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リソー教育 Research Memo(2):完全1対1の進学個別指導塾TOMASを軸に教育マーケットで不動の位置を確立

2017/7/5 15:02 FISCO
*15:02JST リソー教育 Research Memo(2):完全1対1の進学個別指導塾TOMASを軸に教育マーケットで不動の位置を確立 ■会社概要 1. 会社概要 リソー教育<4714>は、完全1対1の進学個別指導専門塾「TOMAS」を軸に、「すべては子どもたちの未来のために」という考え方で高品質な「本物」の教育サービスを提供している。徹底した差別化戦略によって日本を代表する「Only One」を目指すことが経営の基本方針である。グループ企業は7社で、5つの事業(学習塾、家庭教師派遣教育、幼児教育、学校内個別指導、その他)を行っている。 2. 沿革 同社は、現取締役相談役の岩佐実次(いわさみつぐ)氏が株式会社日本教育公社を東京都新宿区に設立、「理想教育研究所」の名称で教室を展開したことから始まった。当初は、1クラス6名の学力別クラス編成で、従来の一斉集団指導に伴う弊害を排除した質の高い少人数指導をスタートした。1990年には同社独自の「完全個室(全室黒板付)の1:1の個人教授システム」を開発し、教室名を「東京マンツーマンスクール」に改称し、2000年には愛称の「TOMAS」を正式名称とした。この間、1998年には社名を株式会社リソー教育に変更し、株式を店頭登録すると、2001年に東証2部上場、翌2002年には東証1部上場を果たした。 並行して事業拡大を図り、2003年には家庭教師派遣部門を分社化して名門会を設立し、同時に、幼稚園受験、小学校受験指導の伸芽会を買収して本格的に事業の多角化を始めた。その後ビジネスは順調に拡大し、2004年6月期に連結売上高が100億円を突破、2013年2月期には200億円の大台まであと一歩と迫ったが、2013年末に不適切な経理処理が発覚し、2014年2月期、2015年2月期は業績が伸び悩んだ。しかし、2016年2月期、2017年2月期と直近2期は増収増益であり、V字回復を果たしている。 3. 強み (1) 独自の教育運営システム 同社では、学習効果を上げるためには、指導の質ばかりでなく、生徒を取り巻く関係者が相互に理解し、信頼関係を築くことが重要と考えている。生徒、保護者、講師、そして担任の四者が一体となり、緊密なコミュニケーションを取っている。保護者・生徒面談のほか、日常的な連絡手段として、家庭と教室との電話によるホットラインを設けている。また、講師の指導・マネジメントに当たる担任社員が、責任を持って成績を管理している。このクラス担任システムこそがTOMAS独自のノウハウであり、ほかの個別指導塾との大きな違いと言える。 (2) 専任の営業担当者 新規の受講生徒集めに関しては、専門の営業部隊を配した子会社TOMAS企画が担当している。新校舎の開校前には彼らが2~3ヶ月で新規受講生を集めるとのことである。他の学習塾と異なり、この専門営業部隊がいることも同社の特徴と言える。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行) 《NB》
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時価総額 39,677百万円
首都圏中心に個別学習塾「TOMAS」を展開。家庭教師派遣教育の「名門会」、幼児教育の「伸芽会」等も。TOB成立でヒューリック傘下に。リソー教育オンラインストアを開設。27.2期売上高382億円目標。 記:2024/06/09