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【注目銘柄ダイジェスト】:航空電子が大幅反発、トクヤマは大幅反落

2021/4/28 16:54 FISCO
*16:54JST 【注目銘柄ダイジェスト】:航空電子が大幅反発、トクヤマは大幅反落 <4043> トクヤマ 2560 -234 大幅反落。前日に21年3月期の決算を発表、営業利益は309億円で前期比9.8%減益、第3四半期決算時に上方修正した水準の300億円を上振れる着地に。一方、22年3月期は260億円で同15.9%の減益見通しとしている。セメント事業や電子材料事業の減益を見込んでいる。原燃料価格上昇や先行投資負担の増加が背景となっているようだ。想定外の2ケタ減益見通しをネガティブ視する動きが優勢に。 <5803> フジクラ 561 +41 大幅続伸。前日に業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来の150億円から244億円、前期比7.3倍に増額修正、FPCや超多芯ケーブルなどが想定以上に底堅かったもよう。同時にタイでのFPC事業に関して減損損失153億円の計上を発表しているが、来期以降の減価償却費負担の低減に直結することで、目先の悪材料出尽くしにもつながっているもよう。 <6504> 富士電機 5260 +590 大幅反発。前日に21年3月期の決算を発表、営業利益は486億円で前期比14.3%増益、コンセンサスを60億円程度上振れる着地になった。また、22年3月期は600億円で同23.5%増益の見通し、期初から市場予想を30億円程度上振れている。1-3月期のパワー半導体受注なども好調であった。今期の為替前提は1ドル=102円と保守的な想定であり、一段の上振れの可能性なども意識されているようだ。 <4062> イビデン 5440 +390 大幅反発。前日に21年3月期の決算を発表、営業利益は386億円で前期比96.3%増益、従来計画の355億円を上回る着地に。一方、22年3月期は450億円で同16.5%増益の見通し。コンセンサスを40億円程度下回っているが、FCパッケージの需給動向からは保守的との見方が多いようだ。また、FCパッケージの新工場建設を発表、総投資額は1800億円としている。今後の需要拡大を睨んだ動きとみられ、先行きへの期待感につながる。 <6971> 京セラ 6772 -393 大幅反落。前日に21年3月期の決算を発表、営業利益は706億円で前期比29.5%減益となり、従来計画の750億円を下回る着地になっている。また、22年3月期は1170億円で同65.6%増益の見通し、市場予想を80億円程度下回っている。新規事業や研究開発投資の増加、増産投資に伴う減価償却費の増加などが市場想定比下振れの要因とみられる。実績や見通しの想定比下振れがストレートにマイナス視されているもよう。 <3092> ZOZO 3775 +270 大幅続伸。前日に21年3月期の決算を発表している。営業利益は441億円で前期比58.3%増益となり、市場予想を15億円程度上振れている。PayPayモールの拡大などで商品取扱高が大きく伸長した。22年3月期は478億円で同8.3%増益の見通し。ほぼ市場コンセンサス水準となっている。順調な決算動向に加えて、ZOZOCOSMEの早期拡大や配当性向50%への引き上げ方針などが説明会で示されており、評価の高まる展開になっている。 <6807> 航空電子 1940 +252 大幅反発。前日に21年3月期の決算を発表、営業利益は87億円で前期比37.9%減益となり、市場予想を15億円程度上回る着地になった。年間配当金も20円から25円に引き上げ。22年3月期は155億円で同78.0%増と大幅増益の予想。市場予想を10億円程度上振れ。また、5カ年の中期計画を発表、26年3月期経常利益は300億円を計画、コロナ前20年3月期の2倍以上の水準であり、非常にアグレッシブな計画をポジティブ視。 <6967> 新光電工 3585 +360 大幅反発。前日に21年3月期の決算を発表、営業利益は233億円で前期比7.2倍となったが、先に上方修正を発表済み。一方、22年3月期は334億円で同43.2%増と連続大幅増益見通しに。市場予想を15億円程度上回る水準となっている。主力のFCパッケージやリードフレームが足元の業績改善を牽引する形に。今期は為替前提が保守的であるなど、一段の業績上振れなども想定される状況とみられる。 <6954> ファナック 25930 +515 大幅反発。前日に21年3月期決算を発表、営業利益は1125億円で前期比27.4%増益となった。一方、22年3月期は1484億円で同31.9%増益の見通しで、コンセンサスを500億円強下回っているとみられる。ただ、1-3月期受注高は中国を中心に想定を上回る大幅増加となっているなど、計画は保守的過ぎると捉えられているもよう。250万株、500億円を上限とする自社株買いの実施を発表していることも下支え材料に。 <6754> アンリツ 2207 -179 大幅反落。前日に21年3月期の決算を発表、営業利益は197億円で前期比12.9%増益、市場予想通りの着地となった。一方、22年3月期は205億円で同4.3%増益の見通しで、市場予想を20億円程度下回っている。また、24年3月期までの中期計画を発表しているが、最終年度の営業利益は270億円を見込んでいる。市場の想定水準は300億円程度であったとみられ、先行きの高い成長期待はやや後退する状況のようだ。
関連銘柄 10件
3092 東証プライム
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時価総額 1,427,552百万円
国内最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営。LINEヤフー傘下。ファッションメディア「WEAR」の運営等も。配当性向70%目安。ZOZOTOWN事業では取扱アイテム、ブランドの拡充図る。 記:2024/06/09
4043 東証プライム
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11/22 15:30
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時価総額 197,089百万円
1918年創立の総合化学メーカー。苛性ソーダ、ソーダ灰等の製造・販売を行う化成品が主力。セメント、多結晶シリコン、医療診断システム等も手掛ける。電子先端材料等を成長事業に位置付け。化成品等の効率化進める。 記:2024/10/08
4062 東証プライム
4,888
11/22 15:30
+125(2.62%)
時価総額 688,529百万円
ICパッケージ基板で世界トップシェア。1912年に揖斐川電力として創業。岐阜県大垣市に本社。自動車排気系部品等のセラミック事業も。電子事業は生成AI用サーバー向けが順調。28.3期売上6500億円目標。 記:2024/06/15
5803 東証プライム
5,749
11/22 15:30
+162(2.9%)
時価総額 1,700,916百万円
独立系電線メーカー大手。1885年創業。光ファイバケーブルや通信ケーブル、圧力センサ、プリント回路、自動車電装品等を手掛ける。光ファイバ融着接続機に強み。自動車事業部門は収益性改善に引き続き取り組む。 記:2024/08/05
6504 東証プライム
8,551
11/22 15:30
+65(0.77%)
時価総額 1,276,639百万円
大手総合電機。1923年創業。駆動制御機器や電源機器、計測機器、監視制御システム、半導体等を手掛ける。地熱発電設備、非鉄金属向け大容量変圧整流器等で世界トップシェア。新製品投入など成長戦略の推進図る。 記:2024/07/28
6754 東証プライム
1,181.5
11/22 15:30
+6(0.51%)
時価総額 160,532百万円
通信用計測器、測定システムの製造・販売等を行う通信計測事業が主力。1895年創業。自動重量選別機、EV・電池向け試験装置等も。配当性向は50%以上目標。中計では27.3期営業利益200億円目指す。 記:2024/06/15
6807 東証プライム
2,695
11/22 15:30
+12(0.45%)
時価総額 189,467百万円
NEC系のコネクタメーカー。携帯機器、自動車向け売上比率が高い。ユーザー・インターフェース・ソリューション、加速度計、ジャイロ等も手掛ける。26.3期売上2600億円目標。コネクタは新市場・顧客開拓図る。 記:2024/08/27
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(0.32%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6967 東証プライム
5,255
11/22 15:30
-22(-0.42%)
時価総額 710,329百万円
半導体パッケージメーカー。フリップチップタイプパッケージが主力。長野県長野市に本社。海外売上比率が高い。セラミック静電チャック等も。プラスチックBGA基板は生産能力増強図る。光電融合デバイスの開発に注力。 記:2024/09/02
6971 東証プライム
1,468
11/22 15:30
-1(-0.07%)
時価総額 2,217,376百万円
大手電子部品メーカー。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。京都府京都市に本社。事業の選択と集中を推進。中計では26.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/10/20