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イーストン Research Memo(10):2018年3月期も増収増益基調を維持する可能性

2017/3/13 17:08 FISCO
*17:08JST イーストン Research Memo(10):2018年3月期も増収増益基調を維持する可能性 ■今後の見通し 2. 2018年3月期の考え方 ルネサスイーストン<9995>は2017年3月期から2019年3月期までの新3ヶ年中期経営計画『Project “C”』に取り組んでいる。その中で、2018年3月期は売上高86,000百万円、営業利益1,520百万円、経常利益1,570百万円が計画されている。 弊社では、2018年3月期についても、2017年3月期同様、四半期売上高で20,000百万円の達成を軸に考えていくことが基本になると考えている。2017年3月期は第3四半期に20,000百万円台を回復し、第4四半期も同水準と想定される。したがって2018年3月期は、第1四半期から20,000百万円前後で推移し、年度後半にかけてどの程度上積みできるか、という視点でみている。中期経営計画の業績計画である86,000百万円の実現には、四半期売上高の単純平均が21,500百万円となるが、第1四半期が20,000百万円前後でのスタートとなると、この達成はハードルが高いと言える。 一方、利益面では、2017年3月期に伸ばした売上高売上総利益率を、新年度においても維持できるかが1つのポイントだと考えている。前述のように、同社は仕入業務の改善活動によるコスト削減に注力する一方、全社平均よりも利益率が高いCSB製品の販売を伸ばすことで、製品構成差による利益率改善も交えて、全体の売上総利益率を改善させた。 2018年3月期は、トップライングロースの観点からはルネサスエレクトロニクス製品や日立グループ製品の販売を伸ばすことが期待されるが、CSB製品の増収率をそれ以上に高めて、全体に占める売上構成比を一段と拡大することが重要となってくる。これが達成できれば、2017年3月期同様、売上高は計画に対して未達でも、利益面では計画を達成することも十分に可能だと弊社ではみている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
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半導体・電子部品の技術商社。ルネサスエレクトロニクス製品を中心に、海外製電子部品も取り扱う。半導体素子は自動車分野中心に堅調。24.3期3Qは増収。マクニカによるTOBは成立、同社株は上場廃止へ。 記:2024/03/30