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大幸薬品 Research Memo(5):クレベリン製品のアライアンスが加速し、売上げ及びブランド強化に貢献

2017/6/19 8:24 FISCO
*08:24JST 大幸薬品 Research Memo(5):クレベリン製品のアライアンスが加速し、売上げ及びブランド強化に貢献 ■成長戦略の動向 大幸薬品<4574>はクレベリンブランドを普及させるために他社と連携してきた。2017年3月期のアライアンス製品は4つに分類される。 1つ目は、「クレベリン×ベアブリック」である。世界中に多くのファンを獲得しているクマ型のフィギュア「ベアブリック」((株)メディコム・トイ製)の内部にスティックタイプのクレベリンを装着したもので、2016年10月に限定販売された後に人気となった。店頭陳列においてクレベリンのシェアを向上させる効果もあった。 2つ目は「クレベリン トイレの消臭除菌剤」である。アース製薬<4985>の資本業務提携契約に基づく共同開発製品第1弾で、クレベリンの消臭・除菌機能をトイレ用消臭・芳香剤に応用したものである。これまで消臭芳香剤市場には無かった、二酸化塩素で臭いの原因菌を除去する新しい製品である。 3つ目の「JOYPET×クレベリン ペットまわりの除菌・消臭 ゲルスプレー」である。アース製薬の子会社であるジョンソントレーディング(株)との共同開発製品である。犬や猫等のペットの衛生製品のトップブランドである「JOYPET」と「クレベリン」のダブルブランドで展開することで、クレベリンはペット関連売場に本格参入した。 4つ目は「クレベリンLED搭載家電製品」である。「クレベリンLED」 は2015年度より開始した事業で、電気的にオン・オフすることで、低濃度の二酸化塩素ガスの発生を制御できる装置であり、電化製品メーカーとのアライアンスで多様な電化製品への搭載が可能となった。当期はサーキュレーター等3機種のクレベリンLED搭載家電が発売された。 4つの取り組みは、すべてアライアンス先の販路や営業力、広告投資を活用した取り組みであり、2017年3月期末の認知度は49.9%(前期比5.5Pアップ)、売上貢献263百万円と成果として現れ始めた。いずれの製品も通年性の製品として、季節性インフルエンザの流行に左右されない販売施策になる。今後も同社は、他社や大学等の研究機関との連携を重視したアライアンス戦略を活用することで、二酸化塩素の啓蒙とクレベリンブランドの認知率向上を図り、二酸化塩素製品市場を拡大させる方針である。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫) 《TN》
関連銘柄 2件
4574 東証プライム
402
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時価総額 17,743百万円
正露丸、セイロガン糖衣Aなど一般用医薬品の製造・販売を行う医薬品事業が主力。「クレベリン」シリーズ等の感染管理事業も展開。1946年設立。医薬品事業は京都工場の医薬品ライン立ち上げなど増産施策に取り組む。 記:2024/09/01
4985 東証プライム
5,290
10/3 15:00
+20(0.38%)
時価総額 116,793百万円
殺虫剤等の虫ケア用品、口腔衛生用品等の日用品が柱。大塚製薬系。「アースノーマット」や「バスロマン」などロングセラー商品多数。26.12期売上高1700億円目標。海外売上の拡大、グループ再編等に取り組む。 記:2024/05/02