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ネットマーケ Research Memo(2):広告事業とメディア事業を展開

2018/6/8 15:02 FISCO
*15:02JST ネットマーケ Research Memo(2):広告事業とメディア事業を展開 ■会社概要 1. 会社沿革 ネットマーケティング<6175>は、ベンチャーキャピタル在籍時に投資先企業においてアフィリエイト広告事業を立ち上げた経験を持つ現代表取締役社長の宮本邦久(みやもとくにひさ)氏によって、キャンペーン型のアフィリエイト企画を提供するWeb広告の代理店として2004年7月に設立された。その後、2007年2月に、現在のアフィリエイト業界のエージェントへ事業モデルを転換し、業容を着実に拡大してきた。2012年2月より、現在のもう1つの事業の柱であり、成長ドライバーとなっているメディア事業として、恋愛マッチングサービス「Omiai」を開始した。2017年3月、東京証券取引所JASDAQスタンダード市場への上場を果たし、2018年5月、東京証券取引所市場第2部に市場変更された。 2. 事業概要 同社は、広告事業、メディア事業の2つを報告セグメントとしている。 (1) 広告事業 広告事業においては、アフィリエイト広告に特化したエージェントとして、広告展開の戦略立案から運用支援までを一貫して提供している。アフィリエイト広告は、個人・法人が運営するWebサイト等に掲載され、広告の閲覧・申込・購入等が発生した場合に、広告掲載者(アフィリエイター)に対して報酬が支払われる成果報酬型のインターネット広告である。アフィリエイト広告は、成果報酬型であり広告主にとって費用対効果が高いことや、個人運営のWebサイトでも広告収入が得られることから根強い需要があり、インターネット広告としては比較的歴史が長いが、インターネット広告市場の成長とともに堅調に成長を続けている。大手エージェントにおいては多数の広告サービスの1つとして取り扱われているに過ぎないが、同社はアフィリエイト広告に特化していることで、アフィリエイト広告売上で代理店業界2位となっており(同社調査)、アフィリエイト広告代理店業界のトップを目指すことを方針として掲げている。 2017年6月期の上位販売先は、(株)電通デジタル、(株)EPARK、(株)DMM.comラボ、(株)リクルートキャリアとなっており、上位4社で広告事業売上高の6割超を占めているが、今後、新規顧客開拓を進めバランスの良い顧客ポートフォリオとしていく。同社が独自に開発した広告効果計測ツール「ALLADiN」は、アフィリエイト広告に特化したエージェントとしての強みを支えている。 2017年6月期において広告事業が全売上高に占める比率は75.6%であり、安定成長の収益基盤と位置付け今後も収益の拡大を見込んでいるが、メディア事業の高成長に伴い売上構成比は相対的に低下していくものと想定される。 (2) メディア事業 メディア事業では、恋愛マッチングサービス「Omiai」を2012年2月にサービス開始したが、大手企業の参入により2015年から国内オンライン恋活・婚活マッチングサービス市場の成長が加速しており、市場規模は2023年に2017年比で約3.3倍の852億円へ拡大すると予想されている。オンラインマッチングサービス市場は、恋活・婚活に加え、よりライトなマッチングを提供するデーティングから成り、米国で「Match.com」や「Tinder」などのサービスを運営し、NASDAQ市場に上場しているMatch Group Inc.の売上高は1,330百万USドル(2017年12月期。1USドル110円換算で約1,463億円)となっている。国内ではサイバーエージェント<4751>グループが運営する「タップル誕生」、「CROSS ME」、Match Group子会社の(株)エウレカが運営する「Pairs」などが存在するなか、Omiaiは恋活サービス市場において最大手の1つとなっており、2018年4月末で累計会員数が302万人となっている。 各サービス間における競争は、サービス内容自体での差別化余地は大きくないものの、成長中の市場であることから、新規流入ユーザーをいかにより多く獲得するかのマーケティング次第となっている。Omiaiは、メッセージ交換前に18歳以上であることの年齢確認を厳格に行い、また不正ユーザーの排除や、プライバシーの保護を図ることにより、安心・安全に利用できるサービスとして運営している。同サービスの売上げは、マッチングした相手とのメッセージ交換が可能な有料会員からの月額利用料に加え、アプローチ回数を増やすために購入されるポイントや、マッチング率を高める付加機能となるプレミアムパックによる課金収入から成っている。 2017年6月期においてメディア事業が全売上高に占める比率は24.4%であるが、高収益な成長ドライバーとして注力しており、売上構成比は相対的に高まっていくものと想定される。同社は、従来から運営しているOmiaiに加えて、2018年6月28日にデーティングアプリ「QooN」を新たにリリースすることで成長を加速させ、オンラインマッチングサービス市場における国内No.1企業となることを目指している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 廣田重徳) 《MW》
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時価総額 522,041百万円
インターネット広告事業が主力。運用型広告で国内首位。検索連動型広告に強み。ABEMA等のメディア事業、ゲーム事業、投資育成事業等も手掛ける。ABEMAはスポーツコンテンツの拡充、マネタイズを強化。 記:2024/08/26
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日本最大級の恋愛マッチングアプリ「Omiai」を運営。アフィリエイト広告主体の広告事業も手掛け、広告主はエステ・人材・金融などが有力。1Qは利益足踏み。米ベインキャピタルがTOB、実現なら上場廃止へ。 記:2022/11/30