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後場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後は中国市場にらみで上げ幅縮小

2024/10/10 12:27 FISCO
*12:27JST 後場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後は中国市場にらみで上げ幅縮小 10日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は続伸、買い一巡後は中国市場にらみで上げ幅縮小 ・ドル・円は伸び悩み、米金利・日本株にらみ ・値上がり寄与トップはソフトバンクグループ<9984>、同2位はファーストリテイリング<9983> ■日経平均は続伸、買い一巡後は中国市場にらみで上げ幅縮小 日経平均は続伸。前日比117.09円高(+0.30%)の39395.05円(出来高概算7億7000万株)で前場の取引を終えている。 9日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は431.63ドル高の42512.00ドル、ナスダックは108.70ポイント高の18291.62で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)の速やかな利下げ期待の後退で、寄り付き後、下落。しかし、押し目からは、中国政府の景気底入れを目指した財政強化策が世界経済や企業の売上回復を支援するとの期待に買われ、相場は上昇に転じた。FRBが公表した9月連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で全参加者が利下げ継続で合意したことが明らかになり、終盤にかけて相場は上げ幅を拡大。ダウは過去最高値を更新し終了した。 米国株の強い動きを受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は39600円台まで上昇した後は、乱高下する中国株式市場を見極めたいとするムードが強まり上げ一服。今晩の米9月消費者物価指数(CPI)発表も意識されて、上値の重い展開となった。前場のプライム市場の売買代金は1.7兆円に留まっており、様子見姿勢の強い地合いとなっている。 日経平均採用銘柄では、為替が1ドル149円台に乗せていることなどから、スズキ<7269>、SUBARU<7270>、ホンダ<7267>、日産自<7201>、マツダ<7261>など自動車関連銘柄の一角が買われたほか、J.フロント リテイリング<3086>はポジティブな証券会社のレポートが材料視されて上昇。このほか、ソフトバンクG<9984>、ニコン<7731>、リコー<7752>、クボタ<6326>などが買われた。 一方、24年3-8月期純利益が前年同期比76%減と発表したイオン<8267>は大幅安となったほか、資生堂<4911>、ファナック<6954>など中国関連銘柄の一角もさえない。また、川崎重<7012>、三菱重<7011>、)IHI<7013>、日本製鋼所<5631>など防衛関連銘柄も弱い。このほか、TOPPANホールディングス<7911>、フジクラ<5803>、NEC<6701>、中外製薬<4519>などが売られた。 業種別では、ゴム製品、銀行業、輸送用機器、保険業、医薬品などが上昇した一方、小売業、その他製品、繊維製品、サービス業、金属製品などが下落した。 ランチタイムの中国市場は、香港ハンセン指数が上昇している一方、上海総合指数が下落とまちまち。為替の円安基調も一服していることなどから、後場の東京市場は前日同様、中国市場にらみの様子見ムードが強い地合いとなりそうだ。日経平均は前日比マイナス圏入りする可能性はあるが、目立った売り材料にも乏しいことから下げ足を強めるような弱い展開は回避されよう。 ■ドル・円は伸び悩み、米金利・日本株にらみ 10日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み、149円00銭から149円30銭まで上昇後は小幅に値を下げた。米10年債利回りは失速後に底堅く推移し、ドル売りは後退。一方、日経平均株価や上海総合指数などアジアの主要指数の堅調地合いで円売りは続く。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は149円00銭から149円30銭、ユーロ・円は163円01銭から163円34銭、ユーロ・ドルは1.0938ドルから1.0946ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・学びエイド<184A>、イメージ情報開発<3803>など、4銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはソフトバンクグループ<9984>、同2位はファーストリテイリング<9983> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・9月国内企業物価指数:前年比+2.8%(予想:+2.3%、8月:+2.6%←+2.5%) 【要人発言】 ・デイリー米SF連銀総裁 「経済が予想通りに進展すれば年内にあと1、2回の利下げ可能性」 <国内> 特になし <海外> 特になし 《CS》
関連銘柄 24件
184A 東証グロース
565
11/26 15:30
+15(%)
時価総額 1,270百万円
インターネットによる教育サービスの企画開発・提供。学習塾向けに映像授業と管理機能のシステムを提供する「学びエイドマスター」などが主要サービス。直営塾も展開。映像事業は拡大。人件費増など吸収。 記:2024/10/06
1,749
11/26 15:30
-6.5(%)
時価総額 473,220百万円
大丸と松坂屋HDが経営統合して誕生した持株会社。パルコ等も傘下に収める。百貨店事業が主力。SC事業、デベロッパー事業、決済・金融事業も。27.2期ROE8%以上目標。心斎橋店などはインバウンド売上が好調。 記:2024/10/24
3803 東証グロース
486
11/26 15:30
-22(%)
時価総額 1,011百万円
企業システムの設計、開発、コンサル等を行うITソリューション事業、会員管理等の業務代行などを行うBPO・サービス事業を展開。沖電気工業などが主要取引先。BPO・サービス事業はサービス拡充等で売上増図る。 記:2024/07/01
4519 東証プライム
6,375
11/26 15:30
-122(%)
時価総額 10,703,995百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
4911 東証プライム
2,835.5
11/26 15:30
+2.5(%)
時価総額 1,134,200百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
5631 東証プライム
6,423
11/26 15:30
-121(%)
時価総額 477,929百万円
樹脂製造・加工機械、成形機、防衛関連機器の製造・販売等を行う産業機械事業が主力。素形材・エンジニアリング事業も。1907年創業。29.3期売上高3800億円目標。産業機械事業は内製化率の維持・向上図る。 記:2024/10/09
5803 東証プライム
5,259
11/26 15:30
-381(%)
時価総額 1,555,944百万円
独立系電線メーカー大手。1885年創業。光ファイバケーブルや通信ケーブル、圧力センサ、プリント回路、自動車電装品等を手掛ける。光ファイバ融着接続機に強み。自動車事業部門は収益性改善に引き続き取り組む。 記:2024/08/05
6326 東証プライム
1,923
11/26 15:30
-3.5(%)
時価総額 2,262,731百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6701 東証プライム
12,465
11/26 15:30
+15(%)
時価総額 3,401,075百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
6954 東証プライム
4,178
11/26 15:30
-19(%)
時価総額 4,158,861百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7011 東証プライム
2,259
11/26 15:30
-76.5(%)
時価総額 7,621,071百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7012 東証プライム
5,885
11/26 15:30
-335(%)
時価総額 988,221百万円
総合重機大手。二輪車や航空機、鉄道車両、造船、各種発電設備プラント、油圧機器・油圧装置等を手掛ける。ウェハ搬送ロボットで世界トップシェア。1878年創業。エネルギー・環境ソリューション分野などに注力。 記:2024/10/20
7013 東証プライム
7,908
11/26 15:30
-405(%)
時価総額 1,223,209百万円
総合重工メーカー大手。1853年に石川島造船所として創業。産業システム・汎用機械、資源・エネルギー・環境、航空・宇宙・防衛等の分野で事業展開。航空エンジン・ロケット分野、クリーンエネルギー分野に注力。 記:2024/09/02
7201 東証プライム
392.1
11/26 15:30
-14.8(%)
時価総額 1,654,942百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7261 東証プライム
999.9
11/26 15:30
-1.1(%)
時価総額 631,741百万円
1920年創業の自動車メーカー。広島県安芸郡府中町に本社。トヨタと資本業務提携。人気車種にクロスオーバーSUV「CX-5」など。高効率エンジン等に強み。北米市場は販売順調。25.3期は販売台数増を見込む。 記:2024/08/30
7267 東証プライム
1,333
11/26 15:30
-25.5(%)
時価総額 7,038,240百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7269 東証プライム
1,631
11/26 15:30
+2.5(%)
時価総額 3,204,240百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
7270 東証プライム
2,501.5
11/26 15:30
+29(%)
時価総額 1,885,886百万円
1917年創業の中堅自動車メーカー。北米の販売台数比率が高い。トヨタと資本業務提携。アイサイトなどに特徴。航空機の中央翼などの製造を行う航空宇宙事業も手掛ける。28年、米国でBEV販売40万台目標。 記:2024/10/10
7731 東証プライム
1,852.5
11/26 15:30
-9.5(%)
時価総額 651,111百万円
大手光学機器メーカー。カメラと半導体やFPDの露光装置で世界トップクラス。眼科領域の顕微鏡等も製造、販売する。業務用カメラの米レッド社買収。カメラや半導体露光装置が堅調。開発費などが重し。医療事業に注力。 記:2024/07/28
7752 東証プライム
1,724.5
11/26 15:30
+36.5(%)
時価総額 1,012,263百万円
大手複合機メーカー。1936年創業。プリンターやオフィス機器消耗品、電子黒板、ITインフラ、ヘルスケア関連システム等も。海外売上高比率は6割超。25.3期はオフィスサービス事業の堅実な成長などを見込む。 記:2024/06/18
7911 東証プライム
3,980
11/26 15:30
-82(%)
時価総額 1,268,450百万円
大手印刷会社。印刷で2強。マーケティングやコンテンツ等の情報関連、包装資材や建装材、ディスプレイ、半導体関連も手掛ける。DXや半導体関連が堅調。海外のパッケージや建装材も回復傾向。アフリカにも進出。 記:2024/07/28
8267 東証プライム
3,557
11/26 15:30
+12(%)
時価総額 3,101,437百万円
流通大手。総合スーパーを軸に、食品スーパーやドラッグストア、金融、不動産などを手掛ける。アセアンなどアジアでも事業展開。GMS事業では食品PB中心に低価格戦略実施。SM事業では地域オリジナル商品を拡充。 記:2024/10/24
9983 東証プライム
51,450
11/26 15:30
+720(%)
時価総額 16,372,470百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,844
11/26 15:30
-30(%)
時価総額 13,000,636百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17