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ヘリオステクノ Research Memo(8):HRPが60台超の大型受注を獲得。赤外線LED等にも期待が高まる

2017/6/8 16:22 FISCO
*16:22JST ヘリオステクノ Research Memo(8):HRPが60台超の大型受注を獲得。赤外線LED等にも期待が高まる ■中長期の成長戦略 3. 新製品の開発・拡販の進捗状況と今後の見通し ナカンテクノが開発を進めてきた高精細インクジェットプリンター(HRP)は、2016年3月期後半から売上を伸ばし、2017年3月期には一気に60台超の受注を獲得した。この60台超の受注分は、2018年3月期に売上計上される見通しだ。2017年3月期のHRPの売上実績は10数台だったため、一気に5倍~6倍の規模に拡大することになる。前述のように、新たに買収したリードテックも生産面で貢献するとみられる。 60数台のHRPの発注元はいろいろで、変わったところでは造船会社等も含まれている。しかしマジョリティは液晶パネルや有機EL等のディスプレイ業界とみられている。ただし、これらの業界からの受注にしても試作用等の用途が主で、発注元も多数に分散されている模様だ。こうした事情からヘリオス テクノ ホールディング<6927>は、HRPについては本格的な需要期はこれからと考えており、2018年3月期も数十台規模の受注が見込まれると期待している。 フェニックス電機が取り組む新製品は紫外線LEDランプと赤外線LEDランプだ。前者は既存のMLS用光源のLED化を狙うほか、紫外線LEDランプを使った新事業開発も進めている。赤外線LEDランプについても開発が進んでいるが、同社はターゲットとする市場等には言及していない。赤外線は暗視に強い性格を有するため、ナイトビジョン等の光源を狙っているのではないかと弊社では推測している。 日本技術センターは、パワーデバイス(パワーIC)テスターの開発を完了し、既に複数のパワーデバイスメーカーに納入実績がある。日本技術センターは従来から検査装置を手掛けてはいたが、受注生産的なスタンスであった。今回のパワーデバイステスターはカタログモデルとして積極的に拡販を狙う方針だ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《MW》
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時価総額 21,575百万円
フェニックス電機、ルクス、ナカンテクノなどを傘下に収める持株会社。配向膜印刷装置等の製造装置事業が主力。露光装置用光源ユニット用ランプ等も。産業用LEDなどは量産化に対応した生産体制の確立等に取り組む。 記:2024/08/06