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注目銘柄ダイジェスト(前場):東芝、FVC、シャープなど

2017/1/4 11:47 FISCO
*11:47JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):東芝、FVC、シャープなど JFEHD<5411>:1862円(前日比+82円) 大幅反発。一般流通向け鋼材を1月契約分から値上げすると報じられている。上げ幅は1トン当たり1万円、11月まで計1万円値上げしたものの、原料価格の一段の上昇を受けて、追加値上げを実施するもよう。収益性の一段の向上が期待される状況にも。また、米通商代表に対中強硬派のライトハイザー氏を指名と伝わっていることも、鉄鋼セクターにはポジティブ材料視される。 シャープ<6753>:296円(前日比+26円) 急伸。鴻海と共同出資する液晶パネルの生産会社、堺ディスプレイプロダクトが、中国の広州市政府と共同で世界最大級のパネル工場新設を正式に発表している。新工場は「第10.5世代」となり、18年9月頃をメドに生産を開始するもよう。攻めの姿勢への転換を評価、鴻海主導での業容拡大に対する期待感があらためて高まる状況になってきている。 ルネサス<6723>:1055円(前日比+127円) 大幅続伸。完全自動運転のクルマを試作したと報じられている。今回の自動運転技術は、半導体を自前で揃え、欧米のソフトウェア会社と制御用ソフトを開発することで実現したもよう。自動運転に関わる幅広い半導体を1社で提案できる強みがあらためて認識されることにつながっているようだ。自動運転関連としての位置づけも強まる状況に。 アルプス<6770>:2776円(前日比-50円) 大幅反落。米アップルでは、iPhoneを1-3月期に前年同期比1割程度減産すると報じられている。「iPhone7」の販売伸び悩みが背景となっているもよう。大幅減産となった前年同期をさらに下回ることになり、同社などアップル関連の電子部品メーカーには、目先の業績懸念も強まる格好となっているようだ。村田製なども相対的に上値は重い展開。 東芝<6502>:289.3円(前日比+6.2円) 売り先行。2014.3期までの3年間で、400億円規模にのぼる決算の粉飾をした疑いがあるとする調査結果を、証券監視委員会がまとめたことがわかったと報じられている。原発事業の損失の規模など、先行き不透明感が強まっている状況下での悪材料に対して、敏感な反応が先行。ただ、売り一巡後はあらためて買い戻しの動きが優勢に。 FVC<8462>:1716円(前日比+67円) 続伸。米国におけるシェアオフィス事業を開始すると発表している。当初想定していたThrive Workplaceと共同での新設ではなく、米Galvanize, Inc.からコロラド州フォートコリンズ市内の1施設の運営を引き継ぐ。本事業開始に伴い、同社グループとして新たなブランドを立ち上げることとし、「FVC Mesh」として運営する。ベンチャー企業の情報ソースを拡充し、米国ベンチャー企業への投資機会を補強することができるとしている。 リタリコ<6187>:1493円(前日比+147円) 大幅に4日続伸。一部メディアの年始の特集記事で同社の長谷川社長が取り上げられており、注目度が高まっているようだ。この記事では、同社の運営する自閉症スペクトラム障害、学習障害などがある子供のための学習教室「LITALICOジュニア」が紹介されている。全国約70ヶ所にある教室には約8000人が通うが、定員はほぼいっぱいで5000人の子供が空きを待つという。 アクトコール<6064>:730円(前日比-31円) 急反落。16年11月期業績の修正を発表している。営業利益見通しは4.25億円から2.40億円(前期は5.96億円)へと引き下げた。売上高は従来予想を上回ったものの、不動産総合ソリューション事業におけるRE/MAX JAPANの立ち上げ、その他事業における人工知能(AI)研究開発等の事業化及び飲食事業規模拡大のための新店舗オープンなど、新規・成長領域への事業進出のための先行投資により販管費が膨らんだという。 《KS》
関連銘柄 8件
5411 東証プライム
1,746.5
11/25 15:30
-10.5(-0.6%)
時価総額 1,116,778百万円
国内2位の鉄鋼メーカー。日本鋼管と川崎製鉄の経営統合により発足。鋼板を中心に多数の高付加価値製品を抱え、自動車用高級鋼板に強み。価格転嫁進める。高付加価値製品比率高まる。構造改革と海外拡大も進める。 記:2024/06/25
6064 マザーズ
695
3/29 15:00
-9(-1.28%)
時価総額 7,822百万円
住宅トラブル緊急駆け付けサービスと家賃決済代行サービスを展開。東京と鹿児島で24時間365日稼働のコールセンターを運営。保有不動産を売却し、不動産事業からは撤退。会員数増加し、21.9期1Qは増収確保。 記:2021/02/25
6187 東証1部
4,120
3/29 15:00
+60(1.48%)
時価総額 73,076百万円
就労支援、幼児教室・学習塾等の教育サービスを提供。新規出店で顧客基盤強化。Conobie事業は譲渡。LITALICOジュニア事業は売上堅調。既存拠点の利用率は高水準続く。21.3期3Qは2桁営業増益。 記:2021/03/04
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(-0.11%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
2,022.5
11/25 15:30
+10.5(0.52%)
時価総額 3,783,319百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6753 東証プライム
1,013.5
11/25 15:30
+10.5(1.05%)
時価総額 659,187百万円
大手電気機器メーカー。1912年創業。台湾の鴻海精密工業傘下。液晶テレビや白物家電、スマートフォン、各種情報機器などの製造・販売を行う。ブランド事業では特長商品、新規カテゴリー商材の創出などを図る。 記:2024/08/01
6770 東証プライム
1,552.5
11/25 15:30
+12(0.78%)
時価総額 340,434百万円
電子部品のアルプス電気、カーナビのアルパインが経営統合。スイッチや可変抵抗器などコンポーネント事業が主力。タクトスイッチは業界トップクラスのシェア。海外売上高比率が高い。車載用電子部品の拡大等に注力。 記:2024/06/15
985
9/26 15:00
+66(7.18%)
時価総額 8,769百万円
独立系ベンチャーキャピタル。京都市に本社。地方創生ファンド、CVCファンドの組成等を行う。アーリーステージ企業に積極投資。投資残高は80億円超。地方創生ファンドは地方公共団体等との連携強化で規模拡大図る。 記:2024/07/29