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スリープロ Research Memo(7):携帯アプリ「レスキューミー!」開発

2018/2/26 15:27 FISCO
*15:27JST スリープロ Research Memo(7):携帯アプリ「レスキューミー!」開発 ■中長期の成長戦略 1. ギグエコノミープラットフォームの提供:携帯アプリ「レスキューミー!」 政府は「働き方改革」の一環として正社員の副業や兼業を後押しする方針だ。厚生労働省は2017年11月20日、企業が就業規則を制定する際の公的なひな型として影響力を持つ「モデル就業規則」を、副業を認める内容に改正する案を有識者検討会に提示した。2017年度内にも副業・兼業が公的に事実上、解禁される見通しになってきている。この環境変化はスリープログループ<2375>のビジネスにも追い風となる。 同社の成長戦略としてギグエコノミープラットフォームの提供があり、その一つの具体策として携帯アプリ「レスキューミー!」が開発された。エンドユーザーはこのアプリを使って“パソコンの設定をしてほしい”といったニーズのほかにも“犬の散歩をしてほしい”、“雪かきをしてほしい”といった業務をサポーターとして登録された人に依頼できる。同社がこれまでに培ってきた主に大企業と125,000名のギグワーカーのマッチングの仕組みをオープンに開放する取り組みとも捉えられる。既にアプリケーションの開発は完了し、業務提携先の開拓も順調に進んでいる。 2. ABEJAとBPO契約締結、アノテーション業務請負 同社はこれまで、新たな技術が世の中に普及するまでの人的サポート業務を行うことを得意としてきた。具体例としては、PCやブロードバンドの導入から人型ロボットのメンテナンスまで手掛けてきた。AIにおいても、導入期である現在は人的なサポートが必要となっている。 同社はAI関連ベンチャー企業ABEJAとBPO契約をし、ディープラーニング活用のために機械による自動化が難しい運用工程(アノテーション作業:取得した大量データの識別及び分類)を同社のエージェントを活用して実施する。例えば1つの画像内の2つの物体を識別して教師データを整備する役割を人が担う。 ABEJAは蓄積されたビッグデータから、人間の手を介さずしてそのデータを適切に表現する特徴を自動的に見つけ出す「特徴量抽出」の自動化を行う「ディープラーニング」を活用し、多様な業界、シーンにおけるビジネスの効率化・自動化を促進するベンチャー企業である。 このほかにもブロックチェーン技術の実証実験、FinTech事業の推進、コワーキングスペース事業での起業支援など新たな事業機会を開拓している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫) 《HN》
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