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ラクオリア創薬 Research Memo(11):名古屋大学を始めとする中部地区の大学との連携は順調に進捗

2019/3/28 7:51 FISCO
*07:51JST ラクオリア創薬 Research Memo(11):名古屋大学を始めとする中部地区の大学との連携は順調に進捗 ■共同開発の状況 アカデミアとの共同研究 ラクオリア創薬<4579>は企業との共同研究に加えて、アカデミア(大学)との産学連携にも積極的だ。創薬ベンチャーの同社にとっては、創薬シーズ(医薬品候補化合物のタネ)をどう確保するかは生命線とも言えるポイントであることが背景にある。現状は地の利を生かせる名古屋大学との連携に特に注力している。 同社のアカデミア連携のこれまでの経緯等については2018年8月31日付前回レポートに詳しい。2018年12月期における進捗としては、名古屋大学との間で新規心不全治療薬に関する共同特許を出願したことが挙げられる。また、岐阜薬科大学と共同で緑内障治療薬の開発向けた検証もスタートさせた。従来から名古屋大学との間で進めてきた非アルコール性脂肪肝炎(NASH)治療薬については順調に共同研究が進捗しており、2018年10月に契約を更新した状況にある。 アカデミア連携はその性質上、開発段階の最初期に位置するため、収益寄与という点では非常に先の長い話となる。しかしそれでも、アカデミア連携の取り組みは同社にとってポジティブな効果が期待できるという弊社の評価は、従来から変わりない。直接的なメリットとしては、主目的の創薬についてアカデミアが有する豊富なターゲットや高レベルの基礎研究力を活用できることや、大学主催の企業研究セミナーや合同企業説明会への参加、インターンシップ制度の活用などによる有能な若手人材の採用・育成の機会増大といったことが挙げられる。また、同社は動物薬とヒト領域の新薬の発売でロイヤルティ収入という安定収益を創薬に再投資できる好循環の域に入っており、投資の一部をアカデミア連携に行うことは長期的に他の創薬ベンチャーとの差別化要因になると期待される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之) 《SF》
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旧ファイザー中央研究所が前身の創薬ベンチャー。愛知県名古屋市に本社。胃酸分泌抑制剤「テゴプラザン」、ペット用医薬品等を手掛ける。低分子創薬、イオンチャネル創薬が強み。テゴプラザンは承認国が順調に拡大。 記:2024/08/19