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前場に注目すべき3つのポイント~上値の重さは意識されるものの、リバウンド機運の高まりやすい相場展開~

2022/5/16 8:34 FISCO
*08:34JST 前場に注目すべき3つのポイント~上値の重さは意識されるものの、リバウンド機運の高まりやすい相場展開~ 16日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:上値の重さは意識されるものの、リバウンド機運の高まりやすい相場展開 ■KDDI、23/3営業利益 3.7%増の1兆1000億円を見込む ■前場の注目材料:NTN、風力保守で北拓と提携、200億円事業目指す ■上値の重さは意識されるものの、リバウンド機運の高まりやすい相場展開 16日の日本株市場は、上値の重さは意識されるものの、リバウンド機運の高まりやすい相場展開が見込まれよう。13日の米国市場はNYダウが466ドル高だった。暗号資産市場が持ち直したため金融市場混乱をもたらすとの脅威が後退し、ハイテク株を中心に買い戻しの動きとなった。ナスダックの上昇率は今年最大となったほか、S&P500は3営業日ぶりに4000ポイントを回復した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比285円高の26675円。円相場は1ドル129円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まることになりそうだ。先週末の大幅反発に対する反動は警戒されやすいところではあるものの、節目の26500円を突破してくる可能性は高く、26500円を支持線に26800円水準に位置している25日線などの抵抗線を意識したトレンド形成が期待されてきそうだ。25日、75日線接近では戻り待ちの売りが警戒されそうだが、米国市場のリバウンドの動きにより、スタンスとしては押し目狙いのロングになろう。 また、先週末で決算発表がピークを通過した。足元では先週末の決算企業に対する市場反応を見極める動きになりそうだが、ピークを通過したことから機関投資家も動きやすくなったと考えられ、インデックスに絡んだ資金流入は意識されやすいところ。また、週末の決算では今期見通しがコンセンサスを下回っている企業が目立っているため、より良好な決算を発表した企業に短期の値幅取り狙いの資金が集中しやすいだろう。 物色としては決算を手掛かりとした銘柄のほか、インデックスに絡んだ商いから、東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさ株が注目されよう。先週末の大幅上昇においても、水準としてはボトムからの反発であり、トレンドは弱気形状の銘柄が多い状況だ。東エレク辺りが一段高を見せてくるようだと、センチメント改善に繋がる可能性はありそうだ。そのほか、ナスダックは3.8%の上昇となるなか、これまで物色の圏外に置かれていた中小型株などへの自律反発を狙った動きが意識されそうだ。 ■KDDI、23/3営業利益 3.7%増の1兆1000億円を見込む KDDI<9433>が発表した2022年3月期業績は、売上高が前期比2.5%増の5兆4467.80億円、営業利益は同2.2%増の1兆605.92億円だった。期首計画を上回っての着地。23年3月期業績は、売上高が2.1%増の5兆5600億円、営業利益は3.7%増の1兆1000億円を見込んでおり、コンセンサス(1兆970億円程度)を上回る。発行済み株式総数(自己株式除く)の2.6%にあたる5700万株を上限とする自社株買いの実施を決めた。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(26427.65、+678.93) ・NYダウは上昇(32196.66、+466.36) ・ナスダック総合指数は上昇(11805.00、+434.04) ・シカゴ日経先物は上昇(26675、大阪比+285) ・1ドル=129.30-40円 ・SOX指数は上昇(2970.37、+143.16) ・VIX指数は低下(28.87、-2.90) ・米原油先物は上昇(110.49、+4.36) ・米国景気の拡大 ・コロナ流行下の経済活動正常化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・NTN<6472>風力保守で北拓と提携、200億円事業目指す ・東芝<6502>綱川議長が取締役退任、取締役候補の発表延期 ・グンゼ<3002>メディカル事業再編、10月に新会社発足 ・スズキ<7269>インドに4輪新工場、1830億円投資、25年稼働 ・近鉄GHD<9041>近鉄エクスを完全子会社化、1680億円でTOB ・アルプスアルパイン<6770>テイ・エステックと次世代車向け車内空間を開発 ・極東開<7226>新経営計画、30年度めど売上高2000億円、特装車事業加速 ・ヤマハ発<7272>今年度2輪車販売、半導体不足でも計画維持 ・ACSL<6232>農業ロボVBに出資、制御技術で高度化 ・三井E&S<7003>新中計策定、25年度売上高2800億円 ・KDDI<9433>中期経営戦略、5G整備に7000億円、携帯客単価を改善 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 4月国内企業物価指数(前年比予想:+9.4%、3月:+9.5%) <海外> ・11:00 中・4月鉱工業生産(前年比予想:+0.5%、3月:+5.0%) ・11:00 中・4月小売売上高(前年比予想:-6.2%、3月:-3.5%) 《ST》
関連銘柄 12件
3002 東証プライム
5,180
1/24 15:30
±0(%)
時価総額 89,583百万円
1896年創業の繊維・化学メーカー。男性用下着で国内シェアトップクラス。シートベルト用ミシン糸などでも高シェア。縫合補強材などのメディカル事業も。メディカル事業では癒着防止材、骨接合材などの拡販進む。 記:2024/11/12
6232 東証グロース
809
1/24 15:30
+13(%)
時価総額 12,794百万円
産業用ドローンの自社開発、ドローン活用の無人化システムの受注開発・生産・販売等を行う。独自開発の自律制御技術に強み。日本郵便と物流専用新型ドローンを共同開発。取引先は230社超。小型空撮、物流が注力領域。 記:2024/10/09
6472 東証プライム
245.1
1/24 15:30
-3.6(%)
時価総額 130,507百万円
大手ベアリングメーカー。1918年創業。ハブベアリング、ドライブシャフトで世界シェアトップクラス。ロボット用モジュール等も手掛ける。27.3期営業利益500億円目標。生産拠点再編による資産効率の向上図る。 記:2024/12/08
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
6770 東証プライム
1,574.5
1/24 15:30
+3(%)
時価総額 345,258百万円
電子部品のアルプス電気、カーナビのアルパインが経営統合。スイッチや可変抵抗器などコンポーネント事業が主力。タクトスイッチは業界トップクラスのシェア。コンポーネント事業はモバイル市場向け製品等の需要が増加。 記:2024/11/26
7003 東証プライム
1,580
1/24 15:30
-3(%)
時価総額 162,896百万円
舶用エンジン、コンテナクレーン等を手掛ける総合重工メーカー。1917年に旧三井物産造船部として創業。舶用大型エンジン、港湾クレーンで国内トップシェア。舶用推進、港湾物流の中核事業中心に収益力強化進める。 記:2024/10/12
7226 東証プライム
2,400
1/24 15:30
+10(%)
時価総額 96,360百万円
特装車メーカー。コンクリートポンプ車、トレーラ、タンクローリ・散水車等で国内トップシェア。リサイクル施設の建設、パーキング等事業も。特装車事業では製品ラインナップを強化し拡販。尼崎市でゴミ焼却施設を受注。 記:2024/11/16
7269 東証プライム
1,867
1/24 15:30
+0.5(%)
時価総額 3,667,882百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
7272 東証プライム
1,301
1/24 15:30
+7(%)
時価総額 1,366,898百万円
二輪車を主力とするランドモビリティ事業が柱。船外機が主力のマリン事業、ロボティクス事業等も。1955年に日本楽器製造(現ヤマハ)から分離独立。二輪車事業ではブラジル、インド、インドネシアで販売順調。 記:2024/12/14
8035 東証プライム
27,135
1/24 15:30
-295(%)
時価総額 12,797,761百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向は50%目処。海外売上高比率が高い。積極的な設備投資を継続。 記:2024/12/20
3,253
1/24 15:30
+40(%)
時価総額 620,223百万円
近畿日本鉄道、近鉄不動産、近鉄エクスプレスなどを傘下に収める持株会社。運輸、不動産、国際物流、流通、ホテル・レジャー等で事業展開。定期運賃改定効果などで運輸部門は売上順調。国際物流業は販売価格が上昇。 記:2024/12/15
9433 東証プライム
4,869
1/24 15:30
+32(%)
時価総額 10,672,098百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。5G基地局数は業界最多。au PAYカード会員数は980万人超。スマートフォン稼働数は増加傾向。 記:2024/11/09