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ネクステージ Research Memo(9):中古車販売会社でトップに立つ可能性

2016/2/29 16:14 FISCO
*16:14JST ネクステージ Research Memo(9):中古車販売会社でトップに立つ可能性 ■国内中古車販売市場の動向 ○自動車販売関連の上場会社 自動車販売関連の上場企業は18社ある。内訳は、新車ディーラーが6社、買取専門が6社、中古車販売が2社、その他オートオークション、輸入車ディーラー、中古車輸出、レンタカーなどである。これらの中で、過去3年間のCAGRを比べると、売上高でネクステージ<3186>が30.6%と際立って高い。経常利益の年平均伸び率も15.3%とトラスト<3347>に次ぐ。トラストは、国内外のM&Aにより、事業規模が急拡大し、祖業の中古車輸出の売上高構成比は43.1%に低下した。 ○中古車販売の競合 同社以外で中古車販売を主要業務とする上場企業は、ケーユーホールディングス<9856>(東証1部)1社※である。東京都町田市に本社を構えるケーユーホールディングスは、設立が1972年10月、上場が1989年12月と古く、輸入車の販売を得意としている。 ※中古車販売事業を営むハナテン(大阪府大阪市)は、非上場の親会社(株)ビッグモーターによるTOB(株式公開買付け)により、2016年1月21日をもって上場廃止となった。 同社は社歴が短いものの、売上高が急成長しており、ケーユーホールディングスを追い越してトップに立つ勢いだ。今期売上高は、同社が2016年11月期に77,000百万円(前期比22.0%増)、ケーユーホールディングスが2016年3月期に67,000百万円(同5.3%増)を予想している。 収益力では、未だ大きな隔たりがある。今期予想営業利益は、ケーユーホールディングスが3,550百万円(前期比8.1%減)、同社が1,654百万円(同30.3%増)となっている。売上高営業利益率は、ケーユーホールディングスが5.3%、同社が2.1%と差がある。ケーユーホールディングスは、2015年3月期において売上高の6割近くを輸入車ディーラー事業が稼ぎ、同事業の売上高セグメント利益率5.7%と高かった。ただし、国産車販売事業でも5.1%の利益率を上げた。 ○業界の垣根を越えた競争 上場新車ディーラーの2015年3月期売上高は、トヨタ自動車<7203>系のATグループ<8293>が362,456百万円、日産自動車<7201>系の日産東京販売ホールディングス<8291>が144,204百万円、日産及びホンダ<7267>車を扱うVTホールディングス<7593>が136,376百万円と年商が1千億円を超える。中古車買取業界の雄であるガリバーインターナショナル<7599>の2015年2月期の売上高は155,681百万円と大きい。このようなメガプレーヤーは、中古車販売業界には存在していない。新車ディーラーにとって、中古車販売は新車ディーラー業務の付随的な位置付けでしかない。中古車買取を主体に事業を展開してきたガリバーインターナショナルは、本業の競争激化と頭打ち感が出てきたことから、中古車販売に本格的に乗り出し、台風の目になっている。 ガリバーインターナショナルが公表している中期経営計画によると、店舗数を2014年2月期末の417店(内訳は、加盟店が113店舗、直営店が304店舗)を2018年2月期末に800店(加盟店126店、直営店674店)に拡大する。2014年2月期の直営店は、買取りを行うガリバー店が274店、展示販売店舗が30店になる。今後増えるのは展示販売店になる。大量出店するために、複数タイプの販売店舗を展開している。また、店長育成など人材教育にも注力する。2018年2月期までの3ヶ年における直営店の純増数は320店舗(1年目100店増、2年目110店増、3年目110店増)と非常に野心的で、実際の業務遂行が注目される。 中期経営計画で、ガリバーインターナショナルが中古車販売を成長の原動力と位置付けている。買取台数は、2014年2月期の159,316台から2016年2月期の予想170,000台へ2年間で6.7%の伸びしか見込んでいないが、小売台数は50,386台から79,000台へと56.8%増加する。同期間に卸売台数は128,383台から101,000台へと21.3%減少する。卸売から小売へのシフトが明白だ。小売台数は、2017年2月期に12万台、2018年2月期には15万台へと大幅に増やす計画でいる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健) 《HN》
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大手中古車販売会社。総合店「ネクステージ」に加え、SUV専門店「SUV LAND」や中古輸入車大型専門店「UNIVERSE」などを展開。店舗数は320店舗超。計画出店継続による市場シェア獲得などを図る。 記:2024/07/05
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中古車輸出事業やレンタカー事業、海外自動車ディーラー事業を手掛ける。中古車は世界150カ国以上に輸出販売。南アフリカで新車販売ディーラーを運営。海外自動車ディーラー事業では既存店舗の収益改善等に取り組む。 記:2024/06/24
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大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
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自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7267 東証プライム
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自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7593 東証プライム
469
11/28 15:30
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時価総額 57,490百万円
自動車ディーラーグループ会社。名古屋地盤。ホンダや日産の新車、中古車、輸入車の販売を行う。東海地方から営業エリアを拡大し海外にも販売する。このほか住宅関連事業を行う。自動車販売関連事業は堅調。海外も拡大。 記:2024/09/18
7599 東証プライム
1,067
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+12(1.14%)
時価総額 114,049百万円
中古車買取販売店「ガリバー」を展開。中古車の買取・小売のほか、中古車オークションでの卸売、自動車保険・車検・整備など付帯商品の販売等も。価格設定精度の向上、小売に伴う付帯収益の増加への取り組みに注力。 記:2024/08/06
8291 東証スタンダード
428
11/28 15:30
+2(0.47%)
時価総額 28,520百万円
国内最大級の日産ディーラー「日産東京販売」を中核とする持株会社。ルノーNT販売、車検専門店「車検館」なども傘下に持つ。35万件の顧客基盤などが強み。サクラなどは受注順調。27.3期売上高1550億円目標。 記:2024/07/04
8293 名証メイン
2,793
6/13 15:30
-1(-0.04%)
時価総額 98,233百万円
愛知県地盤の有力トヨタディーラー。住宅販売も。今年2月にMBO発表し、1株2800円でTOB実施。TOB成立ならば上場廃止に。22.3期3Q累計は自動車減産影響で弾不足に。だが固定費削減などで小幅増益に。 記:2022/03/17
9856 東証スタンダード
1,119
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+7(0.63%)
時価総額 49,377百万円
ベンツやBMWをメインに扱う輸入車ディーラー。国産中古車の販売も。持株会社方式で事業を展開し、ブランド毎に設立した傘下の子会社が販売店舗を運営。中古車販売は仕入れ価格落ち着くも横ばい。人件費などが重し。 記:2024/08/02