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米アップル決算を受けた米国株の上昇でリスク選好ムード強まる【クロージング】

2022/10/31 16:21 FISCO
*16:21JST 米アップル決算を受けた米国株の上昇でリスク選好ムード強まる【クロージング】 31日の日経平均は3営業日ぶりに大幅反発。482.26円高の27587.46円(出来高概算12億2000万株)と9月20日以来約1カ月半ぶりに27500円を回復して取引を終えた。米アップルなど良好な決算を受けて前週末の米国市場では主要株価指数がそろって上昇したことから、値がさハイテク株を中心に幅広く買われ、心理的な節目である27500円台を突破した。心理的な節目である27500円を上抜けたことから、戻り待ちの売りなどに伸び悩む場面もあったものの、本格化している企業決算の好調さを先取りする動きや商品投資顧問業者(CTA)などによる先物買いも加わり、高値圏で取引を終えた。 東証プライムの騰落銘柄は値上がり銘柄が1400を超え、全体の約8割を占めた。セクター別では、ガラス土石、石油石炭の2業種を除く31業種が上昇し、電気機器、機械、海運、ゴム製品、その他製品などの上昇が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ダイキン<6367>、キーエンス<6861>、TDK<6762>が堅調だった半面、ガイシ<5333>、TOTO<5332>、三菱倉<9301>が軟化した。 前週末の米国市場では、ナスダック指数が3%、SOX指数は4%近く急騰したことが支援要因になった上、この日発表の10月の米個人消費支出(PCE)コア価格指数の前年同月と比較した伸びが市場予想に届かず、12月の米国の利上げが大幅なものにならないとの見方が広がったことも投資マインドの改善につながったようだ。また、本格化する国内主要企業の決算発表が本格化しているが、市場予想を上回る上半期決算を発表したキーエンスや日立<6501>、アルプスアル<6770>が大幅に上昇した。一方、市場予想に届かない上半期決算を発表したアンリツ<6754>が急落したほか、三菱電<6503>に売りが続いた。 日経平均は終値で200日線に続き75日線をクリアした。目先的には75日線を明確に支持線に変えてくるかを見極めたいところであろうが、抵抗線突破によって先高期待は高まりそうだ。また、国内企業の決算は総じて堅調な結果であり、先行き警戒感を強める要因にはない。米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催が予定されており、今後の利上げ幅がどうなるのか見定めたいと考える向きが多く積極的に上値を買い上がる流れにはならないだろうが、国内企業決算など個別材料株での物色は活発化することになりそうだ。 《FA》
関連銘柄 13件
5332 東証プライム
5,400
9/27 15:00
+166(%)
時価総額 955,697百万円
衛生陶器大手。国内首位のトイレに強み。バス・キッチンや洗面商品も。24.3期3Qは日本住設事業が堅調。パブリック用途は足踏みだが、住宅用途のリモデルが売上増。米州事業ではネオレスト、ウォシュレットが堅調。 記:2024/04/13
5333 東証プライム
1,973
9/27 15:00
+13(%)
時価総額 626,092百万円
ガイシで世界首位。自動車排ガス浄化用セラミックスやNAS電池なども。自動車関連が堅調。半導体装置関連も回復。NAS電池は独水素製造会社から受注。パワー半導体向け絶縁放熱回路基板の生産能力を大幅に増強へ。 記:2024/07/22
6367 東証プライム
20,550
9/27 15:00
+1,215(%)
時価総額 6,023,493百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6501 東証プライム
4,024
9/27 15:00
+41(%)
時価総額 18,657,554百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
6503 東証プライム
2,457.5
9/27 15:00
+57(%)
時価総額 5,276,749百万円
総合電機大手。FA機器や自動車機器、昇降機、パワー半導体に強み。鉄道車両機器なども。24.3期3Q累計はFA機器が低調。だが自動車機器やインフラ関連が好調で増収増益に。4Qにルネサス株売却特益を計上予定。 記:2024/04/12
6754 東証プライム
1,117
9/27 15:00
-11(%)
時価総額 151,762百万円
通信用計測器、測定システムの製造・販売等を行う通信計測事業が主力。1895年創業。自動重量選別機、EV・電池向け試験装置等も。配当性向は50%以上目標。中計では27.3期営業利益200億円目指す。 記:2024/06/15
6762 東証プライム
1,970.5
9/27 15:00
-7,622.5(%)
時価総額 766,075百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6770 東証プライム
1,599
9/27 15:00
+31(%)
時価総額 350,630百万円
電子部品のアルプス電気、カーナビのアルパインが経営統合。スイッチや可変抵抗器などコンポーネント事業が主力。タクトスイッチは業界トップクラスのシェア。海外売上高比率が高い。車載用電子部品の拡大等に注力。 記:2024/06/15
6861 東証プライム
71,090
9/27 15:00
-40(%)
時価総額 17,289,657百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
8035 東証プライム
27,475
9/27 15:00
+1,715(%)
時価総額 12,958,117百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9301 東証プライム
5,275
9/27 15:00
+8(%)
時価総額 432,344百万円
国内最大級の倉庫・港湾運送企業。1887年設立。倉庫、陸上運送、港湾運送のほか、不動産賃貸、マンション販売等も手掛ける。海運大手や製薬会社が主要顧客。須磨海浜水族園・海浜公園再整備事業の新規施設が稼働。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,110
9/27 15:00
+1,210(%)
時価総額 15,627,833百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
9,093
9/27 15:00
+201(%)
時価総額 15,666,821百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17