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【注目銘柄ダイジェスト】住江織、シャープが急伸、日テレHD、雪印メグは続落

2016/3/4 18:13 FISCO
*18:13JST 【注目銘柄ダイジェスト】住江織、シャープが急伸、日テレHD、雪印メグは続落 <6770> アルプス 2197 +66 続伸。同社や村田製、航空電子など電子部品の一角が強い動きになっており、引き続きショートカバーの動きが優勢になっているとみられる。米アップルの株価続伸なども安心感につながっているようだ。同社に関してはみずほ証券が、目標株価を3300円に引き下げているものの投資判断「買い」を継続。カメラアクチュエータは売上拡大余地があり、来期業績は足踏みとなるものの、18.3期の業績は好転するとの見方を維持。 <5726> 大阪チタ 1780 -105 大幅反落。前日に業績予想の下方修正を発表、通期営業損益は従来の18億円の黒字から11億円の赤字に、最終損益は13億円の黒字から82億円の赤字に修正している。未定としていた期末配当金は無配とする。ポリシリコン事業において国内主要ユーザー向けの製品出荷の遅延が影響したほか、ポリシリコン事業に係る固定資産の減損損失を特別損失に計上するようだ。 <3501> 住江織 307 +29 急伸。太陽光発電が出来る繊維を開発したと報じられている。わずかな電気でも稼働するウエアラブル型の生体センサー向け電源などでの利用を想定、2019-2020年の実用化を目指すもよう。用途の拡大も想定されることから、今後の業容拡大につながっていくとの期待感が高まる展開になっている。 <6753> シャープ 151 +13 急伸。鴻海董事長が来日、買収についての最終協議を進めていることがわかったと伝わっている。偶発的債務は重大な問題にならないと判断、7日をメドとした契約締結を目指すとされている。提携交渉が物別れに終わる、偶発的債務の深刻さなどといった過度な警戒感は後退する方向となり、買戻しの動きなども優勢になっているようだ。ただ、大規模な希薄化に伴って、依然として株価の割高感は強いとの見方も。 メガバンク 総じてもみ合い。海外投資家を中心としたショートカバーが主導となって連日の大幅高となっていたが、3社ともに2営業日での上昇率は10%超に達しており、本日は戻り売りニーズも強まる状況に。BNPパリバ証券では、メガバンク3社の投資判断を一斉に格下げしているもよう。一時的なラリーはあるかもしれないが、資金利益の低下を避けられない銀行セクターをあえて持つ必要性は小さいと指摘のようだ。 <5017> 富士石油 352 +19 大幅高。大和証券では投資判断を「3」から「2」に格上げ、目標株価は380円としている。今期までは4期連続純損失計上が見込まれるが、来期は黒字に転換することで、自己資本の回復局面入りをする確度が高いと予想しているもよう。今期の黒字ガイダンスは短期的なカタリストになると期待している。なお、大和証券では石油業界全般的に、来期は原油安メリットの通期寄与や石油精製マージンの安定化により、石油精製事業での増益が期待できるとしている。 <4536> 参天製薬 1721 -74 大幅反落。本日は医薬品セクターが業種別値下がり率のトップとなっている。2位の情報通信とともに、ディフェンシブ性の高さが本日は逆風となる形に。また、モルガン・スタンレーMUFG証券では医薬品業界のカバーを再開としているが、4-5月の各社ガイダンスは相当厳しくなると指摘しているようだ。さらに、本日は4月からの新薬価が告示されている。想定どおりとは見られるが、同社のアイリーアなどは再算定で高い引き下げを受けている。 <9404> 日テレHD 1918 -91 大幅続落。メリルリンチ日本証券では投資判断を「買い」から「中立」に格下げ、本日の売り材料につながっているようだ。目標株価は2530円から2100円に引き下げへ。セクター内では相対的に割安感が強いものの、来期のコンセンサスが営業9%増益を見込むのに対して、メリルリンチ日本証券では2%減益を予想しているようだ。会社計画が減益予算となる可能性に留意したいとも。 <2270> 雪印メグ 2672 -97 大幅続落。明治ではカマンベールチーズの新製造棟を新設すると発表している。生産能力は現在の1.5倍程度になるもよう。この分野では、同社と明治が市場シェアで拮抗しており、競争激化につながるとの懸念が高まる形のようだ。みずほ証券では、今回の設備投資は需給を反映した内容であり、同社業績への影響も限定的と指摘している。
関連銘柄 8件
2270 東証プライム
2,737
11/26 15:30
+31(1.15%)
時価総額 193,648百万円
乳業メーカー大手。国内シェア首位のバターやマーガリンに強み。国産チーズや機能性ヨーグルトを強化中。乳製品は「さけるチーズ」など堅調。飲料・デザート類の価格改定が進展。人件費や原材料高重し。海外進出も積極化。 記:2024/08/03
3501 東証プライム
2,021
11/26 15:30
-3(-0.15%)
時価総額 15,525百万円
自動車・車両内装事業が主力。カーペットやカーテン等のインテリア事業、繊維系暖房商材等の機能資材事業も展開。鉄道車両シート地で国内トップシェア。ベトナム拠点の採算性向上図る。27.5期売上1090億円目標。 記:2024/10/24
4536 東証プライム
1,669
11/26 15:30
-2(-0.12%)
時価総額 607,553百万円
眼科用医薬品の研究開発、製造、販売等を行う。1890年創業。医療用眼科薬市場で国内トップシェア。アイリーア硝子体内注射液、アレジオン類等が主要製品。アレジオン眼瞼クリーム0.5%などの拡販に注力。 記:2024/08/19
5017 東証プライム
293
11/26 15:30
-3(-1.01%)
時価総額 22,908百万円
石油開発のアラビア石油と石油精製の富士石油が統合。開発からは撤退し、現在は千葉県で精製を行う。日本航空やJERAグループなど強固な顧客基盤が強み。精製コストの削減、高付加価値製品の増産などに取り組む。 記:2024/10/21
1,923
11/26 15:30
-52(-2.63%)
時価総額 70,766百万円
スポンジチタンのトップメーカー。兵庫県尼崎市に本社。低酸素球状チタン粉末や高純度チタン等の高機能材料事業も展開。神戸製鋼所等が主要取引先。配当性向25%~35%目安。球状チタン合金粉末等の拡販図る。 記:2024/09/02
6753 東証プライム
1,009.5
11/26 15:30
-4(-0.39%)
時価総額 656,586百万円
大手電気機器メーカー。1912年創業。台湾の鴻海精密工業傘下。液晶テレビや白物家電、スマートフォン、各種情報機器などの製造・販売を行う。ブランド事業では特長商品、新規カテゴリー商材の創出などを図る。 記:2024/08/01
6770 東証プライム
1,552
11/26 15:30
-0.5(-0.03%)
時価総額 340,324百万円
電子部品のアルプス電気、カーナビのアルパインが経営統合。スイッチや可変抵抗器などコンポーネント事業が主力。タクトスイッチは業界トップクラスのシェア。海外売上高比率が高い。車載用電子部品の拡大等に注力。 記:2024/06/15
2,407.5
11/26 15:30
+49.5(2.1%)
時価総額 635,151百万円
読売新聞系の民放大手。日本テレビ放送網を中核とする持株会社。「Hulu」運営のHJHD、フィットネスクラブのティップネスなども傘下に持つ。デジタル広告収入はTVer等による動画広告セールスが順調。 記:2024/06/07