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ボルテージ Research Memo(6):コア層にはアイドル育成ゲーム、カジュアル層・英語市場には読み物アプリを投入

2017/9/8 15:06 FISCO
*15:06JST ボルテージ Research Memo(6):コア層にはアイドル育成ゲーム、カジュアル層・英語市場には読み物アプリを投入 ■成長回帰への取り組みと進捗状況 3. 成長戦略の取り組み:商品戦略 これまで述べてきたように、ボルテージ<3639>は商品制作プロセスの見直し、事業区分の変更、市場・顧客分析とターゲット戦略の変更、などの施策に注力してきた。これらのプロセスを経て、(市場別、顧客層別などの)ターゲットごとの商品戦略が明確となり、それに応じて各ターゲット向けの仕込みを2017年6月期までに終えた状況にある。 ターゲットごとの商品戦略の概要を見ると、主要なポイントとしては、日本女性市場・カジュアル層や英語市場においては、読み物アプリによる展開にシフトしたことが挙げられる。読み物アプリとは漫画の週刊誌が1冊の中に複数の漫画を掲載しているように、1つのアプリの中に複数のドラマアプリを収録し、ユーザーはそれぞれに合った料金プランで楽しめるようになったものだ。同社側からすれば個々にダウンロードする場合よりもアクセスが容易になるため収益拡大に結び付きやすいというメリットが期待される。 また、次代の成長源と位置付ける日本女性市場・コア層向けには、チームドラマアプリを今夏に初投入した。前述したように、競合は激しい市場ではあるがヒットした時のリターンもカジュアル層向け商品に比べて格段に大きくなると期待され、同社が最も期待をかけ、人的・物的資源と投入している商品と言える。 具体的なタイトル及びその取り組み状況を見ると、2017年6月期の第3・第4四半期から仕込みがスタートし、2018年6月期に入ってタイトル投入が本格化するという大きな流れとなっている。 カジュアル層向けには『ワタシドラマ』と『100シーンの恋+(プラス)』の2本の読み物アプリが投入された。『ワタシドラマ』はアニメのように動くモーションタイプのコンテンツを収録している点が特徴だ。一方『100シーンの恋+』は基幹シリーズの過去の有力タイトルを数多く収録している。 『恋乱』はカジュコア層向け市場で一定のプレゼンスを確立しているが、新章「月の章」を投入して顧客基盤及び収益基盤の一段の拡大を狙っている。従来の「華の章」と連動させることで、既存ユーザーのリテインを図るとともに、ストーリーの重層化により新規ユーザーの獲得が期待される。また、2017年8月8日より全国CMを展開しており、新規ユーザー獲得および定着化を図っている。 コア層向けにはアニマルアイドル育成型ゲーム『アニドルカラーズ』が2017年9月7日に投入された。ドラマのタイプとしてはチームドラマに属し、キャラクターデザインとしてはアニマルとイケメンを融合させたものとなっている。2017年3月に公式HP開設、2017年5月から事前登録を開始し、9月6日の終了時点で事前登録者が17万件を超えており、リリース後の展開に期待が高まっている。 英語市場では読み物アプリ『“Lovestruck:Choose Your Romance”』を投入し、アプリ内で3本の新作タイトルを配信した。これはDRAGON(北米市場向けに制作したアニメ絵のコンテンツ)と呼ばれるシリーズの読み物アプリであり、今後もタイトル追加を行っていく。 ハイテク市場においては『椅子ドンVR』についてイオンレイクタウンVR Centerにて、アーケード展開を行った。また『椅子ドンVR』に続く第2弾のVRアプリとして『挙式VR』」の開発を発表しており6月からプロジェクトが始動。9月に開催予定の「東京ゲームショウ2017」でのお披露目を予定している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《NB》
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女性向け恋愛ドラマアプリが主力。「100シーンの恋+」などを展開。男性向けアプリ、電子コミック販売ストア、電子コミックレーベルの運営等も。「ボル恋comic」は売上順調。販路拡大や原作力の強化等を図る。 記:2024/07/05