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カイカ---勤怠管理システムをサービス化へ、ブロックチェーン分野の展開の幅を広げる

2017/3/27 11:08 FISCO
*11:08JST カイカ---勤怠管理システムをサービス化へ、ブロックチェーン分野の展開の幅を広げる カイカ<2315>では21日、ブロックチェーン技術を適用して、場所データと出退勤時間を結び付けた勤怠管理システムの開発に着手しサービス化することを発表している。ブロックチェーンは、主にビットコインのベースとなるシステムとして知られているが、安価で構築できるほか、強固でかつ不正に対する防御力も高い技術であることから、他の分野での応用も幅広く期待されている。今回の勤怠管理システムも、ブロックチェーンの応用として注目されている分野である。 とりわけ、最近では電通<4324>の労働問題があり、また国が推し進める「働き方改革」を背景に、各企業においては従業員の勤務時間に関して一層の管理強化が必要とされているため、精度の高い勤怠管理システムのニーズは強まっている状況にあるとみられる。今回のシステムは、ブロックチェーンとスマホのアプリが連携して場所と時間を記録していくもの。アプリからブロックチェーンに直接記録することで経営者、管理者による記録の改ざんは困難であり、パブリックブロックチェーンを使用することでインフラ費用の抑制も期待される。 場所データの特定に関しては、通信技術・デバイスに優位性を持つ親会社のネクスグループ<6634>が協力する。今後はネクスグループのIoTとブロックチェーンを連携させた自律稼働の仕組みなども研究していく方針。ブロックチェーンの応用範囲としては、金融分野やプリペイドカードなどのアセット管理・決済のほかにも、今回のような勤怠管理や不動産契約の登記や契約の管理、受発注システムや在庫・請求管理などの取引システムまで広がりが期待されている。カイカとしては、グループ企業との連携強化も含めて、今後もブロックチェーン分野での展開の幅を広げていくことが想定されよう。
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