マーケット
11/26 15:15
38,442.00
-338.14
44,736.57
+440.06
暗号資産
FISCO BTC Index
11/26 22:33:22
14,196,951
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日経平均は小幅ながら9日ぶり反落、短期資金は中小型株へ

2018/9/27 12:20 FISCO
*12:20JST 日経平均は小幅ながら9日ぶり反落、短期資金は中小型株へ  日経平均は小幅ながら9日ぶり反落。32.07円安の24001.72円(出来高概算6億5000万株)で前場の取引を終えた。26日の米国市場では、米中貿易摩擦への懸念が広がるなか、注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)では大方の予想通り、政策金利が引き上げられたが、金融政策については「緩和的」という表現が声明文から削除され、当局による利上げ方針が終了間近であるとの見方から長期金利が低下した。金融セクターに売りが広がり、引けにかけて下落する展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比120円安の23880円となり、こちらの水準を上回ったものの、朝方から売りが先行した。米国の流れを受けて、朝方から金融株はさえない推移となった一方で、値がさ株のほか、自動車株やディフェンシブ株のしっかりとした動きが指数の下支え役となり、日経平均は総じて前日終値水準でもみ合う展開となった。  東証1部の値下がり数は1422社と全体の7割近くにも上った。セクターでは、石油石炭製品、非鉄金属、電気機器がさえない一方で、輸送用機器、空運業、水産・農林業、医薬品は上昇。個別では、指数インパクトの大きいファナック<6954>が引き続きFA業界の先行き懸念が反映される展開となっており、3%の下落に。市場では、FA分野における中国需要の底がまだ見えないという指摘のほか、今下期に向けて中国ロボット受注高が自動車向け中心に調整を見込む声も国内外の証券会社から聞かれており、先行きを懸念する向きが先行している状況である。  物色としては、インデックスに絡んだ商いからファーストリテ<9983>やソフトバンクG<9984>がしっかりとした動きを見せるなか、自動車株も底堅さをみせている。前日に開催された日米首脳会談では、2国間のモノの貿易を自由化する物品貿易協定締結に向けた交渉の合意がなされた。検査不正の相次ぐ同業種だが、当面の自動車関税回避を受けて目先の買い安心感が広がっているようだ。金融セクターについても、朝方から下げ幅を縮小しつつある。売り一巡後の買い戻しなどが意識されており、後場もこれらのセクターの底堅さが確認された場合は、相場を下支える役になりうるとみられる。  他方、マザーズ市場では、マザーズ指数は前引け時点で前日比1.08%高に。「オラビ錠口腔用50mg」の国内製造販売承認を取得したことを発表し、前日に13%の上昇をみせたそーせい<4565>は本日も、国内証券による評価引き上げも観測を背景に強い動きをみせているほか、メルカリ<4385>やサンバイオ<4592>などの指数インパクトの大きい銘柄が揃って強い動きをみせている。足元の株高を受け、改善基調にある信用評価損益率を背景に個人投資家の間に広がっていた過度な需給懸念も後退してきており、主力大型株に対して出遅れ感の台頭する中小型株を見直す動きが広がっているようだ。日経平均が前日終値水準でのもみ合いとなるなか、短期資金は中小型株へと向かいやすい地合いになりそうだ。(雲宮 祥士) 《AK》
関連銘柄 6件
4385 東証プライム
1,911.5
11/26 15:30
-99.5(%)
時価総額 313,541百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09
4565 東証プライム
1,110
11/26 15:30
-26(%)
時価総額 99,792百万円
バイオ創薬ベンチャー。膜たんぱく「GPCR」の解析技術に強み。15年買収の英国ヘプタレス社が収益の柱。24年4月に「そーせい」から社名変更。契約一時金及びマイルストン収入が伸びる。新薬の販売も好調。 記:2024/06/10
4592 東証グロース
996
11/26 15:30
+17(%)
時価総額 68,354百万円
再生細胞医薬品の開発・製造・販売を行う。中枢神経系疾患が主な対象。細胞治療薬「SB623」が主要開発品。ヒト体性幹細胞加工製品「アクーゴ脳内移植用注」は日本における条件及び期限付き製造販売承認を取得。 記:2024/10/11
6954 東証プライム
4,178
11/26 15:30
-19(%)
時価総額 4,158,861百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
9983 東証プライム
51,450
11/26 15:30
+720(%)
時価総額 16,372,470百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,844
11/26 15:30
-30(%)
時価総額 13,000,636百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17