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カイカ---ビットコイン事業をシステム面で支援、急成長する仮想通貨市場で高まる存在感

2017/3/27 11:07 FISCO
*11:07JST カイカ---ビットコイン事業をシステム面で支援、急成長する仮想通貨市場で高まる存在感 ITソリューションを手掛けるカイカ<2315>は14日、Eストアー<4304>が提供する通販システム「ショップサーブ」において、ビットコイン決済システムをリリースしたと発表した。15日からショップサーブの全店(約12,500店)において、ビットコイン決済が利用可能な状態となっている。カイカは、フィスコ仮想通貨取引所(FCCE)のビットコイン決済事業におけるシステム開発を担う。また、昨年8月に開始したFCCEのビットコイン取引所においても、カイカはシステム面の支援をしている。 調査会社シードプランニングによると、仮想通貨の代表格であるビットコインの取引高は、2016年に2兆800億円(3,780万BTC)、2017年には8兆2600億円(1億5000万BTC)に達すると予測されている。 このように急成長が見込まれる仮想通貨市場において、FCCEは仮想通貨に関わるあらゆるサービスをB2B/B2C両面においてワンストップで提供する仮想通貨プラットフォーマーを目指している。具体的には、これまでフィスコ<3807>が培ってきた全上場企業(約3,600社)の顧客基盤を活用して、企業が発行するトークン(ブロックチェーン上で発行した独自の代替通貨)の受託やビットコイン決済プラットフォームの提供などに加え、仮想通貨におけるデリバティブ(金融派生商品)の開発と商品化、それらの取引市場の整備などが想定されている。 更に、金融機関を顧客とするカイカは、フィンテック分野を戦略的注力領域と位置付け、その中でも特に重要な技術要素としてビットコインにより発明されたブロックチェーン技術に注目している。実際、金融機関の預金口座管理をモデルにしたブロックチェーン技術を用いたフィンテックの実証実験など、すでにいくつかの取り組みに着手している。また、逸早く仮想通貨ビジネスに参入したFCCEのシステム面を一手に引き受けることで着実にノウハウを蓄積しており、急成長する仮想通貨関連市場で存在感が高まっている。今後の市場拡大にともない、業績面での寄与も期待されよう。
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