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アライドアーキ Research Memo(1):上期は減収も、国内SNSマーケティング事業の受注残高は過去最高更新

2018/10/22 15:11 FISCO
*15:11JST アライドアーキ Research Memo(1):上期は減収も、国内SNSマーケティング事業の受注残高は過去最高更新 ■要約 1. 事業概要 アライドアーキテクツ<6081>は、自社開発の多様なマーケティングプラットフォームの運営等を通じて、顧客企業のSNSマーケティング活動を総合的に支援する事業を展開している。また、中国を中心とする越境ECやインバウンド市場に向けた越境プロモーション支援のほか、企業の広告クリエイティブに特化したグローバルプラットフォーム「CREADITS®」(旧「ReFUEL4®」)にも注力している。 市場が拡大しているSNS領域に特化し深堀りすることにより、SaaS※とソリューションを組み合わせた独自の価値提供が同社の強みとなっている。また、Facebookを始め、Instagram、Twitter、LINE<3938>など主要なSNS各社との強固なリレーションを構築しており、登録ユーザー総数は500万人以上、顧客企業数も累計で4,500社以上に上る。また、企業のマーケティングが「マスベース」から「ファンベース」へと大きく変化する方向にあるなかで、「ファン・リレーションシップ・デザイン」構想を発表。これまでのようなWeb上やSNSのみならず、リアルな場所を含めた生活者との接点を通じて、企業のビジネス成長に必要な「ファン」との最適な関係構築を支援する方向性を打ち出している。 ※Software as a Service の略称。同社においては原則として月額契約(サブスクリプションモデル)のプロダクトを示す。 サービス進化と市場ニーズの拡大が同時進行していることに加え、新モデルへ変更したグローバルプラットフォーム「CREADITS®」も足元で順調に伸びており、同社は成長加速に向けた局面を迎えている。 2. 2018年12月期上期の業績 2018年12月期上期の業績は、売上高が前年同期比28.0%減の2,195百万円、営業利益が0百万円(前年同期は16百万円の損失)と減収ながら営業損益の改善を図った。大幅な減収となったのは、利益率の低い海外SNS広告事業からの撤退によるものであり想定内。一方、「国内SNSマーケティング事業(同社単体)」については、季節要因や案件の大型化(リードタイムの長期化)の影響により売上高は微増にとどまったものの、受注残高は過去最高を更新。また、グローバルプラットフォーム「CREADITS®」についても、新モデルへのシフトを進めながら、新規顧客開拓等により順調に滑り出している。利益面では、「CREADITS®」への先行投資により海外事業が営業損失(114百万円)を計上したものの、好調な国内事業がそれをカバーし、(連結)営業損益は収支トントンを確保した。 3. 2018年12月期の業績予想 2018年12月期の業績予想について同社は、2018年5月15日付の修正予想を据え置き、売上高を前期比26.0%減の4,150百万円、営業利益を328百万円(前期は57百万円の損失)と減収ながら大幅な損益改善により、過去最高益の更新を見込んでいる。大幅な減収を見込んでいるのは、上期同様、海外SNS広告事業からの撤退によるものである。一方、良好な事業環境にある国内SNSマーケティング事業が好調に推移するとともに、「CREADITS®」も、まだ小規模ながら大きく伸びる見通しである。利益面でも、利益率の高い国内SNSマーケティング事業や「CREADITS®」の伸長により大幅な損益改善(黒字化)を図る想定となっている。 4. 成長戦略 同社の成長戦略の軸は、主力の国内SNSマーケティング事業の拡大のほか、海外子会社による「CREADITS®」、及び越境プロモーション事業によるグローバル展開である。弊社では、国内SNSマーケティング市場は、まだこれからの市場であることに加え、市場が拡大するなかで優位性を発揮できる同社には大きな成長力があるものとみている。また、革新的な事業モデルで世界シェアNo.1を目指す「CREADITS®」についても、今回の新モデルへの変更により、いよいよ成長に拍車がかかる可能性が高い。一方、越境プロモーション事業については本格的な業績貢献には時間を要するものの、ポテンシャルや具現性を高く評価している。日本商品を買いたい中国の消費者と、中国市場に参入したい日本企業の双方からの需要が大きい上、中国最大規模のSNS「Weibo」グループとの提携は同社にとって大きなアドバンテージになるだろう。 ■Key Points ・2018年12月期上期業績は減収ながら営業損益は改善 ・海外SNS広告事業からの撤退により減収となるも、国内SNSマーケティング事業の受注残高は過去最高を更新 ・企業のマーケティングが「マスベース」から「ファンベース」に大きく変化するなかで、新たな「ファン・リレーションシップ・デザイン」構想を発表 ・サービス進化と市場ニーズの拡大が同時進行するなかで、新モデルへ変更したグローバルプラットフォーム「CREADITS®」も順調に滑り出しており、同社は成長加速に向けた局面を迎えている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫) 《HN》
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国内最大のメッセンジャーアプリ「LINE」を運営。広告収入に次ぐ収益の柱として金融サービスに力注ぐ。来年3月にヤフーとの統合を予定。20.12期3Q累計は子会社の売却と増資に伴う一時利益計上で営業黒字に。 記:2020/11/24
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