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前場に注目すべき3つのポイント~ETFの決算に絡んだ売り需要の影響を見極め~

2024/7/8 8:53 FISCO
*08:53JST 前場に注目すべき3つのポイント~ETFの決算に絡んだ売り需要の影響を見極め~ 8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■ETFの決算に絡んだ売り需要の影響を見極め ■安川電、1Q営業利益 32.4%減 111億円 ■前場の注目材料:東京エレクトロン、米アイトマティックと、半導体特化の生成AI基盤、公開 ■ETFの決算に絡んだ売り需要の影響を見極め 8日の日本株市場は、米株高の流れから買い先行で始まることになりそうだが、買い一巡後はこう着感が強まりそうだ。5日の米国市場は、NYダウが67ドル高、ナスダックは164ポイント高だった。6月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月から鈍化したことから、9月の利下げ期待が強まり、長期金利の低下が材料視された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比175円高の41035円。円相場は1ドル160円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。ナスダック指数は4日続伸で連日の最高値を更新しており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になりそうだ。米国ではエヌビディアがアナリストの格下げを受けて下落した一方で、アームホールディングスは7.7%高となるなか、ソフトバンクG<9984>が買われる展開が期待されよう。 ただし、日経平均株価は足もとの急ピッチの上昇による過熱感は警戒されやすい。また、本日はパッシブ型ETFの決算となり、分配金を捻出するため、現物と先物に売り需要が発生するとみられている。昨年の7月もこの需給の影響を受けて下落していることもあり、積極的な売買は手控えられやすいところである。ETFの決算は本日と10日になることから、この需給影響を通過するまでは、押し目狙いのスタンスになりそうだ。 もっとも、日経平均株価は下期入り以降、強い基調が続いており、連日で日経平均型のインデックス買いが断続的に入っていたと観測された。先週末は4日の米国市場が独立記念日の祝日の影響から海外勢のフローが限られていたものの、日経平均株価は朝方に41100円まで買われた。買い一巡後は下げに転じたが、1.28円安と小幅な下げにとどまっており、押し目待ち狙いの買い意欲の強さが窺えた。ETFの決算に絡んだ売り需要の影響を警戒しつつも、買い遅れているファンドにおいては、押し目買いの好機になる可能性もあるだろう。 物色としてはTOPIX型への売りが意識されやすいことから、中小型株などに資金が向かいやすい面はありそうだ。グロース250指数は75日線が上値抵抗線として意識されているが、先週は中盤辺りからリバウンドをみせてきており、同線を捉えてきた。抵抗線突破をみせてくるようだと、短期的な値幅取り狙いの動きに向かわせそうだ。 ■安川電、1Q営業利益 32.4%減 111億円 安川電<6506>が発表した2025年2月期第1四半期業績は、売上収益が前年同期比7.1%減の1324.08億円、営業利益は同32.4%減の111.18億円だった。高水準な受注残に支えられた前年同期に比べ、モーションコントロールを中心に減収となった。ACサーボモータ・コントローラ事業においては、前年同期に見られた太陽光発電用パネル関連の需要剥落や、半導体・電子部品市場における在庫調整の長期化などの影響を受けた。2025年2月期業績は、売上収益が前期比0.8%増の5800億円、営業利益は同5.7%増の700億円とする期初計画を据え置いている。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(39375.87、+67.87) ・ナスダック総合指数は上昇(18352.76、+164.46) ・1ドル=160.70-80円 ・シカゴ日経先物は上昇(41035、大阪比+175) ・SOX指数は上昇(5656.31、+4.59) ・米長期金利は低下 ・米国のインフレ沈静化期待 ・東証による企業価値向上の要請 ・東京エレクトロン<8035>米アイトマティックと、半導体特化の生成AI基盤、公開 ・イビデン<4062>EV電池安全部材を量産、売上高100億円へ ・リンテック<7966>研究員全員をDX人材に、教育で底上げ ・日立造船<7004>燃費データ改ざん、舶用エンジン1364台 ・兼松<8020>韓国充電器最大手と連携、年度内3000台販売、EVインフラ事業増強 ・JR西日本<9021>JR東日本と、在来線の車両部品を共通化、設計業務・コスト削減 ・ウエルシアHD<3141>東電の介護子会社買収 ・大同メタル工業<7245>非自動車向け軸受拡大、船舶・発電機狙う ・愛知製鋼<5482>鋼材熱処理炉で水素燃焼、刈谷工場で実証 ・スズキ<7269>印の社会起業家を支援、子会社を設立 ・パーク24<4666>タイムズモビリティ、3カ月前予約の対象拠点拡大 ・ソディック<6143>食品機械攻勢、製麺・米飯向けアジア拡販 ・竹内製作所<6432>油圧ショベルのエネ効率を自動最適化、7トンホイール式投入 ・アンリツ<6754>米ETSが協業、非地上系ネットIoT接続向けOTA試験対応システム販売 ・神戸製鋼所<5406>グループのコベルコ建機、インド増強、中国に並ぶ生産拠点に ・ホシザキ<6465>高齢者施設向け食事再加熱キャビネット、小型で4割安く ・三井海洋開発<6269>テラドローンと検査ドローン共同研究 ・NTTデータG<9613>副社長・中山和彦氏、DC資産を流動化 ・キヤノンMJ<8060>自動運転車開発の新興に出資、AIで新事業創出 ・タナベコンサルティングG<9644>リコージャパンと、中堅・中規模企業のDX支援 ・新日本電工<5563>焼却灰の処理能力7割増、溶融し建築資材に ・JFEHD<5411>グループ会社の条鋼、姫路に省エネ電源設備、電炉用、25年稼働 ・大阪ガス<9532>水素30%混焼に成功、ガスエンジンコージェネ運転実証 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 5月毎月勤労統計・現金給与総額(前年比予想:+2.1%、4月:+1.6%) ・08:50 5月経常収支(予想:+2兆3503億円、4月:+2兆505億円) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 25件
1,889
11/25 15:30
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時価総額 396,150百万円
ドラッグストアチェーン最大手。調剤薬局併設、24時間営業のウエルシア薬局を全国展開。イオン傘下。グループ店舗数は2800店舗超。からだ・くらしWelciaは売上増加傾向。PB物販売上構成比の引き上げ図る。 記:2024/10/20
4062 東証プライム
4,739
11/25 15:30
-149(%)
時価総額 667,540百万円
ICパッケージ基板で世界トップシェア。1912年に揖斐川電力として創業。岐阜県大垣市に本社。自動車排気系部品等のセラミック事業も。電子事業は生成AI用サーバー向けが順調。28.3期売上6500億円目標。 記:2024/06/15
4666 東証プライム
1,777
11/25 15:30
-33(%)
時価総額 303,952百万円
時間貸駐車場「タイムズパーキング」、月極駐車場の運営を行う。英国、豪州などにも進出。モビリティサービス「タイムズカー」の提供等も。国内タイムズパーキング件数は1.8万件超。モビリティ事業は会員数が順調増。 記:2024/10/07
5406 東証プライム
1,616
11/25 15:30
-10.5(%)
時価総額 640,495百万円
1905年創業の鉄鋼大手。鋳鍛鋼製品等の素形材、製鉄プラント等のエンジニアリング、油圧ショベル等の建設機械、電力事業等も手掛ける。等方圧加圧装置で世界トップシェア。鉄鋼部門では引き続き価格転嫁を推進。 記:2024/06/18
5411 東証プライム
1,746.5
11/25 15:30
-10.5(%)
時価総額 1,116,778百万円
国内2位の鉄鋼メーカー。日本鋼管と川崎製鉄の経営統合により発足。鋼板を中心に多数の高付加価値製品を抱え、自動車用高級鋼板に強み。価格転嫁進める。高付加価値製品比率高まる。構造改革と海外拡大も進める。 記:2024/06/25
5482 東証プライム
4,510
11/25 15:30
-10(%)
時価総額 89,690百万円
トヨタグループの特殊鋼メーカー。特殊鋼鋼材、鍛造品を中心とする自動車部品の製造・販売を行う。電子機能材料、磁石応用製品等も。27.3期営業利益150億円目指す。インド国内における新規拡販などに取り組む。 記:2024/06/04
5563 東証プライム
293
11/25 15:30
-2(%)
時価総額 40,227百万円
フェロマンガンの製造・販売を行う合金鉄事業が主力。1925年創業。日本製鉄系列。酸化ジルコニウム等の機能材料事業、焼却灰資源化事業等も。リチウムイオン電池正極材は順調。27.12期売上高950億円目標。 記:2024/06/18
6143 東証プライム
737
11/25 15:30
-4(%)
時価総額 40,382百万円
放電加工機で世界シェアトップクラスの工作機械メーカー。射出成形機などの産業機械事業、麺製造プラントなどの食品機械事業も手掛ける。放電加工機の拡販、金属3Dプリンタや精密マシニングセンタの販売体制強化図る。 記:2024/06/28
6269 東証プライム
3,265
11/25 15:30
-35(%)
時価総額 223,146百万円
浮体式海洋石油・ガス生産設備の設計、建造、据付などを行う。オペレーション&メンテナンス等も。超大水深大型プロジェクトに強み。商船三井が筆頭株主。24年6月にWoodside社向けFPSOの原油生産を開始。 記:2024/08/29
6432 東証プライム
4,815
11/25 15:30
+20(%)
時価総額 235,930百万円
小型建設機械メーカー。世界で初めてミニショベル、クローラーローダーを開発。ミニショベルはEUでシェア2位。海外売上高比率が高い。長野県埴科郡に本社。欧米中心に販売網を拡充。アフターパーツの拡販図る。 記:2024/10/29
6465 東証プライム
6,064
11/25 15:30
+42(%)
時価総額 878,613百万円
業務用厨房機器メーカー。1947年創業。愛知県豊明市に本社。冷蔵庫や製氷機、ディスペンサ、食器洗浄機等を手掛ける。製氷機で国内トップシェア。米国など海外でも事業展開。国内は飲食外市場の積極的な開拓進める。 記:2024/09/03
6506 東証プライム
4,172
11/25 15:30
+15(%)
時価総額 1,112,631百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
6754 東証プライム
1,186
11/25 15:30
+4.5(%)
時価総額 161,143百万円
通信用計測器、測定システムの製造・販売等を行う通信計測事業が主力。1895年創業。自動重量選別機、EV・電池向け試験装置等も。配当性向は50%以上目標。中計では27.3期営業利益200億円目指す。 記:2024/06/15
7004 東証プライム
950
11/25 15:30
-8(%)
時価総額 161,704百万円
ごみ焼却発電施設、海水淡水化プラント等の建設を行う環境部門が主力。1881年創業。ごみ焼却発電施設で世界シェアトップクラス。精密機械、風力発電等も。25.3期は営業増益計画。環境事業の収益改善等を見込む。 記:2024/07/04
7245 東証プライム
487
11/25 15:30
+4(%)
時価総額 23,142百万円
すべり軸受メーカー。自動車用エンジン軸受で世界トップシェア。船舶など非自動車用軸受、アルミダイカスト製品、精密金属加工部品等も。自動車用エンジン軸受は順調。非自動車用軸受は大型船舶で中国向け新規開拓継続。 記:2024/06/25
7269 東証プライム
1,628.5
11/25 15:30
-9.5(%)
時価総額 3,199,328百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
7966 東証プライム
3,080
11/25 15:30
-5(%)
時価総額 236,202百万円
1927年創業の粘着製品メーカー。シール・ラベル用粘着製品、自動車用粘着製品等の印刷材・産業工材関連が主力。半導体関連粘着テープ、カラー封筒用紙等も。中期経営計画では27.3期売上高3150億円目指す。 記:2024/08/30
8020 東証プライム
2,678
11/25 15:30
-36(%)
時価総額 226,291百万円
1889年創業の総合商社。食料、電子・デバイス、鉄鋼・素材・プラント、車両・航空、ICTソリューションなどで事業展開。強固な顧客基盤が強み。総還元性向30~35%目標。27.3期当期利益350億円目指す。 記:2024/10/08
8035 東証プライム
23,135
11/25 15:30
+885(%)
時価総額 10,911,229百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
4,804
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+84(%)
時価総額 533,628百万円
デジタルカメラ、デジタル複合機などキヤノン製品の国内販売を行う。業務支援ソリューション、ITセキュリティソリューション等も手掛ける。ITソリューション事業を成長事業に位置付け。注力領域の拡大を進める。 記:2024/08/12
9021 東証プライム
2,802
11/25 15:30
+6.5(%)
時価総額 1,367,384百万円
大手鉄道会社。近畿、北陸、中国、九州北部が鉄道営業エリア。山陽新幹線、北陸新幹線などを運行。流通業、不動産業、旅行・地域ソリューション業も展開。高付加価値の不動産アセット拡充など不動産事業の拡大図る。 記:2024/08/01
9532 東証プライム
3,272
11/25 15:30
+89(%)
時価総額 1,341,232百万円
関西地盤の大手都市ガス会社。ガスの生産・供給やガス供給線の建設・保全、ガス器具の販売を手掛ける。電力小売事業も。ガス販売量は家庭用減少も業務用増加で補う。電力販売量は小売が増加。脱炭素へ投資拡大。 記:2024/07/13
9613 東証プライム
2,956.5
11/25 15:30
+72(%)
時価総額 4,146,491百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10
1,209
11/25 15:30
-14(%)
時価総額 21,167百万円
経営コンサルティング大手。経営戦略の策定から経営機能の実装・実行支援に至るまで経営全般の支援を手掛ける。全ての経営コンサルティング領域で売上堅調。人件費増等を吸収。グローバル戦略コンサルティング機能を強化。 記:2024/07/14
9984 東証プライム
8,874
11/25 15:30
+288(%)
時価総額 13,044,736百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17