時価総額 42,359百万円
病院の入院患者や介護施設の入所者に衣類、タオル等を日額定額制でレンタルするサービスを提供。長野県松本市に本社。オリジナル患者衣ブランド「lifte」も。ケア・サポートセットの導入施設数は2300施設超。 記:2024/08/06
6186 東証スタンダード
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時価総額 2,306百万円
着物の販売・レンタル等を行う和装事業が主力。着物・和服・反物の通販サイト「いち利モール」の運営、ウエディング事業等も。成人式のある下期に収益偏重。和装事業では催事開催、広告宣伝の強化で受注獲得図る。 記:2024/10/06
6754 東証プライム
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+6(%)
時価総額 160,532百万円
通信用計測器、測定システムの製造・販売等を行う通信計測事業が主力。1895年創業。自動重量選別機、EV・電池向け試験装置等も。配当性向は50%以上目標。中計では27.3期営業利益200億円目指す。 記:2024/06/15
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6861 東証プライム
65,660
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-20(%)
時価総額 15,969,037百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
7203 東証プライム
2,664.5
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時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
8,166
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-37(%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
22,250
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時価総額 10,493,834百万円
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8058 東証プライム
2,646.5
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時価総額 11,059,771百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,020
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時価総額 15,599,193百万円
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9984 東証プライム
8,586
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+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17